スバル純正 イルミ付きパワーウインドウスイッチ交換 ② (検討編)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
イルミ付きパワーウインドウスイッチの構造みるためスイッチを分解し、中にある透過照明用のLED基盤を確認して試験点灯。
画像の所に「+・-」電源(12V)を供給すると内蔵のLEDは点灯したので、LED点灯のための電源供給先と極性は理解できました。
あとコネクタが空きであるこのマイナス側を何処に落としてやるかを検討しました。
単に「ボディアース」なら超簡単に点灯可能なのでしょうが、運転席からのウインドウロックスイッチONの際にイルミが消灯しないと思われます。(未確認)
2
次に車両側コネクタの配線を解析します。
これは配線図にて確認した方が手っ取り早いので・・・
φ(.. ) メモメモ
配線図を見ると、イグニッション電源「+」を共用として、パワーウインドウスイッチでの極性切り替えによって、プラス・マイナスを逆転させ、モーターの正・逆回転によって窓の開け閉めをしているようです。すでに引いてあるこのモーターの動力線をLED点灯に使用できないか?と・・・
イグニッション④「+」以外では、このサブスイッチのUP・DOWNによってモーター配線⑤・⑥は都度「+・-」が入れ替わり、⑦・⑧については、このスイッチのみで考えれば共に「-」側で問題ないですが、サブスイッチ通常位置(OFF時)では、モーターとのループ回路が形成されておりOFF回路、しかし運転席メインスイッチでのUP・DOWN操作の場合は、コモン線として、⑦・⑧は「+・-」が都度入れ替わる事になるようです。
←※個人的な参考資料です。
車種・年式による違い、資料自体が間違っている事もあります。必ず整備書やディーラにて確認ください。
3
基盤のプラス側は常時「+」のIGN電源④に接続でOK!
問題のマイナス側ですが、⑦・⑧の「+・-」が条件によって入れ替わるコントロール信号から、LEDから流れる電流を常にアースできればOKのはずです。
という事で、整流作用があるダイオードの特性を利用して常に⑦・⑧にマイナス側だけ電流が流れるようにします。
スイッチをテスターで調べると、丁度必要とする⑦・⑧からコネクタに干渉無く電源を取れる部分がスイッチの裏側にありました。 (赤線間は繋がってます)
これを利用して整流ダイオード付きの配線を考えます。
4
で配線図はこれ! 簡易な整流回路です。
⑦・⑧両方から整流ダイオードなしで結線すると回路がショートしてしまいますが、整流ダイオードで電流の流れを制御する事によりショートすることなく、スイッチの切り替えで「+・-」の逆転が有っても⑦・⑧からは状況に関係なく、常にアース「-」としての電流の流れとなります。
それを②に接続してやれば、LEDのもう片側は④のイグニッション電源(常時+)に繋がっているので、イグニッションONの間はLEDが常灯するはずです。
5
具体的なスイッチ配線はこんな感じ。
整流ダイオードを2本追加するだけ・・・
次は流用のためのスイッチ加工です。 つづく。。。
6
【備考/整流ダイオードについて】
整流ダイオードとは、整流作用(電流を一定方向にしか流さない作用)を持つ半導体部品です。
整流ダイオードには必ずどちらかのリード線側に帯状の印が付いていてます。
この印は『カソード』(-)側を示しています。
左図の場合、左から右には電流が流れますが、その逆には電流をほとんど流さない整流作用があります。
画像2のように状況によって電流方向が入れ替わる場合でも、ダイオードの整流作用によって、極性のあるLEDの点灯回路が成り立ちます。
さらにこの特性を活かすことで、各種電装品の極性逆接続の保護 とか、電流の逆流や回り込みを防止するのにも役立ちますね。
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