
乗り出してから手間の掛からぬよう、色々と手直ししてから納車した親父のGC8。
乗り替え前は、クロスミッションや否RA車に比べて硬い足周り、ABSレスなど、
あまりにスパルタンな印象から、RAへの乗り替えに躊躇していた部分もあった。
けど・・
いざ乗ってみて慣れてくると、前車の否RA車と比べて、はるかに楽しいとの事。
相当気に入ったようだw
それならば、長く乗るためにも・・
と言う事で、ここらで外装を塗り直ししてやる事に。
年式的に仕方ない事だけど、結構塗装が傷んできてたんだ。
ルーフは艶が無くなってきていて、ベンチレーターのカバーは既にクリヤー層が剥がれて来てる。
ボンネットが一番酷くて、クリヤーがアチコチ浮いて来てる。
その他にも、ピラーやフェンダーは、過去にボカして処理したであろう場所が浮いてきてたり・・
塗り直すには良い頃合。
WRXステッカーを剥がした時に出来た塗装の段付きも、やっと直す事が出来ますww
元々は外側だけ塗って終わりにしようかと思ってたんだけど・・
折角だからちゃんとやろうと言う気になり、気が付けばかなりバラしてしまった
まさかのモール類まで完全外しwww
今回選んだ色は、02C WRブルーマイカ
74Fでそのまま塗り直そうかとも思ったんだけど、折角なのでコッチにしてみた。
ネットで下調べをした際、
「02Cはムラになり易い」とか塗るのが難しいみたいな情報が結構多くて悩んだんだけど、折角ならね。
バンパーだけだけど、自分のGCの86Fもムラにせず塗れたんで、イケるんじゃないかと思って。
いつまでも簡単な色ばかり塗ってたら練習にもならないしね。
とか言って、やっぱりムラが怖くて1液性にしたんだけど・・・
塗装自体が久々なんで、感覚を思い出すためにも小物から塗っていきます。
ウェットに塗る事で、メタが自動的にキレイに並ぶ1液性塗料。
とは言え、ビシャビシャに塗れば良いというワケではない。
が、初めの内は感覚が思い出せず、「ウェットに塗ればムラにならない」って事を意識し過ぎてビシャビシャに・・・
ウェットに塗ってるのになんかムラっぽい・・・
なんてアホみたいな事をやってる内に何とか塗り方を思い出した。
まあ、粗いメタリックを使ってる訳ではないので、それほどムラになり易い色とも思わない。
小物で感覚を取り戻したら、徐々に大物パーツに取り掛かって行きます。
塗装環境が森の中なので、虫やゴミの混入を避ける為、タープにビニールを張って、その中での塗装。
なんだけど・・
ミストがヤバイ・・・
防毒マスクをしてるんで溶剤は吸わないけど、大物を塗るとミストが凄過ぎて塗装面が見えなくなってくるのがツライ。
ま、羽虫が入って塗装面を荒らされるのは勘弁なので、仕方無しなんだけど・・
ドア内は先に決めてしまいます。
本当は外側を塗る時に同時に塗りたいんだけど、タープの幅の都合でドアを大きく開けられないので、どうしてもドア内を先に塗るやり方になってしまう。
本体も一気に決めてしまいたいところだけど、ミストがヤバ過ぎて、とてもそんな大面積は無理。
ミストが乗ってバサバサになりそうなのもそうだけど、
ミストで視界が効かなくなって、
塗ってる手元すらマトモに見えなくなるのがキツイww
なので、このように分けて塗ります。
周りの環境が森なんで、いくら気を遣っても完全に排除する事は出来ないね・・
ゴミブツも完全に排除する事は不可能だけど、羽虫は塗装面を引っ掻き回す事があるんで厄介です。
後日、残り部分を塗ります
正直、板金は凄く苦手なので、ちゃんと修正出来てるのかかなり不安。
特に、ドアだったりとか、直線的で面積の広い場所はちょっとした凹凸でも目立ち易いんで気を遣う。
相変わらずミストがヤバイ
ミストが凄過ぎて塗り肌が見えなくなります・・・
実際は画像よりもはるかに白い世界・・・
肌が見えない事に、気温が高過ぎた事、クリヤーが残り少ないのに、ヘンに最後に追い掛けて吹いて、かなりドライ気味に仕上げてしまった事が相まって、
ゆず肌にしてしまった・・・
こうなると後での肌の修正がちょっとメンドクサイです。
でも、細かなゴミ、ブツの混入は避けられないので、どちらにせよ最終的な磨きを入れるので、特に気にしない。
そして、更に追い討ちを掛けるように事件が!
