
横転1発廃車のBH5の解体が終わって、約一ヶ月
部品取りしたエンジンの保管場所などにも困るんで、予定よりもちょっと早いけど、とっととエンジンを載せ換えてしまう事になった。
廃車になった1号機(BH5・B型)の走行距離は約5万キロ。
事故の半年前に、オイルシール類まで総交換でタイミングベルトも交換したばかりだった。
で、現在乗っている2号機(BH5・C型)は8万1千キロ。
タイミングベルト交換にもちょうど良い時期に差し掛かっている。
またタイベル周りを総交換するなら、走行距離も少ない1号機のエンジンに載せ換え、ついでにクラッチ等の消耗品を交換してしまった方が、長い目で見たら良いのかなと。
GCのようにちょくちょく年次改良があると、ハーネスに互換性があるのかとか、載せ換えに疑問があるけど、色々調べると、BH5はそれほど気にするような事は無さそう。
いつもの作業スペースは、解体したBH5がまだあるので、仕方なく玄関前で作業開始。
今回も完全一人作業なので、気合を入れて臨みます。
朝イチで預かって、早速作業開始。
ハーネス、配管などエンジン切り離しの邪魔になるものを次々外して行きます。
天気やその後の予定なども考えると、2日間で全て完成させてしまいたいところ。
部品取りBH5の解体中、凄まじく苦戦したエアコンコンプレッサーブラケットの後ろ側の固定ボルト。
何故だか前よりも取り外し易い気が??
気になって降ろしてあるエンジンと比較してみると・・
コレがC型↓
で、コッチがB型↓
インマニの形状が違う・・・
どうしようかと思ったけど、ハーネス、カプラー端子の位置、配管などは同じっぽい。
ので、恐らく、
整備性の良い様に改良されただけ!!
だと思う事にした・・・
今さら、やっぱり載せ換えヤメタとは言えないし・・・
エンジン周りが切り離せたら、排気系、ミッション周りの固定も解きに掛かります。
車体の下の作業で発見!
フカフカした感じで全然ブレーキ効かないと思ったら・・
ローター終わってますよww
近いうちに交換だな。
フロントパイプの遮熱板の腐り具合も見事だ。
ガラガラ鳴ってたのはコイツか。
部品取りBH5の程度の良い物と交換するよ。
インテークパイプも切れてる・・
ビニールテープで適当に補修してあった・・・
コレも部品取り車の物と交換。
午後から雨の予報だったので、途中で切り上げかなと思っていたのだが・・
晴れてきたww
行けるトコまで逝っちゃうよw
全て切り離せたら、いよいよエンジン摘出
ツインターボのソレノイド周りは、厄介そうなのでなるべくバラさずに行きたい
む・・ やっぱりな・・
今回はミッションを降ろさずにやってるので、エンジンを引き抜く際、水平に真っ直ぐ抜きたいミッション側のメンドラと、
垂直に上に持ち上げたいエンジンマウントとが互いに邪魔しあってる。
無理な方向に力の掛からないようにバールでこじったりして何とか外せたけど・・
やっぱり、エンジンメンバーは少し下げて、エンジンマウント側を簡単に抜けるようにしないと厳しそうだナ・・
ミッションとの切り離しで手こずったけど、無事エンジンが降りました~ww
さて、エンジンが降りたら、新たに載せ換えるB型のエンジンを持って来なければいけないのだが・・
今回は、エンジンスタンドも持って来てなければ台車も無い。
となると・・
やはりハンドパワーでの移動以外に手段が無い
コンパネの上を15メートル程、引き摺ってエンジン移動・・・
クソ重い・・・
やっと運べた・・・
たかが15メートルだけど、ここで結構な体力を消耗
かなり消耗したんで、後は翌日の準備で軽い作業を
新品クラッチカバー&ディスクに、レリーズ、パイロットベアリングを組み付けてしまいます。
スポーツ走行するわけでもないので、勿論純正クラッチ。
フライホイールも、付いていた純正で問題無いのでそのまま使います。
リヤのクランクオイルシールも、まだ漏ってなかったけど、当然新品に打ち換えます。
BH5って右側のカバー、金属製なんだなぁ・・
なんでGCはワザワザ樹脂製なんか使ったんだろ??
