青森まで下道で行ってみた・その3(この記事)
6時30分
当初予定では、自宅から24時間以内に青森駅に到着することを目標としていましたが、結局、それは達成できませんでした。
前日の夜遅くに、秋田県と青森県の県境にある、「道の駅やたて峠」まで来ましたが、ロングランの疲れもあってかひどい睡魔に襲われ、ここでドライブを中断せざるを得ませんでした。
私は車中泊をするとたいてい、寝付くまでに時間がかかるほうなのですが、ここでは駐車場にクルマを停めて後席に移動して横になったところまでの記憶はあるのですが、その後のことは全く覚えていません。どうやら後席のベッドスペースに体を横たえるやいなや、すぐに深い眠りに落ちてしまったようでした。
目が覚めるとあたりはもうすっかり明るくなっていて、ここに夜中到着したときには他のクルマの姿は一台もありませんでしたが、気付くと、デリカの左右に5~6台のクルマが停まっていました。
トイレを借りて、近くにあった自販機で缶コーヒーを買って飲んでいると、寝ぼけた頭が少しずつ冴えてくるのが感じられます。それからクルマに戻って地図アプリを起動し、本日のルートを再確認します。
予定では、このまま国道7号線を北上し、碇ヶ関、大鰐温泉を過ぎ、青森県道13号(津軽よされライン)で弘前市街をショートカット、再び国道7号線に合流して青森市内へと入るつもりでした。
今回のドライブでは、青森駅に到達したあとは特に青森市内周辺を見て回ることは考えておらず、津軽半島方面に向かうつもりでいました。青森駅はあくまでも「川崎~青森まで、下道のみで24時間以内にたどり着く」というテーマの象徴的な目的地として設定したに過ぎません。
となると、すでに出発から30時間以上経過してしまった今、改めて青森駅を目指す必要があるのだろうかという疑問が湧いてきます。日中の混雑した青森市内を経由して、そこから津軽半島を目指すよりも、このまま直接向かってしまったほうがロスがないのではないだろうかと考えたのです。
というわけで、今回のドライブテーマを完全に反故にすることにはなりますが、ここからは予定変更で青森駅へは行かず、津軽半島へと向かうことにします。ルートは7号線を弘前まで進み、国道339号線で五所川原方面へと向かうことにしました。
9時30分
五所川原から国道339号線をひた走り、青森県道12号線・やまなみラインで津軽半島の分水嶺を越えてやって来たのは、北海道新幹線・奥津軽いまべつ駅です。ここへ向かう道中は、『本当にこんなところに新幹線の駅なんてあるのか!?』と半信半疑になるほどの山深さです。それが駅前に至ると、まるで別世界のように、近代的な建物とよく整備された駅前広場が目に入ります。
駅舎や駅前はご覧の通り、こぢんまりとはしていますが、近代的で非常に綺麗に整備されています。ちなみにこちらの駅、青森県所在でありながら、JR北海道の管轄となっています。
駅前から見た青緑色の建物は駅舎ではなく、築堤上にある駅舎にあがるためのエレベーターが備えられた昇降棟だったようです。
エレベーターで上に上がるとガラス張りの連絡通路があり、新幹線の線路と周囲の施設が一望できます。左側の築堤上の線路が新幹線で、その下には保守基地が見えます。
なお、この写真の一番右端に見えている線路ですが、これは…。
反対側を振り返って見た景色がこちら。
ふたつ上の写真で保守線の一部かと思われた一番端の線路ですが、実はこれ、在来線(津軽線)の線路です。よく見ると、なんともかわいらしいホームがちょこんと見えています。
在来線の津軽二股駅入り口。
当然の無人駅で、駅舎はおろか改札もありません。あるのは出入り自由な開放されたホームのみ。
ホーム上の様子。待合室も、雨をしのぐ屋根もなく、ただ、列車に乗り降りするためのホームがあるのみ。おそらくは、ホームの裏にある道の駅が実質の待合室の役を果たしているのかもしれません。
駅周辺の辺鄙さ(住民の方、すみません)からすると、新幹線の駅こそ異様で、むしろこの無人駅のほうが地域の様子にしっくりと馴染みます。
津軽二股駅の裏手にある道の駅「半島ぷらざ アスクル」。表通りに面しているのは道の駅のほうなので、「道の駅の裏に駅がある」と言ったほうが正確かもしれません。
せっかくここまで来たのですから、記念に一区間だけ、北海道新幹線に乗車して青函トンネルを越えてみようかとも思いました。時刻表を確認すると、タイミング良くもうすぐ新函館北斗行きの新幹線が来るようでした(10時07分発)。
しかし、よくよく戻りの列車を確認すると、青森・東京方面でここに到着する次の列車は午後になってしまう模様。新函館北斗駅周辺を散策して、昼ごはんを食べて戻ってくるにはちょうど良いぐらいですが、ドライブの続きもあるので、今回は断念です。
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