目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
エアコン部品一式の修理は年末に完了して手元にはあったのですが、年明け早々に風邪をひいたりして中々作業開始出来ませんでした。
1月の中頃から再びフロント周りを分解開始しました。
コンプレッサーは無事オーバーホールが出来、写真の通り再メッキも施されピカピカになりました。底の方に取り付けられてしまうので見え難くて勿体無いです。
2
基本分解した手順と逆です。
コンプレッサー取り付けボルトはスレッドコンパウンドを塗って締め込み。
コンデンサはほぼ新作です。変形させないように取り付け。
リキッドタンクは恐らく14年前に新品に交換されておりまだ使えそうなようでしたが、社外新品を用意してもらいました。取り付けブラケットに多少形が合わないので現合でブラケットを加工しました。
エバポレーターも恐らく14年前に新品に交換されているようで、管内清掃と高圧テストを行い僅かにリークしている箇所をロウ付修理。エキスパンションバルブも清掃のみです。サーミスターは新品に交換しました。
その他、配管も清掃と高圧テストし漏れやネジが潰れている場所は修理しています。
エバポレーターからの戻りや高圧のホース配管は新作です。ホースの前後配管は複雑な曲がり形状が入るので、ホースのカシメ部分から先を継手で分割しています。
またリキッドタンク出口側直後にあるサイトグラスからも漏れがあったのでサイトグラスを外してロウ付で埋めました。本当は他の箇所にサイトグラス部を新規追加したかったのですが、ガラスが割れないようにロウ付するには前後の配管長が必要になり他の部品との干渉が分からないので今のところ無しです。今回の修理ではエアコンシステムの構成が大きく変更しておらずガスが空の状態から入れるので規定量入れればいいのと、マニホールドゲージを見ながら入れていけばいいので問題ないでしょう。
あとはデュアルプレッシャースイッチも流用新品に交換のため、配線接続箇所を手直しします。
3
全エアコン部品を仮組みしました。
配管ステーは既存品利用と新作必要箇所を確認します。また配管と他の配線に無理が掛かっていないか確認。
あとは写真の通りラジエーターのリザーブタンクが所定の取り付け位置に抜き差しが出来なかったのでコンプレッサーへの戻り配管に少し曲げ修正を加えました。
4
そして少し曲がりの入っているホースと配管との継手はトルクレンチが入らない箇所が多かったので、一旦外して外でトルクレンチで本締めするためにズレないよう写真のように位置決めマーキングしておきます。
気が済むまで確認したら本組みしていきます。接続部には念のためナイログを塗りました。塗りすぎ、塗り場所注意です。あとは殆どがアルミ部品なので出来る限りトルク管理した方がいいでしょう。トルクレンチが入らない場所は外で締め具合を手で覚えて気持ち弱目で締めておきました。
次回、ガスチャージ編です。
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