
最近MINIネタがなく
ずいぶん更新が空いてしまったので
無理やりMINIネタを作ってみました(゜∇^d)
過去に行ったチューニングをパワーウエイトレシオ(kg/ps)と
トルクウエイトレシオ(kg/Nm)の観点から検証してみました。
なんのこっちゃ?という方のために、ざくっと説明しておきますと
車重をパワーで割った数値がパワーウエイトレシオで
車重をトルクで割った数値がトルクウエイトレシオ。
この数値が小さい程、運動性能が高いと考える事が出来ます。
例えば、2台の車がそれぞれ同じパワーとトルクだったとすると
車重の軽い方が運動性能が高い。
また、それぞれが同じ重量であれば、パワー&トルクが大きい方が
運動性能が高いと言えます。
ここで言う運動性能とは、主に、加速性能と考えていいです。
ここまで書いてみて、誤解を招きそうなので補足しておきますが、
この数値はあくまで目安(数字のお遊び)でしかなく、実際の運動性能は
エンジンの出力特性及び、車のギアレシオが大きく影響します。
これを説明しだすとキリがないので、省略させていただきますが・・・。
よろしいでしょうか?
それでは、まずはベース車の分析から。
Cooper S
車重1,210kg 175ps/240Nm 6.91kg/ps 5.04kg/Nm
となります。
次に、JCWチューニングキットを組みつけて純粋にパワー&トルクアップした状態では
Cooper S JCWキット
車重1,210kg 192ps/250Nm 6.30kg/ps 4.84kg/Nm
となります。
さらに次からは軽量化による検証です。
ホイールは
OZ ULTRALEGGERA 7Jx17は、 6.94kg 4本で27.76kgです。
純正ブリッジスポーク 6.5Jx16は、10kg(くらい)として40kgなので
12kg軽量化。
車重1,198kg 192ps/250Nm 6.24kg/ps 4.79kg/Nm
さらにシートを
RECARO SR-6 は14kg
ノーマルシートは、22kg(らしい・・・)として
8kg軽量化。
車重1,190kg 192ps/250Nm 6.20kg/ps 4.76kg/Nm
ノーマルSから比較すると
重量 : -20kg
パワー : +17ps
トルク : +10Nm
パワーウエイトレシオ: -0.71kg/ps (10.3%改善)
トルクウエイトレシオ : -0.28kg/Nm (5.5%改善)
となりました。
仮にCooper Sで検証すると
ホイールで12kg軽量化すると
車重1,198kg 175ps/240Nm 6.85kg/ps 4.99kg/Nm
シートで -8kgを追加して合計20kg軽量化すると
車重1,190kg 175ps/240Nm 6.80kg/ps 4.96kg/Nm
さらにCooper Sで軽量化した重量を馬力換算すると
①ホイール 12kg軽量化で 1.6ps
②シート 8kg軽量化で 1.4ps
合計20kgで約3馬力UPした事になります。
軽量化することによって上記のようにパワー面での効果が期待できます。
さらに、曲る、止まる性能にも効果が期待できます。
ついでに燃費にも(o^-')b !
さて、そろそろまとめに入りましょう。
ここで注目すべきはトルクウエイトレシオ(kg/Nm)です。
4.8kg/Nmを切っています。
Cooper Sでも 4.96kg/Nmで 5kg/Nmを下回ってしまいます。
へたすりゃ3,000ccクラスを凌駕してしまう数値です!!
道理で乗りやすい訳です。
ある日、高剛性のボディーと引き締まった足回りに、有り余るトルクを生かして
「駆け抜けるよろこび」を満喫していると
とうとう助手席からダメ出しが・・・・
「何時、助手席にレカロつけるの!」
「いや、その・・・・サイドエアバックが・・・・」
(;^_^A アセアセ・・・
今後も「駆け抜けるよろこび」を満喫するためには
助手席もレカロに替えるしか手はないと悟ったのでした・・・。
助手席も安全に、快適に過ごして頂くにはSR-7Fでしょうね・・・(;-_-) =3 フゥ
更に8kg軽量化で合計28kgダイエット!
となると・・・・
車重1,182kg 192ps/250Nm 6.16kg/ps 4.73kg/Nm
になるって事か・・・。
ちなみに
JCWコンプリートマシンでは 211ps/260Nmなので
28kgダイエット後のスペックは
パワーウエイトレシオ 5.6kg/ps
トルクウエイトレシオ 4.55kg/Nm
凄いですな( ̄~ ̄;) ウーン