東京から青森まで、果たして下道で行けるものなのかどうか?
コロナの影響で出歩けない日々が続いていた反動か、そんなハードな企画を思いついてしまいました。
早速地図を広げてルートを検討してみることに。
東京から青森への下道ルートでまず思いつくのは、国道4号線を延々走り続けるというもの。国道4号線は東京日本橋と青森を結び、総延長836.4kmを誇る、実延長で日本一長い国道です(数値上は国道58号のほうが距離は長いですが、ほとんどが海上区間なので)。
しかし、ネットの情報などを拾っていくと、どうやら単純に国道4号線をたどるのは、最善のルートとはいえないようです。というのも4号線は、東京-青森間を最短距離で結んでいない(太平洋側に大きく回りこむようなルートになっている)こと、また、東北地方の主要な都市が4号線沿いに点在しており、交通量の多い街中を通る区間が長いこと、この2点の理由から、必要以上に時間がかかってしまうようです。
そこで、東京と青森をもっと直線的に結ぶルートはないだろうかという視点で地図を見ていくと、理想的とも言えるルートの存在に気がつきます。それは東京から宇都宮を経て、そこから内陸側に入り、会津若松、山形市、新庄、横手、大館を通過して青森に至るという、まさに東北地方のど真ん中を貫くルートがあるではありませんか。
試しに、グーグルマップで自宅から青森までのルート検索をしてみると、グーグル先生もこの「ど真ん中」ルートを推奨してきます。なお、このルートをたどった場合の総延長は750km超、時間は15時間越え。下道とはいえ、ノンストップで走り続ければ、早朝出発すればその日の夜には青森に到着するようです。
とはいえ、実際には休憩や食事の時間は必要でしょうし、また渋滞に巻き込まれることなども想定されるので、実際にはこの通りにはいかないでしょう。そのあたりも想定すると、やはりまる一日(24時間)は見ておく必要がありそうです。
さらに、先生の教えをよく見ていくと、私が地図を見て最初に思い描いていたルートとは若干異なる部分もあることに気付きます。例えば、秋田県内は13号、105号で真っ直ぐ北上するルートを想定していましたが、先生は一度日本海まで出て、由利本荘、秋田市内を経由するルートを示しています。内陸の山ばっかりのルートでは飽きてくるから、海でも見て気分転換できるように、という配慮でしょうか?
ということで、ここからはネットの情報やストリートビューも活用して、どの下道ルートを行くか細かく考えてみたいと思います。
●区間1 自宅~宇都宮(131km・4時間)
これはもう迷うことなく、国道4号線(バイパス)1択でしょう。特に埼玉県北部から宇都宮までの区間は、信号機のほとんどない高速道路のような快適なバイパスが整備されています。
●区間2 宇都宮~会津若松~喜多方(156km・3時間10分)
宇都宮を過ぎるといよいよ、国道4号線を離れて、内陸部を貫く国道121号線へと進路を変えていきます。
ここで問題になるのは、どこで4号線を離脱するか、ということです。ひとつは国道4号から国道119号で今市を経由して121号線に至るルート、ふたつ目が、4号を北上して国道400号に入り、そこから121号線と合流するルート、三つ目は、4号線をさらに北上して国道289号線・甲子トンネルを抜け、会津下郷で121号に入るルートの3案が考えられます。
まず一つ目の今市経由ですが、これは日光という大きな観光地に向かうルートと合致していること、比較的市街地を走る部分が多いことなどから、渋滞や交通量が多く余計な時間がかかりそうなため、却下します。
同様に3つ目の案も、4号線を北上する時間が長くなると、これも交通量の多さで余計な時間がかかりそうです。ということで、4号線を早めに離脱でき、かつ交通量の少ない山間部に入り込んで行く二つ目の「400号経由ルート」を採用したいと思います。
●区間3 喜多方~新庄(170km・3時間20分)
喜多方からはそのまま国道121号で大峠を越え、山形県米沢市に入ります。通常であれば米沢からは国道13号で北上というルートになるのでしょうが、この先、13号沿いには米沢のほか、山形市や天童市など中規模な街が連続しており、また、鉄道(奥羽本線)も近い場所を並行していることから、この区間は市街地の中を走らされることになりそうです。そこでここは少しの間、国道を離れたいと思います。
大峠を越えたところでまずは福島県道4号、同8号を乗り継いで、飯豊町役場を目指します。そこから「置賜西部広域農道」なる快走路が、日本列島の脊梁とも言われる奥羽山脈の山裾を沿うように走っています。この道で飯豊町、長井市の市街地をスルーして国道287号線へ。そのまま287号線で寒河江を過ぎ、今度は国道347号線へ。しばらく347号を北上し、尾花沢ICからは東北中央自動車道の無料区間に入ります。ここから新庄、五日町まで無料高速で一気に時間と距離を稼いでいきます。
●区間4 新庄~湯沢(62km・1時間)
東北中央自動車道は新庄までになるので、ここからようやく国道13号に入り、北上を続けます。途中、主寝坂トンネル、雄勝トンネルといった長大トンネルや、東北中央自動車道(雄勝こまちIC~湯沢IC)の無料区間が整備されているので、スムーズな走行が期待できそうです。実際、グーグル先生のナビゲートでも、62キロの下道行程を1時間で行けるとはじいています。
ちなみに、この区間の途中にある院内からは、国道108号に入り由利本荘方面を目指すとするのが先生本来の教えでした。また同様に、距離的には遠回りになるものの、108号線の通過速度の速さなどから、このルートを推すサイトもありました。
ここはどちらのルートを取るべきか、迷いそうなところではあります。
●区間5 湯沢~大館(172~188km・3時間30分~45分)
ここは2つのルートが考えられます。
ひとつは、湯沢~横手~大曲と国道13号を行き、大曲からは国道105号線に入って大館を目指すというもの。そしてもうひとつは、湯沢から出羽グリーンロードで秋田市に入り、そこから国道285号線で大館へ向かうというものです。
このふたつのルート、地図上で見るとそれぞれ一長一短があります。
まずひとつめの大曲ルートは、地図を見ても明らかなように、まっすぐ大館を目指す最短距離ルートとなります。しかしながらこのルートは、ほとんどの区間で鉄道(奥羽本線~田沢湖線~秋田内陸線)と近接しており、地域の中心エリアを通っていくことになります。ストリートビューで沿道の様子を見てみましたが、人家や店舗などが多く、また信号交差点・交通量もそれなりにあるようで、速達性という点では不利になりそうです。
一方の秋田市回りのルートは、出羽グリーンロード、国道285号と比較的人里離れたエリアを進んでいきます。地図ではかなりの迂回を強いられるように見えますが、実際には大曲ルートよりも10キロ強長くなる程度です。
こちらのルートで一番のネックとなるのは、やはり県都・秋田市を通過するということでしょう。当然、他の中小規模の街と比べれば俄然交通量が多くなるでしょうから、通過には相当時間がかかってしまいそうです。一応、なるべく中心部に近づかないようなルートを選定してみましたが、私自身、秋田は土地鑑の全くないエリアだけに、これが正解ルートなのかどうか分かりません。
この区間も、実走する際にはどちらを行くかかなり迷いそうなところです。
●区間6 大館~青森(78km・1時間50分)
ここまでくれば青森まであと少しです。
大館からは国道7号線を走って一路青森を目指します。7号線は弘前を経由しますがそこには寄らず、青森県道13号線でショートカットしていきます。
以上のようなルートで、コロナの状況を見ながら青森を目指してみたいなぁ…。もちろん、出先ではマスク着用・ソーシャルディスタンスを守っていくのは言うまでもありません。
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