なんだかな・・・『ヒア・アフター』イーストウッドらしいけどな・・テーマがな・・・∑(￣[]￣；)!

クリント・イースドウッドの
『ヒア・アフター』
を観てきました。

最近のイーストウッドは監督として好きです。
チョイ昔のイーストウッドの映画は
引退した初老（主役はイーストウッド）
人生に疲れた女性
恋に落ちる
といった３拍子がそろっててこれもまた別の意味で好きでした（笑）

最近の作品
ミステック・リバーから変わりましたよね。
 



ミリオンダラー・ベイビー




グラントリノ



は名作でした。

今回はテーマがテーマだけにあんまり期待せずに映画館へ。

ヒア・アフターってタイトルから連想する監督は
M・ナイト・シャラマンですね。
この監督はその道でわが道をいってますね。
大人のおとぎ話的な感じで。

見て感じたこと。
イーストウッドは映画作るのうまいと思います。
観客の状況の説明をセリフで語らずともきちんと伝わる表現力。
例えば、
小銭で写真を撮りに来た双子
毎晩ラジカセで朗読を聞く男
「なぜ？」
が必ずわかる脚本、演出、編集です。

しかし、これと映画のテーマとは別です。
今回は死後がテーマです。
死んだらどこへ行くかわからない、死後を体験した人
さまざま出てきます。

しかし、共感できる人は１人もいない・・・
終わり方がまだ救いがあるのでそこだけかな。

これが、
死んだ友人の許しを乞うために自らを戒める人が
死後の世界でその友人からの許しの言葉をもらい救われる
ってな感じなら、小説チックの感動作になったかなと思います。
（スピルバーグ的ですが（笑））

映画の作り方はうまいけど、テーマについていけなかったです。
★★☆☆☆です。