『奇跡のリンゴ』見てきました。リンゴってあんなに作るのが難しいんですね・・・阿部サダヲさんめちゃうまですね～さすがです。

『奇跡のリンゴ』
見てきました。

11年かけて無農薬リンゴを育てる家族を描いた映画です。
リンゴって大変なんですね・・・

しかも、もとはバラ科の植物なんですね・・リンゴって。
これまたびっくり。

流れ的にクルミかと（笑）

監督は
みなさん、さようなら

最近見たばっかの
中村義洋監督。



この作品よりも
アヒルと鴨のコインロッカー
ゴールデンスランバー
が有名ですけど・・・ww

実話なので、うそ、ホンマ？？
の連続なんですが・・・

一番心に残った言葉は

『１度失敗したら、
１つ常識を捨てればよい』

って母の言葉が刺さりました。
確かにそうだって。

常識が足かせになってるんだし。

じゃあ、この映画で常識って何？？
って感じで見ていました。

青森県のリンゴ農家の二男坊の三上明則。
彼は小さいころから機械の分解が好きで、高校生になってからはその仕組みを理解しよりよいシステムに置き換えるくらいの能力を得ていた。
彼はよく笑い生徒会長で皆から慕われていた。
そんな彼はリンゴ農家が嫌いで高校卒業して、東京の電気機器メーカーに努める。そこでは経理で会社の無駄を上げる仕事でその能力を活用していた。

ある日実家から台風被害でリンゴが落ちてしまいその損害を計算するのに帰ってくるように言われる。帰ってきたとき明則に縁談の話が持ち上がる。
高校時代のマドンナ木村美栄子であった。

一緒になり彼の父とリンゴを育てる明則。
彼は美恵子が農薬散布の夜から体調を崩すことに気づく。
そこで若手農家を集めて農薬を少なくするリンゴ栽培に着手する。
それは無農薬栽培に飛躍していく。
しかし、周囲は徐々に距離をとっていった。

無農薬農園を志してから税金、国保、電気代の支払いもできず貧しい生活を強いられることになる。心が折れそうな明則。
彼の表情から笑顔が消えていく。

以前、地元の農園会社の社長さんと
仕事の話のあと話した内容を思い出しました。
樹木の成長は人間の成長とおんなじなんですよって。
枝打ちしたところからは２度と枝は生えない。
だから、将来を見据えて枝打ちしないといけないんですよって。
木に語りかけるシーンでそんなことを思い出しました。

今回もまたそう。
常識を捨てる、っていった彼の母の言葉。
そして、無農薬のリンゴを育てることができたこととなった
捨てた常識。

最近の会社経営とかでもいえることですが
今の現状をみて修復するのか
どんな状態になりたいのかで、そこにどう向かうか
の２つの方法があると思います。
その後者ですよね、成功例の多くは。

そしてこの無農薬リンゴが育つ環境って
普段の生活、コミュニティーでも
共通のキーワードですよね。

そして１つのことをなしえた人は、
常識を捨てることでどんな風評であっても周囲を動かすことができるんですよね・・・

そんな、映画ってより人の生き様をみせていただいたような感じでした。

ただ、冒頭暗い部分が多すぎたので・・・
見てる人間まで、ちょっと心が折れそうになってしまいました・・・


★★★★☆



阿部サダヲさんすごすぎます。
ゆる～い、キャラから
あんなに追い詰められる人の顔まで・・・