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2013年12月04日 イイね!

FF車の走らせ方(秘伝書解読版)第2部 理論編①

FF車の走らせ方(秘伝書解読版)第2部 理論編①FF車の走らせ方(秘伝書解読版)

 第2部 理論編 











理論編を始める前に一つだけ知っておいて頂きたい事があります。
それは、「荷重移動」と「荷重変動」と言う言葉です。
 
「荷重移動」とは、読んで字の如く、荷重を前から後ろに移す、逆に後から前に移す、右から左、左から右へ移すという事で積極的にアクションする事で、車を操作する上では重要なテクニックです。
 
では、「荷重変動」とは、荷重が変ってしまう事。
 
どちらかと言うと好ましくない現象です。
 
例えばターン中にアクセル開度に強弱をつけるとどうなりますか?

 
挙動がオーバーに転じたりアンダーに転じたりして安定しなくなりますよね。
 
まだ、タイヤのグリップ力に余裕が有る場合はなんとか持ちこたえますが、限界近くの場合はブレークしてしまいます。
 
これが「荷重変動」。

 
これは、アクセルだけではなく操舵でも起こり得ます。
 
基本的には荷重変動を起こさない操作が要求されます。

※リカバリーで使う事はありますけどネ。
 

 

さて、基礎編では課題を明確にし、タイヤとFF車の特性を解説しました

理論編ではターンを
 
①入口(ターン姿勢の作成)

②中間(コントロール)

③出口(加速)

に分けて解説して行きます。

 

本来、強い慣性を持って走行している車を曲げるという事は、非常に複雑な要因が絡み合って曲げる事が出来ている訳ですが、ここでは、タイヤにしっかり仕事をさせるための操作に的を絞って進める事にします。

 

解説を始める前に、前回のおさらいクイズです。

サーキットで速く走るためには何が必要だったでしょう?

そうです。
 
0.001秒でも長くアクセルを全開にする事でしたね。

では、その為にはターンの入口、中間、出口のうち何処が重要でしょうか?

そう。

出口で如何に早いタイミングでアクセル全開加速に持込めるかです。

 

この事を念頭に置いてまずは順番に入口から始めましょう。




コーナー入口で行う事はターンするための姿勢。
つまり車が曲がる(重心を中心に回転する)ための状態を作る事です。

基本操作は減速&荷重移動、操舵なのですが、ここで基本編での「タイヤとは?」を思い出してください。

減速(縦グリップ)にグリップ力を使うと操舵(横グリップ)の為に使えるグリップ力は減ってしまいましたね。
 
つまり、
曲がらない止まらないかっぱえびせん♪

になる訳で、運よくコースに留まれてもタイムレベルの話ではなくなってしまいます。

では、どうすれば限られたグリップ力を有効に使い切る事が出来るのか?

簡単に言ってしまえば、縦グリップと横グリップを区別して使い分ける事。
 
加えてフロントタイヤを路面に押し付けるための荷重をしっかり掛ける事が必要です。

具体的には、
コーナーへのアプローチからブレーキング=>ブレーキ解放=>操舵となります。
 
よくブレーキを残して云々と言われますが、それは別のテクニックとなるのでここでは忘れてください。
 

確実にブレーキを解放してから操舵する事によりタイヤの横グリップを最大限に使い切る事が出来る訳です。

実際に安全な広場で試していただければわかるのですが、直線を40km/h程度で走行し、
強くブレーキングをしながらステアリングをぐいっと切った時と、
ブレーキを一旦離してからステアリングを切った時と。
 
たぶん前者はアンダーが出て、後者はオーバーになると思います。
操舵量によってはスピンに持込めます。

これが縦横グリップを使い分けるイメージです。

この挙動の差については容易に理解して頂けると思います。

整理すると、

①ブレーキングでタイヤの縦グリップをフルに使用。
  (ブレーキングする事でフロントへ荷重移動も行っています)

②ブレーキを解放し縦グリップも解放。
  (この時点ではまだ、ダンパーが戻りきらないので荷重が掛ったままになっています)

③操舵。
 (縦グリップが解放され、且つ荷重が掛った状態なので操舵によるタイヤの横グリップがフルに使え、フロントがINに切れ込んで行きます)

ポイントはしっかりフロントに荷重をかけて、ブレーキを離してから操舵する事。

これを「荷重曲げ」と呼ぶことにします。



 
ここまでイメージして頂けましたでしょうか?

