では、暑い時期だけに旬なのでまずは水温に関してまとめてみました。
前回の気温32℃での筑波走行は車にもドライバーにも厳しかったですね~
私に限らず、その他のS2000の皆さんにも相当厳しかった模様。。。
水温を下げるのは一見簡単に思えますが、なかなか大変。
もちろん、お金をたくさんかければ下がるものではありますが、なるべくかけずに下げるのが
難しい(笑)
始めに申し上げておきますが、私は常に軽量化を考えております(少しでも)
逆に手間は惜しみません(笑) なので重いパーツや鼻先へのパーツは極力つけたくないんです。。
ここで、ノーマルエンジンの私の例での装着パーツ群を公開しますので
良かったらご参考下さい。(包み隠さず暴露です(笑))
でも、冒頭申し上げておきますと、走り方・走らせ方でも違いが出てきますので
その辺をご理解いただきたいと思います。
例えば、水温が95℃まで行ってしまったと言いますが、間違えて行けないのは全開走行中での
水温かどうか?という点です。
水温同様ブレーキもそうですが、全開走行後にアクセルを抜いた直後やピットインして
ピットで見る数字は実際より温度が上がります。つまり見なければならないのは全開走行時の
温度だという点です。 各種メーターのピークホールド値はあくまで最高値なので
スローダウンしてピットロードから戻っている時などで一瞬水温は上がります。
分かりやすく言うと、昔、高速道路を100Km定速で走行中に料金所で止まった時に
数台前にいて、その時に水温計を見るとグイグイ上がり、ビビった事を思い出します。
(現在はETCなので上がりませんが(笑))
なので、私は水温チェックは筑波では裏ストレートを全開でシフトアップしながらCMX-100で
一瞬確認します。(と言っても、それを記憶して記録まではできませんが(笑))
あとは、自宅でロガーのデータで確認もできます。
さらに下がりやすい温度帯というものがあります。やみくもに全開で走って上げすぎてしまうと
クーリング走行でもなかなか下がりません。 前回の走行で分かった事は、90℃ぐらいまでなら
クーリング1周程ですぐ80~85℃以下に下がりました。 ところが、95℃以上まで行くと
温度を下げるのにクーリング2周はかかってしまいます。
とすると、それなりに水温を見ながらの走行が必須となります。猿になりすぎると壊しますよ(笑)
皆さんもご存じの通り、S2000は水温90℃から補正でパワーダウンしますので
その辺がポイントとなります。
さて、それでは外気温とタイムと各温度について見てみましょう。
参考になる部分とならない部分がありますのであくまで客観的なデータとして。
ちなみに計測方法は、DEFIのピーク値なのですが、走行前にリセットして走行終了時は
なるはやでピットに戻り、停車させたらエンジンを切らずヘルメットも脱がずにダッシュで
ピーク値を記録する方法を自身に徹底し一定化して記録しています。

それぞれは、30分一枠内でのピーク値だという事を理解してください。
やはり、外気温と比例して各温度が上がります。
ただ、やっぱり走りが熱くなって猿のように連続周回すると気温が低くとも各温度が上がるので
何とも評価しがたい部分はあります。
気温とタイムの相関関係を見ると定説通り、アタックシーズンは12月から2月末までの3カ月が
勝負ですね(笑)
異常値を抜いて見てみると気温15℃以下がアタックにはベストと言えそうです。
10℃以下が最高!??20℃を超えると明らかに厳しいですね。
まぁ、真剣に見ずにあくまで参考程度として下さい。
水温に限らず、油温やデフ温など全体的にサーキット走行に耐えられる仕様になったかと思います。
ここまでくるのにどれだけ大変だった事か(笑)
これをもしノーマルで測定したら恐ろしくて見れたもんではありません。。
さて、これらの水温を出した私の車両の仕様というか、水温に関する商品群をここで記載します。
今回はあくまで水温だけに注目します。
定番3種の神器 (¥1.4万)



これに関しては説明は要りませんね。 エス乗りならいれて当たり前の必須アイテムです。
ラジエーター (¥2.3万)
ヤフオク純正コア増しラジエーターです。価格は確か、2万ちょっとだったかと。
なぜ、大型アルミラジエーター等を入れないかというと単純に重量増を嫌っているからです。
純正ですら全部で10L(10Kg)も水が入るのに、多層ラジエーター+水量で大幅に重量が
増えるのが嫌だったからです。しかも車両の鼻先(突端)の重量増は特に嫌。
その上、大型すぎると冬にオーバークールになってしまうからです。
昔86の時に銅3層を入れたらオーバークールでむしろ面倒な事になった記憶から
ややトラウマです(笑)
ラジエーターサイドクーリングパネル(\2,000ぐらい?)
こんなのもちろん、手作りです(笑)
市販品を買おうか悩みましたが、若干形状に余裕があり、むしろピチピチに隙間が
出来無いように狙いたかったのでお金の問題ではなく、納得したい為に結局、何度も型紙を
作成して自作。おかげで満足な出来上がりです♪(笑)
もちろん、少しでも隙間があれば全てスポンジで塞いでます。
エアインテークパネル(忘れた)
空気の気持ちになって漏らさずラジエーターに導くべし!!
わずかな漏れも許すまじ!です(笑)
強制ファンコントローラースイッチ(\300くらい?)
光るトグルスイッチを秋葉原で購入。配線を自作して装着。
最初はバカにしていたもんですが、これがとんでもない!
ファンを強制的に回すと目に見えて冷えます。
それまでは、低速時のみ手動で必要に応じて操作しようと思っていましたが、違います。
コースインする前からONが正解です!
どのぐらい下がるの?と聞かれても答えるのが難しいですが、その効果は明らかです。
上記のデータ取りにおいて、実は入れたり切ったりして走行したのですが、これは入れた方が
明らかに冷えます。 不思議ですが、現実です。 みんな付けましょう!(笑)
走行していれば風が当たるので要らないと思いがちですが不思議です。
もちろん、真夏の渋滞時止まっていて風が当たらない時にも有効です。
何に有効かって?? そりゃーエアコンがより冷えますがな!!
スイッチ位置ですが、よくハンドル裏というか、純正のメクラブタの位置を利用されているよう
ですが、ここだとスイッチが見えないので使いづらい。 で、私はこの位置にしました。

