N1ダンパーのピロボール交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
車高調を組んでからというもの、日に日にゴトゴトコトコトと異音が大きくなっていく我がレガシィさん。
中古で45000キロ走行したN1ダンパーから出てる異音だろう、とは思っていましたが・・・さすがにうるさいので手を打とう、ということでよく悪さをするアッパーマウントのピロボールを交換することにしました。
ピロボール自体はネットで探せばミネベア製のもの(スフェリカルベアリングというらしい)が売ってますので、高荷重用のものを買えばOKです。品番で言うとMBWTD18-207になるかと。ピロアッパーの車高調ならだいたいこれらしいですね。
2
というわけでさくさくっと足回りをばらしてフロント側のストラットから取り掛かります。これが外してきた状態。キューピー3分クッキングの勢いで進みますよ?(何
中心のインナーロッドのナットついてるとこあたりにピロボールが潜んでいますので、キャップボルト4本はずして一番上のおにぎり的なアッパーを外してしまいます。
ちなみに車載状態で先にゆるめとかないと緩まないかもしれません。私は外す前に先に緩めておきました。
3
おにぎりを外すとこの状態になるので、次はインナーロッドに締まってるナットを外してピロが入ってるアッパーを外すんですが、このときそのままナットを緩めようとしてもインナーロッドが供回りして緩みません。
どうにかしてインナーロッドを押さえないといけないんですが、レガシィのフロントは倒立で、インナーロッドの中心には6角穴ついてないので、バネが据わるアッパーシートについてる切り欠きに、スクーターの駆動系でよく使うシザーズホルダーをかませて固定して緩めてます。
アッパーシートはインナーロッドに噛んでいるので、こうしてやるとインナーロッドの回り止めになるのであっさり緩みますよ。
・・・これに気づくのにかなり時間がかかったのは内緒です(´・ω・`)
4
こうしてピロボールが入ってるアッパーまで外れたら、あとはそいつの裏側から止まってる小さいボルト3本を外して、サンドイッチされてるアッパーを2枚おろしにするんですが、ここでもこのボルトかなり締まってるので、どうにかしてどこかに回らないように固定します。
手っ取り早いのはこうして、先に外しておいたおにぎりに仮止めして、逆さ向けてエンジンルームからボルト穴に差し込むと回り止めになります。これでゆるみました。
・・・ただここかなり締まってるので、使う工具間違えると工具が負けて折れます。私は1本折りましたorz
5
そこまでばらすと最終こういう状態になるので、あとは中心に見えてるピロボールを抜いて新しいものに入れ替えて、逆手順で組み上げていくだけです。簡単でしょ?(
・・・ごめんなさい嘘つきました。すぽっと収まってるだけのピロボールが固着してて叩き抜いたりとかいろいろ手間かかってます;
ちなみにこの画像は交換後の画像です。右に置いてあるピロが交換前。ガタはありませんでしたが指でおもいっきり押さえると動く程度にはゆるくなってました。
本来はピロボールは圧入されてたりするわけではないのですぽーんと抜けます。抜けなければ17ミリのソケットをピロボールに当ててハンマーでしばけば抜けます。抜きました。(何
入れるときはだいたい引っかかるので、先にアッパー側をドライヤーでおもいっきり熱して、ちょっぴり膨張してる間に入れるとスムーズです。いわゆる焼き嵌めですね。
6
リヤも基本的にはそんなに変わらないんですが、マルチリンク故アッパーにキャンバー調整がついてないので、ダンパー本体を車両から取り外したらいきなりインナーロッドのナットをゆるめにかかります。
リヤはインナーロッドの中心に6角穴があるので、めがねレンチをかけつつ6角でインナーロッドを回らないように押さえればあっさり緩みます。
あとの手順はそんなに変わりません。リヤのほうがさっくり終わりますね。
7
ちなみに今回、大して下調べもせず雰囲気で進めていったので結構時間かかってます・・・
なんだかんだで朝初めて終わったのが昼過ぎなので、午後から始めると夜までかかってる計算です(´・ω・`)
まあ今回でコツをつかんだのでいいですが・・・といいつつそんな何回もする作業じゃないですよねこれw
交換後は音がかなり静かになったのと、アッパーの動きが良くなったのか、なぜか乗り心地が改善されました。
不快な突き上げがだいぶ減って、硬いのは硬いけどちゃんとストロークしてる感じの硬さになって腰に優しくなりましたw
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