【潮岬】本州最南端へ下道で行ってみた~第2回 
3時間ほど仮眠をして目覚めると、辺りはすっかり明るくなっていました。時間は午前8時。ここは「道の駅 津かわげ」です。
出発してから間もなく12時間を迎えようかというところで、自宅から400kmほど走ってきました。全行程のうち、3分の2をこなしたということになります。

地図を見ているときは、伊勢湾をぐるりと回りこんで三重県内の市街エリアを抜ければ、紀伊半島の先端なんてもうすぐそこだろうと思い込んでいました。が、現実はそんなに甘くない。カーナビを見ると、ここから潮岬まではゆうに200km以上もあるとのこと。案外、まだまだ先は長いのです。
国道23号は朝の通勤ラッシュが一段落ついたところのようですが、それでも昨夜の交通量とは比較にならないほどの多さ。カーナビでもあちこちに赤やオレンジの渋滞ラインが入っています。
道の駅を出てすぐのコンビニに寄って、朝食のパンとホットコーヒーを購入。ゆっくり食べている時間がもったいないので、ほおばりながら今日のドライブをスタートしていきます。
津市を抜けて松坂市に入ってくると国道23号が片側2車線となり、スイスイと流れるようになります。このまま23号線を進んでいくと伊勢へと行くことができるわけですが、今回の目的地は本州最南端。お伊勢参りもぜひしてみたい気もしますが、今回は23号線に別れを告げて、国道42号線へと入っていきます。
そのまま42号線を南下、多気町、大台町、大紀町と過ぎていきます。そして紀北町まで来たところで、42号と並行して走る紀勢自動車道(高速道路)に乗ることにします。全線下道のしばりはどうした、と言われそうですが、実は紀勢道の紀伊長島インターより南は無料区間となっているのです。高速道路といっても、紀勢道は片側1車線の対面通行となるので、実質的には国道42号線バイパスのような扱いになっています。
紀勢道をしばらく進むと、紀北PAの看板が見えてきます。道の駅津かわげから2時間半、約100kmほど走ってきたところで本日1回目の休憩を取ることにしました。

パーキングエリアには紀北町が運営している「始神(はじかみ)テラス」が併設されています。軽食やお土産などを買うことができます。ちなみに写真のキャラクターは「きーほくん」といって、紀北町のマスコットだそうです。頭のかぶりものは一体なんなのか、現地では全く分からなかったのですが、帰ってから調べてみると紀北町の町魚、まんぼうの「マンボーヤ」なのだそうです。
そうか、まんぼうだったのか・・・。

始神テラス内に、こんな貼り紙を見つけました。紀勢道通行止めのお知らせです。まあ夜間工事かなんかで関係ないかなと思っていたのですが、よく読んでみると、どうやらこの先が今まさに通行止めになっていると書いてあるではないですか!
静岡県内の国道1号バイパスも通行止めで迂回させられたというのに、またここでも迂回しなきゃいけないのかぁ……(泣)。
予告どおり、紀勢道・尾鷲北ICで一般道へと降ろされた後は、尾鷲市内を抜け国道42号線で南下。賀田ICから再び紀勢道へと入ります。紀勢道は熊野大泊ICまでとなりますので、熊野市からは再び一般道の走行です。
熊野市街~紀宝町~新宮と進み、コマ切れとなっている紀勢道の一部である「那智勝浦新宮道路」へ。ここからは再び快適な自動車専用道路で、那智勝浦町へ。写真は玉の浦と呼ばれる内湾。天然の良港となっているようで、多くの漁船が係留されていました。このあたりまでくれば本州最南端はもう少しです。

有名な橋杭岩(はしぐいいわ)の前を通りかかったので休憩を兼ねて観光してみました。ここは大きな岩が一列に並んで、まるで橋の橋脚のような姿をしていることからその名前が付けられています。
ちなみに橋杭岩へは過去に家族で和歌山旅行をした際に訪れており、今回の訪問は二度目となります。
ついに和歌山県最南端の町、串本町へたどり着きました! 串本駅は本州最南端の鉄道駅としても知られていますが、なぜここを訪れたかといいますと・・・。
本州最南端訪証明書を手に入れるためです。串本駅に併設されている観光協会で販売されていて、一枚100円でした。これで今回の旅の目的のひとつを無事、果たすことができました。本州最南端、潮岬はもう目と鼻の先!
ついに到達しました! 潮岬!!
夕暮れと呼ぶにはまだ早いけれど、日は少し西に傾きはじめ、岬にはほんのりオレンジがかった日差しが差し込んでいました。その光を浴びながら、「ここまで走り切ったんだな」と、ようやく実感が湧いてきます。
自宅からおよそ600km、下道のみで約16時間の道のりでした。
潮岬展望台から臨む太平洋。
写真に写っているのは、「クレ崎」と呼ばれる真の最南端です。かなり荒れた岩場を辿っていけば、あそこまで行けなくもないようです。しかし普通は行こうとは思わないですよね。観光用に整備された展望台から眺め、写真に収められただけで、十分に満足していました。
――そのときは。
ところが、家に帰ってからこの写真を改めて見返していると、そこには思いもよらない、衝撃の事実が写り込んでいたのです……。
クレ崎の突端に、誰かいる!!
あんなところにッ!?(恐) 釣り人……でしょうか?
ただ、この位置です。ちょっと大きめの波が来たら一発で持っていかれそうで、写真を見ているだけなのになぜか妙に落ち着かない気分になりました……。
【潮岬】本州最南端へ下道で行ってみた~第1回
本州最南端「潮岬」へは、全行程下道で向かいます。自宅のある神奈川県から潮岬まではおよそ600km。本州四極の中では、自宅から最も近い位置にあるとはいえ、そこそこの距離があります。





