「タービン付近からのオイル漏れがヤバイ! 何とかしてくれ」
話を聞いてると、タービンのオイルラインが破損したらしく、オイル駄々漏れで、ウチまで自走で来るのも難しそうなM氏のs15
無理矢理来ようとすんなよな、前にそれでエンジン壊してんじゃねーか・・・
初めは断ってたんだけど、何とか時間が作れそうだったんで、オイルラインなどを手配して出張整備へ。
昼間に移動すると、高速使っても2時間近く・・ 遠いなぁ・・・
M氏が自分で仕入れてきたs15シルビア
無事故でボディの程度が良さそうだったから買ったんだってさ。
どうせまた直ぐに当てて事故車にしちゃうんだろーがwww
カムが入って、Vプロ制御でエアフロレスなのに純正タービン、セッティングもデタラメで、全開は出来ないという何とも理解し難い仕様のこのS15。
どうも、元々は結構弄ってあったクルマで、売却前に戻せる所だけ戻して売っ払ったって感じだ。
塗装も売る時だけキレイなら良いくらいで安く済ませたのか、既にクリアがハゲハゲ・・・
このクルマもオレの塗装練習台になるかもしれんwww
今回の作業はタービン脱着コースになるので、どうせならと言う事で、M氏が中古で買ってストックしていた社外タービンと入れ替えてしまいます。
新たに付けるタービンは、HKS GT2835R
またコレかよ・・
以前乗っていたs14にもこのタービンを組んでいたM氏。
本人が気に入ってるなら良いんだけどさ・・
あくまでオレの考えだけど、正直2リッターのままではツライ感じのタービンだ。
パワーバンドもかなり高回転に移行するし、回しきれてないのか、立ち上がりのトルク感もイマイチ。
ま、ピークパワーは出るんだけどね、乗った感じのトルク感が薄くて速く感じない。
2リッターのままで違和感無くパワーも求めるなら、Rでなくて、普通のGT2835辺りがベストなんじゃないだろうか?
それにしても激しいオイル漏れ
コレはさすがにヤベェだろwww
作業はM氏の家の前の道路でw
M氏に下回りを任せて、オレはエキマニやオイルラインなどをエンジンから切り離しに掛かります
「体型的にマッキーが下の方がいいんじゃない?」
「エンジンからタービン切り離せるんならそれでも構わないけど?」
「いや、それ無理だわ」
「だろw オマエが自分で出来るならオレだってわざわざ来てないww」
それにしても外し難い
この形状のエキマニは3番4番の間、上側ナットが物凄く外し難い。
ABSもクッソ邪魔
無事取り外し~
以前、ウォーターラインも破損、その時は水のラインをブロック側で塞いで対処したそうだ。
今回オイル漏れの原因となった純正ライン
既にクラックなんてレベルじゃない。
完全に捥げてる。
ステンエキマニに純正ラインはダメだね。
いつかは必ずライン側にクラックが入る。
ステンレスは熱膨張でかなり動くので、純正ラインだと冷間時と温間時の移動量に付いて行けなくなるんだろうな。
ウォーターラインは、純正ラインを途中でぶった切って、シリコンホースで繋ぐ事で逃げを作ってやればまず問題無いのだけれど・・
油圧のかかるオイルラインはそうも行かない。
素直にステンメッシュのラインに換えるのが吉。
中古で買ったGT2835R
エキマニ、アウトレットも付属しているので、コイツをそのまま使いたいと言うM氏
まあ、いいけど・・
ABSユニットに干渉しないかなコレ・・・
4番パイプが怪しい・・・
仮合わせしてOKだったので、ラインを組み付けて行きます
ラインを組んでいよいよ取り付けかと思ったその時、
「あっ!!」
「どうしたM氏?」
「コレ、ヤバくない??」
完全アウト!!
割れは無いって言ってたじゃんか・・・
仕方が無いので、s15純正タービンに使用していたエキマニと組み替え
すると今度は・・
エキマニ1番パイプとコンプレッサーハウジングが干渉・・・
マジメンドクセェ・・・
アクチュエーターの位置が既に決まってしまっているので、大胆な位置変更は出来ないけど・・
可能な範囲でコンプレッサーハウジングをズラシます
コレが限界だな。
これ以上はアクチュエーターのステーを造り直さないと無理
ま、コレだけ離れてれば平気じゃないかな
コンプレッサーハウジングが純正よりも大きなGT2835
ウォーターライン、オイルラインとも純正タービンに合わせた、やたら短い物を使うとハウジングをかわせずにブロック側に届かない場合がある。
今回も1本が短く、水の入り口側がアウトな感じ
下側を通すと短くて届かないし、上側を通すとハウジングをかわす為に大回りになってエキマニに干渉
なので、オイルラインをGT2835と一緒に付いて来た物に変更。
ウォーターライン2本に長いラインを使用し、下側から取り回す。
無事、干渉する事無く取り付けできました~
駄々漏れで減ってしまったであろうエンジンオイルも補充
2リッター入れて、ようやくちょうど良いくらいの量になりました・・・
多めに持って来ておいて良かった・・
こんな状態で確認もせずに乗り回してたらエンジン壊すよ? マジで。
さて、吸い口が純正タービンと大きく異なるこのタービン
当然、純正のサクションは取り付け不可能
が、このクルマはVプロ制御のDジェトロなので、このままでも全く問題ナシ
とは言え、砂利なんかを吸ったりすればブレードの破損に繋がるので、茶漉しくらいは付けてやる事にした
何だかレーシーでカッコイイなwww
サクションが無いから、何だかスッカスカなエンジンルームw
サクションは、今度セッティングを取ってもらう時に同時に作ってもらう予定らしい。
ただ、セッティングを取るのはインジェクターなんかも入れた後の話なんで随分先になる予感。
一体いつになったら完成するのやら・・・
かなりユルユルで、結構激しく鳴いていたベルト類もテンション掛け直して対処。
作業開始が少し遅れたんで心配だったけど・・
全ての作業を暗くなる前に終わらせられて一安心ww
これで問題無く通勤出来るだろw
ちなみに、このクルマじゃ雪ドリには行かないんだってさ、
ちっ、ツマランな・・
Posted at 2013/02/01 04:58:10 | |
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シルビア | クルマ