フロントドアBピラーの異音解消

4月に入ってから、朝運転していると運転席のドアの内張りもしくはBピラー付近から「ピキピキ、パキパキ」と異音が発生する様になった。
必ず、朝の出勤時に太陽が当たり温度が上昇していく時のみ発生し、夕方や夜は発生しない。

加速を始めると「ピキ！」、ブレーキを踏むと「パキ！」、道路の段差で「ピキ！」と、要するに常時鳴っている状態でイライラしていた。
1年ちょっと前に700万以上出して買ったクルマなのだが。

走行中にドアの内張りを手で押すと発生したのでドア内張りの中かと思っていたが、Bピラーのカバー(正式名称はBピラーフィニッシャー)を掴んでひねると似たような音がしたので、ここが原因だと判断した。

写真を撮ったがグロスパネルのために映り込みが激しいので、ETKの画像から。

画像内の【3】が、異音の原因と思われるBピラーフィニッシャー。

まず、ドアの内張りを外し、ウインドウフレーム(画像内の【11】)の後部のみブランとなるように外す。

次にウインドウガイド(画像内の【4】)のBピラー部を引っ張り上げる。

次に、インナーウェザーストリップ(画像内の【7】)の後端を引っ張り上げておく。

これは、後でウインドウガイドを戻す作業をやりやすくするため。

すると、4つのトルクスネジ(T-20)が見えてくるので、外す。

外したネジがドアの中に落ちると面倒なことになるので、ヤバそうな穴を養生テープやタオルで塞いでおく。

Bピラーフィニッシャー(画像内の【3】)を外すと、こんな感じ。

擦れた後があるのか探したが特に見つからなかった。

後出しになるが、今までの作業の前に黄色丸で囲った部分を一度服や肌に張って粘着力を落とした養生テープ等で養生しておいた方が良いかもしれない。

外したBピラーフィニッシャーの裏側を見ると、中央にウネウネとヘビ花火の様な発泡なんとかが盛られていた。

恐らくBピラーとの隙間を埋めてバタバタさせないためだろう。

これがBピラーと擦れると異音が発生しそうだ。

そこで、Bピラー全体に100円ショップで購入した両面テープ付きフェルトを貼ってみた。

耐候性に問題がありそうだが、汚れや濡れた跡がなかった場所なのでしばらくは大丈夫だろう。

板金の後端も怪しいのでフェルトを折り返し、Bピラーの板金が直接Bピラーフィニッシャーに触れないようにした。

ネジ止め用のクリップについても、意味はないと思うがフェルトを貼ってみた。

この後、元に戻してBピラーフィニッシャーをひねっても異音が発生しないことを確認。

多分大丈夫だろう。