目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ブレーキマスターシリンダーからのフルード漏れにより、オーバーホールを実施。
総走行距離 約81,200km
今回購入したO/Hキットには、図中の●印の部品がセットになってました。
※保安部品の分解作業になりますので、マネする方は自己責任で、自信が無ければプロに任せましょう。
2
まずリザーバータンクからフルードをできるだけ抜いておき、シリンダーに繋がるブレーキ配管のフレアナットを外す。
タンデム型のシリンダーなので配管は2本あり。
エアクリーナーのボックスは先に移動させておくと手が入りやすいです。
3
シリンダーとマスターバックを留めてるナット2個を緩めて。
4
前方に引くとシリンダーが取り外せます。
5
シリンダーのO/Hだけならここまでで良いけど、マスターバック側の錆びも気になったので、一旦取り外して手直ししときましょう。
6
マスターバックに刺さってるバキュームホースを引き抜く。
ちょっと固かったけど優しくこじってやると抜けました。
7
ハーネス類や、クーラーのレシーバー、アクセルワイヤーのクリップなど、邪魔になるものは先に外しておきます。
ブラケットの固定はバルクヘッドの上部にボルト1本と。
8
下部にナット2個。
9
ブレーキペダルと繋がるロッドのクレビスピンを抜いて。
10
マスターバック一式を取り外します。
11
これで摘出完了。
この後、マスターバックとブラケットも分離しました。
マスターバックの内部にも漏れたフルードが少し溜まってたので洗浄して、表面の錆を磨いてサビキラーとシャシブラックで仕上げておきます。
12
本題のマスターシリンダーO/H。
まずはリザーバータンクの取り外しから。
ロールピンを打ち抜いて。
13
あとは刺さってるだけなので引き抜けば良いのですが、無理すると樹脂のタンクが割れてしまいそうなので、当て板などしながらゆっくりと抜きます。
14
タンク接合部のシールとワッシャを各2個外して、セカンダリーピストンの固定ピンを抜きます。
ピストンを押し込みながらペンチでピンを引っ張ると抜けました。
15
シリンダーの口元の内径側に、樹脂のリテーナの爪が3つ引っかかってるので、それを外すと。
16
ピストンが飛び出してきます。
17
まずプライマリーピストンを抜いてから、逆さまにして叩いてやるとセカンダリーピストンも抜けてきます。
全て分解できたら、O/Hキットに付いてた部品を組み替え。
18
各部を洗浄して、ラバーグリスを薄く塗って組んでいきます。
シール類の方向を間違えないように注意。
あとは逆の手順で組み戻していけば完成。
ピストンを押し込みながらピンやリテーナを組むのがやり難かった。
19
マスターバックのほうも組んでいきます。
ブラケットとの固定はナット4個。
締付けトルク
・マスターバック - マウントブラケット:25Nm
20
クレビスピン等の可動部にはグリスアップを。
21
車両に組み付けていきます。
締付けトルク
・マスターシリンダー - マスターバック:25Nm
・マウントブラケット - バルクヘッド:25Nm
22
フルード入れてエア抜き。
今回のようにマスターのみの着脱だったら、ブレーキペダルを何度か踏みっぱなしにして上からある程度エア抜きしてやってからキャリパー側をやるほうが早くエアが抜けますね。
順番は左前→右前→左後→右後。
各部のフルード漏れが無いか確認したら完了です。
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