前回の連休で交換作業を終わらせるつもりだった家車GC8のタイベル交換。
スプロケが割れるという衝撃的な出来事によって作業中断、深追いし過ぎて自走不可能になっても困っちゃうんで、そのまま組み直して終了となっていたわけだ。
それから1ヶ月。
またまた突発的な連休が!!
前日の夕方に決まるんだもんなぁ・・・
割れたスプロケ等の部品は発注済み。
「今回やっちゃおうかなあ?・・」なんて思いながら「今晩帰ります」の連絡を。
駐車場の都合で連絡必須なのです・・・
そのついでに、
「クルマは問題無い?」
「今のところ。 でも、こないだエンブレ時にガッシャーンってエンジンから凄い音がした」
えっ!!?
その後状況を聞くも、どうも要領を得なくて状況が判り難い。
というか、そんなに重大なことを、何故すぐに報告しないんだ・・・
一瞬、スプロケが更に砕けてバルブがクラッシュしたかとも思ったけど、その後1分くらいで徐々に音は小さくなり、完全に消えたらしい。
そしてアイドリングも吹けも、パワーも何も問題無いと。
気になるような振動も無いらしい。
それに、よくよく考えたら、バルブがピストンとクラッシュしたって、車内に大音響で響いてくるとは思えない。
ならば
スプロケが更に軽く砕けて、タイベルカバー内部で暴れまわったか・・・
もしくはなんか轢いたか・・・
本人は確認したけど何も無かったって言うけど、何か轢いた可能性が一番高いな・・・
不安要素を抱えてる時にこういう報告を受けるとかなり心臓に悪いね。
このタイミングでの連休・・ コレは・・
「今回交換しないと大変なことになりますよ?」という天の啓示なのだろうか・・・
というわけで、
今回の連休はタイベル交換作業決定だな。
「今晩帰ったら、ミラと入れ替えとくからミラのスペアキー持って行っておいてくれ」
早朝に起きて現場仕事、帰り支度等して、富山から東京へ。
朝4時にやっと着いて、そっからGCを引き取りに。
さすがに疲れたね・・ もうフラッフラだったよ・・・
直ぐに乗って帰りたかったんだけど、怖かったんで一応チェックを・・
ん~、特に問題無さそうだぞ?
破片も出て来なければ、ベルトにキズもないし・・
エンジンを掛けてみても、走ってみても何も異常無し。
平気っぽいな・・・
ようやく帰って寝れる・・
翌日、注文していた部品を引き取って作業開始
今回できっちり仕上げたかったんで、2~3日掛けるつもりで臨みます。
スプロケでどれだけ手こずるかも判らないしね
ドキドキしながらカバーを外しても見るも、コマズレはしてないな
ちょっと安心w
更に割れて、破片が暴れた形跡も無し!
さらに安心www
前回、ベルトで抑え付けるも、固着のトルクによってベルトが滑り、コマズレして外せなかった左バンクエキゾーストカムスプロケ
樹脂製故にバイスレンチなどで強烈に挟み込むのはかなり危険を伴う。
コマ部分が割れたらエンジン掛けられなくなるからね・・・
で、こーやって対処しましたw
ジャッキで下側抑え付けwww
持ち上がるほど上げちゃうと、カムが曲がるか、スプロケが砕けるっぽいんで、ベルトがコマズレ出来ない程度に微妙に当てがいます。
準備が出来たら鉄パイプで工具を延長してGO!!!
「固って~!! ダメか? またベルトが滑っちゃう? ボルトなめちゃうか??」
ってところでやっとバッキーンっと派手な音を立てて緩んでくれました・・・
万が一ベルトが破断したり、勢いよくコマズレしても、バルブ同士、もしくはピストンと競らないようにピストン、バルブ共逃がしておいたんだけど・・
なんとかそのような事態にならずに外せましたw
まっ、いざという時の保険だね
クランク抑え付けて、カムスプロケを鉄パイプ延長工具で回してクラッシュさせたら絶対バルブ曲がるだろうし・・
このやり方をやる時には外す予定の古いベルトを使いましょうw
かなりの力がかかるんで一応ね
ようやく全部外れたよ~
今回換える部品達
サーモは今回71℃開弁タイプに交換するよ。
ノーマルは78℃開弁なので、ノーマルでもいいんだけどさ・・
そこはやっぱりノーマルで、
ファンコントローラーで早めにファンが回るように設定しても、あまり86℃以下には下がってくれない。
安定するのは86℃~89℃くらい。
このエンジンは
「メタル大丈夫?」疑惑が微妙にあるんで、とにかく水温、油温を適正温度に保ちたい。
このサーモは冬場にオーバークールになるわけでもないんで、長い目で見て、エンジンの保護につながるならばということで採用です。
カムオイルシールはG型同士でも、H12年6月以前と以降で違うらしい。
GDBと共通パーツが使われ始めてるのかなぁ??
オイルポンプのこの部分を開けて、内部のスプリングレートを上げてやると、油圧が上げられるらしいね。
少しばかり上げたいところだけれど、現状の油圧がわからないんで触らないでおきますw
シール類、ホース類、ウォーターポンプ、など全て交換完了w
カムスプロケの締め付けもベルトを張って行います。
SSTがスプロケに負担を掛ける事がハッキリと判ったんで、もうSSTは使用しません!!
最後にG型から採用されている各スプロケのコマズレ防止ガイドを締め込みます。
厚紙などを挟みこんで、競らない程度にギリギリに持って行きたいところ
タイベル周りフル交換完了!!
一時はどうなる事かと思ったけど・・ 何とか乗り切れましたなw
ついでに、前回出来なかった、タービンサポートのバリ取りも敢行。
元通り組んで、水を入れてエア抜きをしたら作業終了!!
いやあ、無事終わって良かったよ。 マジで・・
これでタイベル周りの心配をすることなく安心して乗ってもらえます。
休みが少なすぎて作業が全く進まん!!
Posted at 2011/11/06 03:10:39 | |
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