スピルバーグ映画『The Fabelmans』観てきました。映画好きになった広告でしたが、それよりも自身の成長を描いた作品な気がしました。

観てきました。
『Everything Everywhere All At Once』
に引き続き、駆け込み鑑賞です。



タイトルの「フェイブルマンズ」ってフェイブルマン一家ってな意味なんですかね。
家族のあり方が、長男サミーの目線で語られて行きます。

映画の予告は、元の映画制作会社が作成したものではないので内容の受け取り方のズレがあるのは分かるんですが、スピルバーグの自伝的作品でどうやって映画の道に進んだかを描いたものと考えてました。

1952年、ニュージャージー州サミーとその父母は彼を映画館に連れていく。
そこで、サミーは列車が車と衝突するシーンを見て、驚き、それを自分の手で再現したいと考え始める。
それを見た父母は、列車を買い与え、サミーは父の8mmで記録にとり、映画作りを始めていく。
フェイブルマン一家は父の同僚ベニーととも仕事で認められ、アリゾナ州へ。
そこでサミーはジョン・フォードの西部映画劇に感銘を受け、工夫を凝らして西部劇映画を作成し、皆に認められれていく。

しかし、その撮影黒くの中で「ある場面」に気づいてしまい、今までと同じように映画に触れることができなくなってしまう・・・


スピルバーグ映画のオマージュ、映画少年の想いを入れたって言われた
「Super８」ってのが昔ありましたが
今予告見ると、これも列車の衝突ですね（笑）



映画の前半部分　アリゾナ州の楽しい楽しい内容でなく
映画の後半部分　アリゾナ州を去っていくところからがこの映画の見どころだと思います。
この引っ越しの流れもスピルバーグと同じです。

★★★★☆です。










以下ネタバレです。











実際に見ていると、映画を作る過程で、レンズを通して自分の周りの人の想いを見いだせることを本能的にわかってきます。
しかし、それはその被写体も築いていないことも多くあり、その映像で彼らの人生に転機を迎えさせてしまう危険性をはらんでいることに気づいていきます。

そこに、キリスト教のコミュニティーでユダヤ教の自身が追い込まれていくことも色濃く出てきます。

そんな環境の中、１０代を過ごすサミーの成長を描いた作品だと感じました。
「映画を撮ること」に気づいた映画前半より
「自分の能力への気づきと心の成長」を表している映画後半のほうが
見ごたえはあるかと思います。


最後に出てくるデビット・リンチふんするフォード監督も最高でしたｗ

関連情報URL : https://fabelmans-film.jp/