光るスイッチならば昼間でもONかOFFが一目両全で消し忘れはありません。
10φ程の穴を空けるのがツライですが、便利な場所です♪
他の秘密のスイッチに関してはまたの機会にご紹介しましょう(笑)
ラジエーターアース:純銀アーシング線 (家にあった(笑))
アーシングに関しては周知の通りなのであえて説明しませんが、水回りに有効だという事を
ご存知ですか??
以前、仕事柄アーシングには凝った事もありましたが逆にハマッた事もありました?(笑)
ここで暴露しちゃいますと、電気抵抗減のアーシングは既に純正でもマフラー等にもアーシング
されているのをご存知かと思います。
それはなぜかと言うと。。。。。
どうしよっかな。。。
言っちゃおうかな。。。(笑)
はい、つまり気体・流体に対してもとても有効なんです。 つまり、気体も流体も通路を通過すると
壁面に対して摩擦を起こし、微弱な摩擦電流が発生し、抵抗を作るそうなんです。
なんとなくイメージ出来ますよね。 下敷きを頭に擦ると静電気が起きる。すると滑りが悪くなる。
それです! と、言う事は??
排気ガスがマフラー内を通過する際の静電気を除去する為にマフラーにアーシングをするのです。
吸気抵抗を減らす為にインマニにアーシングするのです。
そしてやっと答えに辿り着きましたが、ラジエーター、エンジン内の水路を循環する水の
静電気を除去する為にエンジンブロック及び重要なのはラジエーターにアーシングするのです。
すると、クーラントの流れがよりスピーディーになり、ウォーターポンプの駆動抵抗も減り、
結果としてより冷えるのです。
さらに副産物としてクーラントの寿命が飛躍的に向上します。静電気や微弱な抵抗を除去する
ことによってラジエーターの素材(銅・真鍮・アルミ)の劣化が劇的に抑えられるばかりか、
クーラント自身の劣化が抑えられます。 ウソだ~と思う人はやらなくて結構。
でも、私は最後にクーラント交換をしたのが4年前。上記のラジエーターに交換した時です。
それでこんなにガンガン走っていて未だに無交換です。それでいてめちゃキレイ。
普通だったらありえないでしょ。
(下記のクーラントにもよりますので一概ではありません)
興味がある方はご自身で色々調べて見て下さい。車業界ではマイナーですが、産業界や
工業業界ではかなり一般的な手法です。 一節には、車業界でこれを普及させると
ラジエーター屋やクーラント屋、ひいては小売店から整備屋までもが儲からなくなるので
情報をストップしていると噂される程です。
またまた話が長くなりましたが、使用する素材は単なるアーシングなので何でもいいかも
しれませんが、やはりそこは低抵抗なものがベスト。熱伝導ではありませんよ。
金属でもっとも低抵抗というと純金や純銀です。
で、私はあるルートを使って純銀線を入手しラジエーター量両側に接続しています。
ここまでする私を笑ってやって下さい(笑)

(灰色の線が純銀線です。ラジのコアにかまして両側ともにアースしてます)
レーシングクーラント(家にあった(笑))
その4年前に入れたクーラントというのは既に廃番となり出回っていません。
でもプロピレングリコールが主成分なら何でもいいんです。 一般的なJIS規格に基づいた
エチレングリコール品よりもPPGははるかに優れているのでPPGならどれでもOK。
その特徴は熱交換速度に優れているから。分かりやすく言うと熱しやすく冷めやすい成分
だからです。
もう一つチェックすべきは消泡剤がふくまれているかです。要は泡だたせなくする成分で、
キャビテーションを防ぐものです。
スポーツクーラントをうたっているものなら普通は入っているかと思います。
何か、巷には様々かつ凄い値段でぼったくり販売されていますが、それは正に水もの(笑)。
クーラントに○万円??(@_@;)笑っちゃいます。 LLCは何も特殊なものはありません。
防錆剤や消泡剤など様々な添加剤はあれど、基本的なもの以外はありません。
あ~言っちゃった(笑) なぜこんな事知っているかって? それは作り手だったから(爆)
今日はこの辺にしておきます。
ブリーザータンク (\14,000)
何か、4年ほど前に流行ってたから付けてみた。
正直良く分かりません。理論・理屈からすれば良いはずとしか言えません。
私はトラストの汎用タンクを装着していますが、エスにつけるには良い場所というか
そのままではカッコが悪かったのでステーやパイプの位置をアルゴン溶接でやり直したり
して装着。 失敗しないポイントとしては必ずラジエーターより高い位置に固定しましょう。
とすると、エスの場合はこの場所ぐらいしか無いと思うのですが。。。
まぁ、ラジエーターロアホースに接続するホースを短かくしつつ、中央マス化を意識して
この位置に取り付けです。 ちょっとだけフューズボックスをずらすのがポイントです。