では次に、どのような姿勢を作ればよいのか?

少し考えてみてください。


車にはタイヤが前に2個、後に2個付いていますが、前輪は角度を自由に変える事ができ、コースをトレースする事が出来ますが、後輪は固定されていますのでカーブに対しては外側を向いたままです。

車の前側はINに入ろうとしても後ろ側は真っ直ぐにしか行けない訳です。

そうすると必然的に曲がるためには後輪を滑らせる必要があることが解りますよね。

これは、FFであろうがFRであろうが同じです。

違うのは滑らせる方法です。

FFの場合は前に書いた「荷重曲げ」を利用してリアを滑らせるのですが、あまり「滑らせる」事を意識する必要はないと思います。
 
荷重曲げが出来ればリアは自然についてくるイメージの方が解りやすいように思います。

これで姿勢を作るための方法はイメージして頂けましたでしょうか?

 

最後に、ブレーキングについて一言。

基本中の基本なのですが、ブレーキは一定の踏力で踏むのではなく、踏み始めにしっかり強く踏む事。
ドライな路面であればガツン!と踏み込むイメージです。

こうする事で初速を一気に落としてコントロールしやすくなる事と、減速距離も短く、ブレーキを踏んでいる時間も短くなるので熱ダレも軽減できます。

又、減速するためではなく、荷重移動の為のブレーキも有る事を知っておくと荷重曲げの役に立ちますよ。




少々長くなってしまったので本日はこれくらいにして、
次回は「ターンの中間(コントロール)」からスタートする事にします。




 



 

「荷重曲げ」は普段の走行(低速)でも使えます。
練習してみてくださいね。


ここまではほとんどの走行スタイルで使える理論でしたが、次回からは、少し様子が変わって来ます♪



 
お楽しみに~!!


 

では、お疲れ様でした~!



 
  第1部 基礎編

 



 
 
Posted at 2013/12/04 19:25:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | サーキット」(秘伝書) | クルマ
2013年12月03日 イイね!

ギャップが強烈な週末の過ごし方・・・。

ギャップが強烈な週末の過ごし方・・・。NSNL忘年会報告の予告と写真修行

 先日、11月30日に中目黒にて
NBNL(零次会)&NSNL忘年会が
執り行われました!













 
いつもの如く、NSNLの報告の予告。
現在編集中ですのでしばらくお待ちください。


そして!

なんと!

無謀にも!

その翌日、西多摩の山中で写真修行を敢行!



今日は、その報告。

正直、登り始めて5分後には、しんどくて帰ろうかと思いましたがw
我慢して20分も歩いた頃にはすっかり元気に(笑)


私がタフなのか、大自然のなせる業なのか・・・。
(タブン後者でしょうw)



 
 
標高1,000mを少し超えたあたりからの眺望。




カラマツ林


 



 








 

 

これ、何だと思いますか?

実は、霜柱です。
ちなみに、この時の気温は1℃切ってました。




30年来愛用している「KELTY」の「デイパック」まだ現役です。












 





 


 


結局、カメラ片手に3時間30分くらい山中を彷徨っていました。

久々に山を満喫しました。


今回の相棒は、
PENTAX K5ⅡSにPENTAX SMC DA70mmF2.4 Limitedレンズ一本で撮影。



 

 
Posted at 2013/12/03 00:48:36 | コメント(5) | トラックバック(0) | 写真 | クルマ

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何シテル?   06/24 23:01
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