さてさて、GCの足廻り交換は無事完了したので、お次はこのクルマに取り掛かる事に。
このBH5レガシーの走行距離はまだ4万5千キロ。
今まで乗っていたパジェロミニが、地元の某TのDの整備ミスによって天に召された為、昨年乗り換えたばかり。
電動ファンのカプラー挿し忘れられてエンジンブローだってさ
乗り換えた時の走行距離は約2万キロ。
「タイベル交換必要か?」って感じだったんだけど、年式的な事と、アッチの冬の常識外れな気温を考えると、ここらで一旦総取替えして、そこからカウントし直した方が良いんじゃないか?って事で交換が決定していた。
オレは、アッチで寒~い日に、エンジン始動後にタイベルが切れた経験アリ
仕事柄、クルマでの移動の多い子なんで、途中でトラブルが出るくらいなら先に対処しておこうと言うわけだ。
前に乗ってたパジェロミニは、もうちょっとで30万キロだったんだ
「冬前にやりたいかなぁ」 って言われてたんだけど、オレが富山へ行ったりで時間が取れなくて、こんなに待たせちゃった(汗)
1日で終わらせたいので余裕を持って朝9時に集合。
万が一の事があって、数日間不動車になる可能性もゼロでは無いんで、出来れば駐車場でやりたかったんだけど・・
縦列の駐車場で、後ろの車が出られなくなるんでソレはちょっとマズイかも・・ ってな事で家の裏の道端で作業開始。
ま、イナカなんで、特に問題は無いけどネ
同じEJ20とは言え、GC以外のエンジンはあまり見た事が無いんでね。
「ちょくちょくレイアウトが違うんだナ・・」と、
パワステ周りとか
とは言え、基本的な構造は変わらない。
この日の内に終わらせたいので、サクサク進めます。
ラジエターを外して、クランクプーリーを外すわけだけど・・
クランクプーリーが固着してて外れて来ない・・・
ので、プーラーを使ってクリア
ま、特に珍しい事では無いけど、この時点で固着してるって言うことは、この奥の部分も固着している可能性大。
ちょっと幸先悪い。
ベルトとアイドラだけの交換なら良いんだけどさ。
「走行距離が少ないから、ベルトとアイドラだけでも行けなくは無いと思うけど、完璧コースと、とりあえずコースどっちにする?」
という問い掛けに対し
「完璧コースで」との事だったので、今回はクランクスプロケ、カムスプロケまで全部外す必要があるんだ。
故に、手前側で既に固着してるとちょっとね・・
クランクプーリーが外れたらタイベルカバーを外し、タイミングベルトとご対面
ここは見慣れたGC後期のEJ207と一緒だね。
ま、同じフェイズⅡエンジンだからw
1番シリンダーの圧縮上死点を出し、各部にマーキング
タイベルの張りでカムスプロケを緩めたいんで、万が一に備えて一応ね。
ん~??
左バンクがズレてるのはもはや見慣れたけど・・
にしても、ちょっとズレが大きいような? こんなもんだっけ?
右バンクもこんなにズレてるぞ??
でも、タイベルカバーの切り欠きとの位置はほぼ合ってるんで、コマズレとかでは無さそうだナ・・
正転方向にちょっと進めるとキッチリ位置が出そうなんで、ベルトの伸びだと思っておこうw
さて、マーキングが終わったらいよいよ
大嫌いなカムプーリーを緩める工程へ。
コレが一番緊張する・・
以前の事件のトラウマか??
相変わらず固いカムプーリーボルト。
スーパーロングのブレーカーバーが大活躍だ。
カムプーリーのボルトが緩んだら、ベルトを外し、カムプーリー、クランクスプロケなども外すワケだけど・・
案の定、サビて固着してて抜けない・・・
コイツが結構クセが悪くて、後ろ側の金属の薄い部分をコジると直ぐに欠けちゃう。
しかも、その部分の金属の凹凸でクランクのアングルを読み取ってるんで、欠けちゃうと具合悪い。
コイツを欠いちゃうと、部品取り寄せ決定なんで、数日間不動車決定になってしまう。
なので、時間を掛けてでも破損しない方法で取り外さなくてはイケナイ。
潤滑剤を吹き付けて、プラハンで横から手前側に叩くこと約20分。
ようやく抜けてくれました・・・
見事なサビ色だw
クランクスプロケが外れたら、オイルポンプの取り外し
この小さなOリング一つのためにオイルポンプまで外さなくてはならないんだ・・
でも、レガシーってココからのオイル漏れ率がかなり高いらしいね。
同じ部品使ってるんだから、EJ全般なんだろうけど・・
オイルポンプの取り付けは液体ガスケットを使用する
なんせ、
ココをシクるとまた全部バラシ直し
「漏れるよりは・・」
と、ついつい厚塗りしたくなりますが、ソコはグッと堪えて、塗り過ぎず少な過ぎず適量で。
でもやっぱり気持ち厚塗りになっちゃうw
整備解説書では「この時点でクランクオイルシールをはめ込んでおく」ってなってるけど、この時点でオイルシールを打ち込んじゃうと、オイルポンプの取り付けが凄く難しくなる。
だからオレはオイルポンプをエンジンブロックに組み付けてからオイルシールを打ち込んでるよ。
ウォーターポンプとその周辺のホースもこの機会に同時交換。
サーモも新品に交換
カムオイルシールも全て交換したらスプロケを取り付け。
一度、今まで付いていたベルトを組み付け、カムスプロケのボルトを締め付け。
締め付けは4キロ程度なんで、新しいベルトでやっても平気だろうけど、一応ね。
カムスプロケのボルトを締めたら、新しいベルトを組んでいく。
当然アイドラは新品、テンショナーも新品に換えたよ。
ズレ等の最終確認をして、問題無ければカバーを取り付けて、全て元通りに組んでいく。
もう直ぐゴールだw
全部組んで、冷却水を入れたらエンジンを掛けてエア抜きを。
ドキドキの瞬間だw
オイルが漏って来たりしたら全部やり直し決定・・・
うん、特に問題無さそうだw
今回はドライブベルトやエアクリも新品に交換。
一応、今回はエンジン周りの総メンテナンスだから
これでしばらくは安心して乗っていられるね。
プラグは換えてないけどね。
ロッカーカバーからオイル漏れし出したりしたら、その時に一緒に換えよう。
そして最後の儀式
普通におとなしく乗る子なんで、次回の交換は14万キロ前後かな。
外したアイドラやオイルシールなど。
まだまだイケそうだけどね、ケチって2度手間になる位ならってことで今回総交換したよ。
そして何故か余ったボルト・・
今回の作業の最深部、オイルポンプを組む辺りから、
「コレどこのだ?」なんて事に成り、キッチリ確認しながら組んできたんだけど・・・
結局余ってしまった・・・
見落としてるとも思えないし・・
最初からトレーに入ってたのかなあ?・・・
作業自体は明るい内に余裕で終了。
6時間掛からなかったかな。良かったw
その後、オイル漏れの確認を兼ねて買い物へ
鬱陶しいと言うんで、ついでにクラッチスタートシステムをキャンセル。
低走行が羨ましいね。
ホントに大人し~く乗ってるんで、2リッターターボながらリッター当たり11キロくらいは走ってるみたい。
いや~、ハマッちゃうとイヤラシイ部分なんで、予定通り終わって良かったw
これで約10万キロ先までタイベル周りは問題無しでしょう。
電動ファンのカプラーはちゃんと挿しておいたのでご安心をwww
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Posted at
2012/05/26 15:38:36