【潮岬】本州最南端へ下道で行ってみた~導入回 
恒例となったロングドライブ企画、今回の目的地は本州最南端「潮岬(しおのみさき)」を目指します。
昨冬、本州最北端の青森県大間町「大間崎(おおまざき)」に行きましたが、となればやはり「東・西・南の端はどこになるんだろう?」と地図を見たくなるのがヒトの性。何事もそうですが、「端(ハシ)」とか「際(キワ)」というのはどうにも気になるものです。
ちなみに残る本州の端は、東端が岩手県宮古市の「魹ヶ崎(とどがさき)」、そして西端が山口県下関市の「毘沙ノ鼻(びしゃのはな)」です。東西南北の端を「四極」とも言いますが、本州四極はいずれぜひ極めてみたいなと思います。
今回、本州最南端に行くにあたっていろいろ調べていると、どうやら本州それぞれの端で「到達証明書」を入手でき、さらに四極すべての証明書を集めると、「本州四端到達証明書」と記念品(お箸)がもらえるとのことでした。大間に行った時にはそんなものがあるなんて、まったく知りませんでした。
・・・ということは、ですよ。
今回、本州最南端に行ったら、証明書を入手することになるでしょう。となると、やはりぜひ四端証明書まで手に入れたい。となると、当然大間崎の証明書も必要。
はい、そうです。この段階で、大間崎への再訪が確定してしまったというわけです。
前回は大間のマグロを食べることができなかったので、次回こそはマグロを目指してドライブに行くか・・・。
※前回の大間ドライブはこちら→https://minkara.carview.co.jp/userid/642464/blog/48256005/
ということで前置きが長くなりましたが、朝晩の冷え込みが厳しくなりつつある11月下旬、車中泊の道具をジムニーに詰め込み、潮岬に向けて出発しました。今回の潮岬までの道行きは、お得意の全行程下道ドライブで向かいます。
自宅から600km。下道だけで果たしてどのぐらいの時間がかかるのでしょうか?
トランスファー交換 
以前から発生していた、4L走行中のトランスファーギア抜け。4Lで走っていると、突然ギャギャッ!というギア同士がうまくかみ合わず空回りしているような異音とともに、4Hモードに戻ってしまうという事象が発生していました。
これは新車時からごくたまに発生していたのですが、ここ最近はその症状がかなり頻発するようになっていて、4Lに入れて走り始めるとものの1、2分ほどでギアが抜けてしまうような状態でした。
そこでディーラーで相談してみると、トランスファーレバーを4Lに入れる時の手ごたえが普通の車両とはちょっと違うように感じるとのこと。担当メカニック氏いわく、4Lに入れる時のレバーの動きがスムーズ過ぎるそうで、普通は4Lに入れる時にもっとしっかりと手ごたえがあってレバーがロックされるような感覚があるのに対し、私の車両ではあまりにもスコンと軽く入ってしまうとか。
ということで、まだ保証も効いているので、トランスファーの交換をしてくれることに。ただ、メーカーからはトランスファーギア本体のアッセンブリーが出ていないとのことなので、お店に試乗車としてあったジムニーのトランスファーを移植してくれることになりました。
確かに、トランスファーをばらして、内部を点検、悪そうな部品を交換して再度組み付けとなると時間も手間もかかりますし、何より再発の恐れも残ります。であれば、正常に作動しているギアをそのまま乗せ換えてしまう方が、私にとってもディーラー側にとってもメリット大。
また、ちょうど1年点検の時期でもあったので、移植作業と同時に点検もしてもらいました。作業は2日ほどで完了するということでしたが、お店に行けるタイミングがなくて一週間、クルマを預けることとなりました。
なお、その間は代車でワゴンRスマイルを出していただきました。このクルマがまた侮れない良車で、その話はまた改めて。
【北海道旅】この景色が見たくて・その⑨~日高本線の廃線跡探訪・後編 
日高線の廃線跡を巡って、様似駅から苫小牧方向に向けてドライブをし続けてきました。今回は日高線廃線跡の中でも一番見てみたかった「橋」からレポートをしていきます。
●慶能舞川橋梁