パワステホースもギトギトだあ・・
コレも漏れの無い部品取り車の物と交換
でも、滲んでるのはラックとの接続部かな??
ホースの方はキレイなんだよなあ・・
1日目はここまでで終了!!
いや~、天気が持ってくれたお陰でエンジン降ろすまで行けたなあww
作業2日目
載せ換える前に、本当にそのまま載せ換えても問題が無いのか確認。
センサー類、メインハーネスのカプラーの端子位置が大幅に変更されてるようなら、インマニごと?センサー類総入れ替えをする必要性も出て来るかもしれない。
良く見比べてみるも、やはりセンサー類、カプラーの端子の位置なども変更は無さそう。
違いがあるのはインマニの形状くらいなモノ。
というわけで、このままポンで載せ換えてみる事に。
と、思ったら、載せ換えるB型エンジンのマウントが左右共に完全に死亡してた
なんでこんなに切れてたんだろ?
横転した時に引きちぎれたのかな??
コイツは降ろしたC型エンジンの方から移植だね。
降ろした時に苦戦したので、嵌めるのはさらに困難な予感のミッション周り。
なので、
ミッションマウントを緩め、ミッション側を持ち上げて、エンジンマウントをかわせるように下準備
これならすんなりイケるだろw
エンジンから出ているスタッドボルトの位置を確認しながら、慎重に降ろしていきます。
こういう時はもう一人いるとラクなんだけどね・・
良い位置だ。
これはもう頂きダナwww
無事エンジンが載りました~
後は外した物をどんどん組み付けて行きます。
ハーネス、カプラーなども特に問題無くポン付け
パワステポンプのカプラーだけ形状が違ったので、部品取りのハーネスから拝借して繋ぎ合わせてやったw
オイルを入れて、エンジンの始動に最低限必要な環境を整えたら、一旦エンジンを掛けてみます。
ドキドキの瞬間だ。
と、何も問題無く1発始動でしたwww
良かった~
残りの部品も全て組み付けて・・
組み込み完了!!
ベルトカバーはブルーに塗装してやったww
折角エンジンまで載せ換えたので、何かしらの証が欲しくて・・
うん、青が明る過ぎて全然似合わないやwww
ガラスフレークも入れてみたんだけど、もうちょっと多く入れても良かったかも。
仕上げにクーラントのエア抜きをしていると、異変に気が付いた
チェックランプが点いてる・・・
エラーコードを表示させると、
エラーコード65
差圧センサーだってえ!?
チクショウ!なんなんだ!?
配管の接続、カプラーの接続、アチコチ確認してみるも問題ナシ。
センサーが壊れてるのかと思い、ユニットごと交換してみるも、やはり変化無し・・・
チクショウ・・ ツインターボなんかにするから・・
メンドクセェな・・・
このままでは埒が明かないので、油脂類の漏れ、その他不具合確認の為、とりあえず試走へ
とりあえず油脂類の漏れは無さそうだ
試走の途中で再び点検
明かりで照らした範囲に絞って、一つ一つよーく見て行くと・・
遊んでるカプラーを発見!!
挿すとチェックランプが消えた!!
ただの挿し忘れ・・・orz
ダセェな・・・
最後に下らない事で時間が掛かってしまったけど・・
コレにて無事、C型→B型エンジンに載せ換え完了~
タイベルも交換後まだ5千キロだし、クラッチも新品に交換。
エンジンだってまだ5万キロしか走ってない。
これで大きなところはしばらく問題無いだろ~。
いや、問題なく終わって良かったよ。
色々手直ししながらやってるんで、やっぱり丸々2日は掛かるね。
近いうちにブレーキ周りもやるようだね。