小径アルミプーリーキット 5点 (\70,000)
昨日お話した中島製作所製のプーリーキットです。
取りつけはクランクプーリーさえ外せれば簡単♪
ウォーターポンプ小径化なので、これと、上記のクーラントとブリーザータンクとアーシングで
徹底的にキャビテーションを除去もしくは低減化。 キャビ対策はやり尽くした感じです。
言い忘れましたが、特殊消泡剤を別途追加もしてあります(笑)
いずれにしても、この商品は”見た目”、”軽量化”、”機能”の3点と、大変満足できる
逸品です!

ウォータースプレーコントローラーキット(\6,000)
これはあくまで保険というか、お遊びです。 たまたま何かの時にもらって自宅に
転がっていたので値段に含まず。
基本時にこういったごまかし的な商品は好きではありません。
噴射しまくるとエンジンルーム内は汚れるし、もっと噴射させると筑波ではオレンジボールを
振られるし(笑) 後続車にはひんしゅくだし。。。(笑)
あくまで補助的にどうしても連続周回する時や、引くに引けない時だけ使用するようにしています。
水のタンクは左フェンダー内に設置。容量は1.5L。
効果は確かにありますね。。 無い訳が無い!ってな感じです(笑)

WSC本体は上の画像でわかりますよね。
エアロボンネット(¥0)
以前、他の記事で少し書きましたが、アンダーパネルを装着したら
高速走行でカーボンボンネットが浮き上がるようになり、ヒヤヒヤしました(笑)
アンパネの効果に驚くと同時に、必要に迫られてボンネットに穴をあけた次第です。
でも、市場に出ている数々の穴空きボンネットで気にいるデザインが一つも無かった。
A○Mのボンネットが一番デザイン的に無難だが、無限のエアクリ部分が盛り上がっているのが
嫌だったし、何よりあのスクープ(穴)サイズは小さすぎて空気が抜けていない。
無限を含む、他社品は穴がボコボコ空いているのがカッコ悪い。
(すみません。あくまで自分の主観です。お気に触らぬよう<(_ _)>)
いずれにしてもアフター品は値段が高すぎる!! 強度を構成していない部分に
ドライカーボンなんて意味無し!(はい、ヤセ我慢です(爆))
そこで悩んだゆえに、やはり自作するしかない!と思い立ち、デザインしてみた。
その時、ラッキーな事にコツンと軽くぶつけられた多損事故により、保険金で修復可能
となった事から腕の良い板金屋さんに依頼してワンオフパテ埋めで作成した。(ラッキー!)
テーマとしてはGT300の車両風のスクープなのですが、効果としてはラジエーターを通過した
空気がエキマニ及びインマニに当たって冷やした後、上に流れ出るイメージでスクープの位置を
決めました。
なので中央から後方(ウィンドゥ側)に向かってレイアウトしています。
空気を排出するにはスクープ前の土手というか”反り”が大事です。

雨が降ったり、洗車しても、スクープ作成時に溝(水路)を設け、問題無い位置で
落ちるようにもなってます((^v^)エッヘン!)
ここまで色々やってます(笑)
みんな私がめちゃ金をかけているように言われますが、何せプラベートで全て自分で装着したり
作成している事もあるし、ラッキー!とかも相まって意外とお金はかかってないんです。
ここからは正直お金がかかりますけどね。
でも、長々と書いてしまいましたが、結論からすると、真夏にはチト厳しいが、夏以外なら
公道での一般走行を含めて、良いパッケージだと思っています。
逆にこの前の冬では走るとほどに油温の方が下がり過ぎで、オーバークールでした。
(DEFIのメーターの針が全く動かず。。)
とはいえ、この半年の500LAP走行にも耐えて何の不具合も出てませんので自信が付きました。
我ながら大人なチューニング~って感じです(笑)
そのような訳で、まずは水ものに関するチューニングを包み隠さずご披露させて頂きました。
何か、他に水ものネタをお持ちの方は教えて下さい。
あえて言えば、エアコンコンデンサーの間引きぐらいかな・・・
ずっと考えているのがラジエーターとオイルクーラーのVバンク化なんですが、
何かちょっと気が進まない。 やれば出来るには出来るが、それをやる為の
費用対効果がな~と。。。