日高線の廃線跡で、最も訪れてみたかったのが「慶能舞川(けのまいがわ)橋梁跡」です。ここは2016年の台風によって橋桁が流失するという被害を受けました。

こんな波打ち際の低い場所に橋が架けられていたら、高波を受けてしまうことは容易に想像できます。

それでも鋼鉄でできた頑丈な鉄橋が、波の力だけで破壊されてしまうなんてにわかには信じられません。ですがこの光景を目の当たりにすると、自然の力の恐ろしさを改めて思いらされます。
被災後しばらくは、落橋を免れた橋桁がそのまま残され、落ちてしまった橋桁も近くにまとめて残されていたそうですが、今ではすべて撤去され、コンクリートの橋脚が残るだけとなっています。

逆光を受け砂浜に一定間隔で残るコンクリート橋脚は、旭浜で見たトーチカ群にもどこか似ているような気がしました。
●日高門別駅跡

続いて訪れたのは「日高門別(ひだかもんべつ)駅跡」。こちらは現役当時から無人駅でしたが、今でも駅前には小さなロータリーと時計台、それに綺麗に手入れされた駅舎が残っています。

時計台には馬のモニュメントがあしらわれ、その足元には浦河駅でも見かけた馬型のプランターが置かれていました。

駅舎は自由に立ち入ることができ、中には日高線にまつわる資料の展示や、列車の座席を利用した休憩スペースが設けられています。

ホームには駅名標(レプリカか?)が掲げられ、確認用ミラーや標識類などがそのまま残されていて、まるで現役駅かと見まがうほど。

ホームから見た光景は、ほぼ当時のまま変わっていないのではないでしょうか。
●沙流川橋梁

駅→橋→駅→橋・・・、と交互に見て回っているような感じですが、日高門別「駅」の跡はやはり「橋」を見に来ました。「沙流川(さるがわ)橋梁」です。
静内川橋梁と並ぶ長大鉄橋ですが、実は2018年の北海道胆振東部地震で、橋脚の傾斜、コンクリートの剥落、軌道の変位などの被害を受けています。高潮、台風、地震・・・、日高線がいかに自然災害と向き合い続けてきた路線だったかを思い知らされます。

沙流川橋梁で特徴的なのが、橋桁がすべて残っているということ。橋の下には道路が通っているのですが、その真上の橋桁もそのまま残されています。

他の日高線の橋では道路に架かる部分は撤去されているのがデフォルトとなっていたようですが、どういうわけかここは今でも橋の真下を道路が通っていて、車両の通行も特に禁止されてはいません。そのおかげで、橋の下からその構造をじっくりと眺めることができました。
●フイハップ浜駅跡

お次はなんだか不思議な名前の「フイハップ浜(ふいはっぷはま)駅跡」です。なんとなく、駅名を口に出して言ってみたくなるのは私だけでしょうか。
そんな名前に惹かれてやってきたフイハップ浜駅跡、写真ではただの草藪ですが、かつてはここに夏季期間限定の駅がありました。1989年に開業し、4年後の1993年には廃止されてしまった短命の駅で、まさに「幻の駅」と言えるのではないでしょうか。

駅前にはかつての公衆トイレの建物と、道路を挟んだ向こうにはいくつかの建物跡(すべて廃墟)が残されています。

当時のフイハップ浜は、海水浴やキャンプ、地引網など海のレジャーを楽しめる場所として親しまれていたようですが、今では護岸工事のテトラポッドが並び、とてもレジャーを楽しめるような場所ではなくなってしまっていました。この日もあたりには人の気配は全くありませんでした。
●鵡川駅

今回の日高本線廃線跡探訪の最後を飾るのは、現役区間の終着駅「鵡川(むかわ)駅」です。

現役施設だけあって綺麗な駅舎ですが、駅周辺に人影はほとんどなく、他の廃止された駅と雰囲気はあまり変わらないように思われます。

2面2線の相対式ホームは、上り線下り線が千鳥状に設置されています。駅舎に面した側のホーム(かつての苫小牧行き方向ホーム)は現在は使われておらず、以前の様似行き方向のホームだけが使われています。

苫小牧方向からやってきた列車はここで折り返し、そのまま来た鉄路を引き返していきます。

駅前ロータリー中央にはモニュメントが置かれていますが、そこに馬の姿はありません。もうここは日高ではなく、胆振総合振興局となるからです。つまり現在の日高本線は、「日高」の名を冠しながら日高エリアを一切通らないのです。なんともいえない切ない現実です。
~旅の終わり~
こうして日高本線の廃線跡を辿り終えたころには、日も傾きつつありました。この後は、一路千歳空港へとクルマを走らせます。レンタカーの返却時間は19時。まだ少し時間はありましたが、余裕を持って帰路につくことにします。
帰りの飛行機は21時発の羽田行きエアドゥ。残念ながらロコンジェットではありませんでしたが、最終便ということもあって空席の目立つフライトでした。
こうして北海道ドライブの3日間は終了です。3日間という限られた時間をフルに使い切った旅は、中身の濃い充実した時間を過ごすことができました。
お疲れさまでした!
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♠警告灯点灯【ウインカーハイフラ現象】 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/06/15 06:25:47 |
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