「お父さん、女の人の匂いがする」娘が気づいた父の秘密。

　娘が年頃になると、父親は、臭いだの、洗濯物は別にして欲しいだの、トイレが長いだの、毛嫌いされるのはどこの家庭も同じようだ。ある生物学者の話によれば、娘は近親相姦を避けるため、父親のフェロモンを拒絶するように予めできているのだという。一家の主といえども、本能的な拒絶と思えば、少しは気が楽になるだろう。
 
 　昨日、市内に住む会社員、黄の7号さん｛44）の娘・奈々子さん（17歳・仮名）はそんな父親のちょっとした異変に気づいた。帰宅した父から、いつもの体臭ではなく、女性の移り香がする、というのだ。気になった奈々子さんだが、父親の浮気を疑うものの、確証をつかむことができなかった。業を煮やした妻が黄さんに詰問し、事の真相が明るみに出た。黄さんは、こともあろうに、娘のシャンプーに手を出してしまったのだ。
 
　黄さんは、取材陣に対し、「いつも入れ物はヴィダル・サスーンなのに、中は詰替え用のメリットといった「野良シャンプー」ばかり使わされてきた。こないだはヴィダルにサンスター・トニックシャンプーが入っていて、殺意を覚えた。40を過ぎ、毛根的に焦りを感じていた。リガオスは高くてなかなか買えず、つい、「姉シャン」に手を出してしまった。迂闊だった。」と話している。黄さんは、以前も妻に内緒で「ピンク石鹸」を注文するなど、不可解な行動があり、関係者は、黄さんに「リガオス」を与え、毛根の回復を待って事情を聞くことにしている。

 黄さんに支給されたリガオス。