全焼と言う最悪の事態は回避、
元の姿のまま帰って来る事の出来たGC8。
しかし、このままでは不動車なので早速修理に取り掛かります。
原因は症状からして、
ホースのすっぽ抜け、フィルターの脱落、オイルブロックの脱落
この3つのどれか以外考えられない。
いずれも深刻ではあるが修理自体は簡単なので、とっとと直して早いところ復活させないとシーズンが終わってしまう。
それにしても寒い。
晴れた日中でもマイナス8度ってのは中々だぞ・・
しかも風も強いし・・
体感温度はマイナス15度って所か・・・
でもまあ、やるしかないよね・・・
下回りは全てがエンジンオイルまみれだ・・・
アンダーカバーを外してみると、そこには目を疑う光景が。
オマエか・・・
予想はしていたが、実際に目の当たりにするとちょっと衝撃的だな・・・
なるほど・・ これじゃあ仕切り板を付けてても意味を成さなかったワケだ。
しかし、出火による損傷は特に無さそうで一安心。
エキマニに掛かったオイルが燃えただけなんで、エキマニ周辺に煤が付いた程度で済んだようだ。
ブロックを詳細に確認してみても、特に異常は無さそう。
ネジ山も全く損傷は無いね。
これなら修復作業自体は至って簡単だね。
フィルターを付け直せばそれで終わりだ。
勿論、オイルを入れたり、周辺の清掃は必要だけど。
さて、フィルター脱落と言う深刻なトラブルにも係わらず、ナゼここまで気楽に考えているのか、
それは・・
脱落の原因がハッキリと判っているから。
そう、完全に自分のミスなのである。
いや、ミスと言うより怠慢、驕りである。
では、原因は何だったかと言うと・・
異なる規格のエレメントを使用していた事によるすっぽ抜け。 である。
具体的に言うと、
3/4-16というサイズのセンターボルトを使用しているトラストのサンドイッチブロックに、M20-1.5のスバル用エレメントを使用していたのだ。
あまりにも初歩的で、先ずあり得ないような事であるが、
オイルクーラーを交換した際にトヨタ用フィルターの持ち合わせが無くて、試しにスバル用フィルターを付けてみたところ、そのまま付いてしまったのがはじまりであった。
結構纏め買いしてたんで、平気なら良いやでその後もずっと続けてしまっていた。
当然ガタつきが大きいんだけど、締め込めてしまったんで、問題と思わなかったんだな・・・
「ネジ山なんて、捻じ込めてテンションが掛かればどうにでもなる」
今まで培ってきた経験による、こんな甘い認識が招いた惨事だ。
まさに怠慢、慢心である。
実際、オイルクーラー装着からそのまま4年ほどそれで乗れちゃってたからね・・
まさか今になってこんな事態になるとは・・・
まあ、個体差なんだろうけど、今回のフィルターを付けた時に、
最後の締め込みまでのガタが随分大きいなとは思ったんだった。
やっぱりちゃんとしないとダメだな・・・
当たり前過ぎる
取り合えず近場でトヨタピッチのフィルターを購入。
取り付けの前に検証してみた。
比較するのは今回すっぽ抜けた物、同製品の新品、トヨタ用の3つ。
先ずは今回すっぽ抜けたフィルターの内径
そして、未使用の同じ製品
やっぱりな・・ すっぽ抜けた物は0,2ミリほど内径が広がっている。
パッと見では損傷が無いように見えても、その0.2ミリ分のねじ山が舐めた事によって支えを失ったんだな・・
って事は、0,2ミリしかネジ山が噛んでなかったのか・・・
ネジ山グルッと一周でトータル0,2ミリってことは、実際に噛み合ってたのは0.1ミリしかなかったって事
油圧によって掛かる面圧を考えると恐ろしい事だな・・・
そして、トヨタ用フィルター
そもそも内径が1ミリも違っていたのか・・・
完全にダメなヤツだったな・・・
トヨタサイズをスバルフィルターに当てがってみると・・
こんなに違うのか・・・
