SA7高回転回らない～の解決編

前回、高回転が回らないというトラブルがありまして、セカンダリーのバタフライが開かない・・・という話までしました。

実は、高回転云々以前に、始動不良というトラブルもありました。
それは、加速ポンプが詰まって、始動時にアクセルをパタパタやっても、燃料がいかないという事だったのです。
で、プライマリーにガソリンをちょっと垂らし、エンジン始動。
ブリッピング・・・

そうしたら、どういうことでしょう!!
エンジンが軽い軽い!!
音も、今までのブォーンブォーンという音から、ロータリーらしいビーンビーンという音に。
うっわー!!
これ、スゲー良い。

どうやら、加速ポンプが動いていないせいで、燃料が薄くなり、副作用としてこんな感じになったんですね。

この感覚はちょっと憶えておこ。


さて、本題です。
セカンダリーバタフライが開かないのは、負圧で駆動しているダイヤフラムが機能していない、と言うことになります。

先日CD23Cさんにご指摘頂いた様に、負圧の通路を確認します。


負圧のとりぐちは・・・
プライマリー側


セカンダリー側

むっちゃ、ちっちゃい穴Σ(ﾟдﾟlll)

キャブクリーナー、パーツクリーナー、エアー、等いろいろと駆使し通します。

せっかく、キャブをバラしたので、ガスケットも新調します。
もう出てこないので、自作です。



組んで行きます。
今回は、キャブ全体を組んでから、取り付けるのではなくて、ばらばらの状態で取り付けていきます。
インマニとの取り付け部分に手が入りにくいので・・・

今回、加速ポンプが詰まった事もあり、キャブ側にフィルターを増設しました。ダブルのフィルターです。


加速ポンプはOK。
エンジン始動。
エンジン回転を上げます。
すると、セカンダリーバタフライは一応動きます。
でも、作動範囲はあまりないですが・・・

いざ、試乗です。
回転を上げていくと、6500rpmで頭打ち・・・
(￣￣￣∇￣￣￣; ｱﾘｬ?

で、調べてみました。
遊んでいるパイプと、謎の穴を塞ぎました。

遊んでいるパイプ


謎の穴をボルトで塞ぐ

するとどうゆうことでしょう。
今度は、レッドゾーン内に飛び込みます。
8000rpmまで回すと、軽くアフターファイヤーが出たので、そのへんにしておきました。
どうやら、謎の穴からエアーを吸っていた様です。

もともと、純正の状態が分からなくて、いろいろと外されていたキャブなので、こんな事になったんですね。

最後に、加速ポンプが効かない状態の軽いエンジンフィールが忘れられなくて、今度、いろいろとチューニングしたくなりました。
と、言ってもニッキのキャブはもうジェット類はでて来ません。

ダンドラウェーバーでいろいろと弄ってみようかな・・・
欲しいなぁ。ダンドラウェーバー・・・


今朝、早起きしてのワンショット。
セブンイレブンにて。