大麻山県立自然公園の光と影
投稿日 : 2010年06月23日
1
先日、夜中に来て
野犬の群れに吠え立てられるという戦慄を体験した、折野川流域。
そうした「ヤバげな連中」とエンカウントしにくそうな、そこそこ人間の目が光る場所で、
なおかつ撮影向きの場所を探して、「川筋」方面をうろついてみた。
この結果自体は後述。
2
その帰路。
ある施設の、銀色の煙突が
ふと目に留まった。
「折野川 ホタル」をキーワードにweb調査していたとき、
検索の上位に位置していた、とあるブログの中にあった記事。
http://sonosegawa.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_3b51.html
・・・あの煙突だ!!
間違いない。
keiの舳先を、そちらへと向けて進んだ。
3
その周囲の光景は。
4
まことに筆舌に尽くし難く。
(高圧送電線の真下近辺まで掘り込んでいる。
先述のブログによれば、操業者は
「鉄塔を引き倒すぞと、電力業者をゆすって」いたそうだ)
5
6/11のブログのエントリで、稜線の彼方に輝く徳島市の夜景を写したのは、この場所。
折り重なる山々に、緑なす高台。
・・・高台?
http://sonosegawa.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/post_9b73.html
その眼下に、僅か4年前に展開していた光景は・・・!!
このことは、撮った後だいぶ経ってからようやく気付いた。
べつだん、自分は環境保護団体まがいの活動をしているわけでもない。
こうした事には、様々な「オトナの事情」というものが介在する。
ヒトの営み・・・ビジネスと読み替えてもいいか・・・というものは、理想論や綺麗事だけで廻っているわけではない。
そればかりか、自身の生活に在っても
こうした文明活動の恩恵を享受して快適に暮らしている以上、本来言えば発言権そのものが存在しない。
なので、この事の是非についての問題提起などという、大上段に構えた物言いをするつもりはない。
あくまで、見聞してきたものの陰惨さを個人で書き連ねただけのことである。
6
ご紹介したい楽曲がある。
上海アリス弦楽団
「最も澄みわたる空と海」
所持している方は、ぜひ紐解いて欲しい。
そうでない方は(余り褒められた方法ではないが)ぐぐれば動画検索ですぐにhitするので、BGMとして聴いてみてほしい。
この時の、遣り切れない気持ちが
理解して頂けると思うのだ。
7
それでも・・・
まだ里山に蛍は舞い続ける。
───というわけで。
下見の結果、この場所であれば
舗装路から安全に見通せるわりに雰囲気がよく
周囲に危険をあまり感じずに撮影できると判断。
10日前に来た時には、乗っているクルマにすら光点が纏わり付くような、結構幻想的な場所だった。
産廃のことは、産廃のこと。
写真のことは、写真のこと。
来年は、ここから撮ってみることにしよう。
関連リンク
[PR]Yahoo!ショッピング