心温まる贈り物から、世紀の大発見か。会社員宅に届いた謎の文書。

いつまでたっても浪費癖の治らない、市内のダメ会社員・黄の7号さん(44)宅に、今月も「イモゾン」なる人物から、心あたたまる贈り物が届いた。1年以上前から、届くこの謎の贈り物、毎回、コーヒー豆やキャラクターグッズ、お菓子など、黄さんの好みを熟知しているのか、バラエティに富んでいながらも、ドストライクな内容で、黄さんにとってはもはや「精神的な支え」らしい。

　しかし、今回は些か趣が違ったようだ。問題となったのは、同梱されていた1枚のメッセージ。このメッセージが世紀の大発見に繋がる可能性が出てきたのだ。


広告の裏に書かれた謎の文書。「スケベイス」という文字が見える。
一般的に「スケベイス」といえば、ロシアのボストーク湖に生息すると言われる、幻の二枚貝とされる。「イモゾン氏の妻が描いたという、「スケベイス」の絵は、ロシアの二枚貝研究の権威・P.マラネンコ教授が1889年に発見、その後、第二次世界大戦で行方不明となった、同種の標本と酷似している。
 
　
 
ある大学教授は今回の文書について、「この文書が「横浜南部市場まつり」のチラシの裏面に書かれており、イモゾン氏がこの市場で何らかの形で「スケベイス」を入手しようとしたが、失敗したのではないか」と推測する。
 
　イモゾン氏と接点がある、黄の7号さんは「イモゾン氏とは2年ほど前、ネットで知り合ったが、実際にあったことはない。「スケベイス」なんて座ったことも、使ったこともない」などと意味不明なことを話しており、今後、同氏から送られたという、謎のオブジェとの関連性も含め、慎重に調べていく。


 
 ということで、イモさん、今回もありがとうございました。いつもお心遣い痛み入ります。大変なときに恐縮ですが、ネタにさせていただきました。