前日に塗ったばかりのフロントバンパー・・
まさかの塗装スタンドがぶっ倒れて、バンパーが地面にごろりんちょwww
バンパーが転がった先に、火山岩の荒々しい肌の庭石があって、運悪くそこにヒット!
バカヤロウ・・・
目立つ場所だったんで、修正が決定。
部分補修にしようかと思ってたんだけど、柔軟剤を入れて塗ったので、中々完全硬化してくれない・・
なんか、イヤな流れだぞ・・・
ちょっと危険な予感がしたのでなるべく時間は置いたんだけど・・
やっぱり、不安は的中で盛大にリフティング・・・
こうなると一度塗膜を剥がないとダメ。
いつまでもバンパーに時間を割いてられないので、他を先に進める。
仕上げの磨きの前に、盛大にゆず肌にしてしまった塗り肌の調整を。
いくらなんでもフェンダーと肌が違い過ぎるので、この調整で、全体を均一な肌に持っていく。
ゴミ、ブツをさらっておいて、その後、2000~2500番くらいのペーパーで肌調整。
そこから3000番で目消しをして、コンパウンドの細め、極細と仕上げていきます。
で、仕上げ用のコンパウンドで磨くとこんな感じに
鏡面になりましたw
塗り肌はこんな感じ
実際にはもっと肌が残っているんだけど、もっと肌を残しても良かったかもしれない。
ちょっとやり過ぎてテカテカになってしまったww
凹みの修正も、じっくり見なければ気になるような部分は無し。
自分でやったから気になるけど、まあ、神経質になり過ぎてもね・・
気にし過ぎるとキリが無い性格なので、そう言う時は、
「コレは素人DIY塗装なんだ」
という事を思い出すようにしていますww
その時気になった点は、次回の塗装に生かせれば良いナ。
仕上げにコイツを貼ってw
ついでに、リヤドアのガラスにスモークフィルムを貼ってやる。
親父が自分で適当に貼ったんだけど・・
内装も剥がさなければ、ヘラすら使わずにやったもんだから、
空気は入りまくりだし、窓を開ける度にモールに引っ掛かって剥がれて来るわで最低な状態だったんでね・・
更についでに、ヒビの入ったベンチレーターハンドルを新品に交換したり、各スイッチ類のバルブも交換して、内外ともリフレッシュ化を図ります。
これでやっと親父のGCのオールペン完了!!
と言いたい所だけど、塗り直しになったフロントバンパーだけは間に合わなかった・・
塗膜を剥いだり時間が掛かる・・・
ので、予備で持ってた74Fのバンパーを仮付けして一旦納車してしまいます。
青同士だからそんなに判らないでしょw
02Cはパールが大量に入っているので、日が当たると凄くキレイ。
少し高くてもコッチの青で塗って正解だったかな。
完成後にだ い先生に見て貰い、一応合格点?は貰えました。
ただ・・
先生に完成後を見てもらって指摘を受けたのが、ドアとFフェンダーの色の違い。
画像で見ると特に目立つんで、自分でも画像を見て何と無く気になってはいたんだけど・・
モニター越しでも、見る角度によって目立ったり目立たなかったりって感じ。
コレは、Fフェンダーをドアと別で塗ったのが原因だそう。
パールやメタリックの場合、同じロットの塗料でも、吹き方や気温、湿度で仕上がりが変わってくる。
何故そんな事が起こるかと言うと、
気温や湿度が違うと、シンナーの蒸発速度が異なってくるから。
吹き方(ガンから塗物までの距離、エアの吐出量、塗料の吐出量、ガンの移動速度)の微妙な違いでもメタの吹き付け方も変わってくるし、やはりシンナーの蒸発速度も変わってくる。
勿論、シンナーのタイプによっても蒸発速度は異なる。
自然にメタが並ぶ1液性塗料と言えども、シンナーの蒸発速度なんかが変わってくれば、当然メタの立ち方も変わってくるというワケ。
これが色が違って見える理由。
う~ん、知ってはいたんだけど、こんなに違って見えるものなんだね~・・
今まで塗った色がソリッドだったり、濃色だったりで気にならなかったから油断したなあ・・・
メタリックは同じ面は一気に塗る!
うん、お陰様で良い勉強になりました。
と、まあ、そんなところもあったけど、結構キレイに塗れたと思います。
自分がドコまで出来るかってのも知りたかったわけですが・・
まあ、気になる点はいくつもあるけど、素人のDIY塗装だからね・・
あまり本気になり過ぎてもキリが無い。
とか言ってかなり本気なんだけどねw
気になる以上は改善も出来るんだろうケド、ソコは次回の塗装に生かせたら良しとしましょう。
今は、これで取り合えず満足・・ としておこう。
というワケで、一旦納車です。
メチャクチャ疲れた・・・