今までこれで平気だった事の方が不思議に思えてくるな・・・
改めて、やっぱりダメだなあ・・
こういう事をやるなら、きっちりサイズを比べて検証しないと。
でも、そこまで手間掛けられるならそもそもこんな掟破りの事はしていない。
検証が終わったところで、オイルフィルターを取り付け。
ついでに周辺のオイル汚れも拭き取っておきます。
そして、抜けた分のオイルを補充。
3リッター程入れて、ようやく適正位置に。
予想はしてたけど、やっぱり結構放出してました。
まあ、オイルの吐出の勢いって半端無いからね
微妙だね・・
残ってたオイルは1リッター程度だとして、それってエンジンが回ってた時にはエンジン内部やらヘッドやらに回ってた分と考えると、オイルパンはほぼ空になってたと思われる。
ま、オイルパンに残ってたとしても、フィルターが脱落して油圧がゼロになった時点で同じ事だけど・・・
いずれにしても、油圧が掛からない状態で負荷を掛けていた事になる。
短時間であれば、アイドリング程度では何とも無いことは判ってはいるが、しっかりブースト掛かってたからな・・・
踏んでた時間が2~3秒とは言え、油膜切れによるメタルのカジリの可能性は十分に考えられる。
取り合えず準備は整った。
後はエンジンを掛けてみて平気かどうか。
恐らく油路にもエアが入り込んでるんで、30秒ほどクランキングのみでエンジンを回して、オイルをラインに回す。
そしてドキドキの瞬間。
スターターを回すと、いつも通りにエンジンは始動。
特に何もおかしな様子は無く暖機が始まる。
ところが、油圧計の数値がおかしい。
4キロ固定で、軽く吹かしてみても全く反応が無い。
なんだろう・・ やっぱりエンジンおかしくなったのかな・・・
ただ、しばらく様子を見ていても、油膜が切れるような音もしないし、至って正常なエンジン。
となると、油圧計が逝ったか??
いや、でも油圧がゼロになったからって油圧計が壊れる訳無いな・・
じゃあ、エア噛みでセンサーの感度が鈍くなってるのか??
油圧はエンジン上部から取ってるので、それなら十分にあり得る。
けど、エアがクッションになってるからってここまで微動だにしない物なのか?
と、しばらく様子を見てると、突然4キロから2キロに針の位置が移動。
ん? やっぱりエアか??
そして、また暫くはその位置に張り付いて動きが無い。
やっぱりエア噛みっぽい。
そのまま暫く様子を見ていると、突如メーターが復活!!
どうやら、多少油温が上がってきて流動性が増してエアが流れたようだ。
よかった、エア抜きとかメンドクサイもんな・・
取り合えず油圧の数値、レスポスンスは以前から特に変化無さそう。
しっかりエンジンも温まって、異音、漏れなどの不具合が無い事を確認。
更にしっかりとした確認と、エキマニ、バンテージ等に付いたオイルを焼き切りに試走に出ます。
もちろん、また火が出ても大丈夫なように準備は万端だ。
走行中の油圧は問題無し!
ちょっと安心。
でも、既にダメージ負ってていきなりメタル打ってる音がしそうで実に怖い・・・
しかし、実走に耐えなければ意味が無いので、覚悟を決めて負荷を上げていきます。
取り合えず負荷の大きい3速、4速で回し切ってみたけど特に問題は無さそう。
そこからのアイドリングでも特に異音などは無く、至って正常なEJ20。
それにしても、3速、4速で1度回しきっただけでコレだモンな・・
移動中にちょっと踏んだだけで燃えたのも納得だ
その後もガンガン回したりしてみたけど、特に問題は無さそう。
アイドリング時の油圧も今まで通り。
コレはもう大丈夫だな
と言うわけで、無事復活です!!
まあ、でもエンジンにダメージは受けたかもしれないから、今期が終わるまでは断言は出来ない
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