
前回、17インチ化と同時に替えた親父のGCのブレーキパッド。
その際、気になったのがキャリパーピストンの固着。
リヤのパッドの減り方がバラバラで、
左右ともに内外で減り具合が異なっていた。
そういや、このクルマってまだ一度もキャリパーのオーバーホールした覚えが無いな・・・

I氏が乗ってる間はずっと寒冷地だったわけだし、高圧洗浄を掛けるでも無かったので、いい加減手入れしてやった方が良さそう。
ぱっと見問題無さそうだったフロントも、この機会に同時にオーバーホールしてしまいます。
マスターシリンダーにエアを吸わせると、その後のエア抜きに手間が掛かる、
なのでフルードが出て来ないように目一杯上に吊るしておきます。
マスターシリンダーのタンクより高い位置に固定しておけば、フルードは出て来なくなるからね。
固着気味のリヤキャリパーだったが、
ピストンを抜いてみると、意外な事にサビは殆ど無し。
ただ、齧った痕はあるので、番手の細かいペーパーで磨いてやります。
完全復活!!
シリンダー側は齧った部分で巣穴みたいになってるな・・
まあ、引っ掛かりそうな出っ張った段差が無くなれば良しなので、こちらも同じように磨いてやります。
後は新品のシール、ブーツを組んで行くだけ。
リヤが終わったらフロントに取り掛かる
う~ん、固着は感じられなかったけど、フロントの方がサビが回ってるな・・
ま、こんなもんと言えばこんなもんか。
リヤ同様に磨いてサビを落として組み直し
やっぱり良いな、新品のブーツはw
4ヶ所ともしっかりエア抜きを行ったらブレーキのオーバーホールは完了!!
それにしてもやっぱり良いね、CC-X
今までのパッドがゴミに思えるほどしっかり効くよね。
鳴き止めのグリス等をしっかり使えば鳴きもほぼ皆無だし。
まあ、ダストの量が凄まじいのは、メタル系パッドなんで仕方無いね。
スポークの多いホイールとの組み合わせだと洗車が大変ww
タイヤ外しついで、今回はフロントのキャンバーを弄ってみる。
自分のGCも含めて、基本的にはみんな基準値?合わせなんだけど、
どういう訳か親父はタイヤの外側ばっかり減らして来る。
まあ、きっとズルズルとフロントタイヤだけで曲がるような乗り方してるんだろうケドね。
純正サスで柔らかいってのもあるかもしれないけど、毎回毎回外側ばかり減らしたんじゃタイヤが勿体無い。
なので、現状で内減りしてる訳でも無いし、少しキャンバーをネガティブ方向に振って対策してやろうかなと。
あまり大胆なセッティングにするわけにも行かないので、この辺りで暫く様子を見てみよう。
お次はミッション、デフのオイル交換を。
なんか、若干デフオイルを噴いてるな・・
なんせ、
納車時に交換したっきり、2年間無交換で乗ってしまってるからな・・
とっくにオイルは終わってるであろう事が予想される。
純正とは言え、機械式のLSDでソレはアカン
抜いたオイルは変色していてシャバシャバだった・・・
やはり最低年一では交換しないとダメだ・・
ま、今回交換したわけだから、暫くは問題無いでしょう。
そしてお次は・・
メンテと言うよりチューニング。
ラジエターを交換する。
現状の純正でも問題は無いんだけどね、
高速巡航すると油温が結構上がるって事なんで、その対策として交換します。
油温が上がるのに何故にラジエター交換なのか?
ソレは・・
例の極厚ラジエターがとにかく安いからw
理由になってねーよって??
まあ、当然ながら、本来はオイルクーラーを付けるのがベストなんだけどね、
オイルクーラーの装着は、漏れなんかを考えるとリスクが大き過ぎるのが難点。
エンジンが壊れるだけならまだしも、EJはレイアウト的に車両火災の可能性が高くなり過ぎる。
大した知識も無ければ、ちょくちょく漏れの確認を出来るような危機感も持ち合せてない一般人にはとても薦められない。
と言うわけで、大容量のラジエターの登場なワケ。
水温が下がれば油温もそれに連られて下がるからね、
「高速巡航時にあとちょっと下げたい」 っていう程度ならこれで十分。
自分含め、周りのGCはコレで5℃くらい油温が下がってる。
コレくらいがリスク無く、快適に乗れる調度良いところじゃないだろうか。
ただ・・ 本格的に全開クレまくるような人には全然役不足だけどね。
さて、この激安極厚ラジエターの取り付けも今回で2台目。
干渉する部分は以前の取り付けで判っているので、特に問題無く作業が進みます。
ラジエター外しついでにタイベル周りのチェック。
アイドラが脱落しかけるなんて、ちょっとありえないトラブルも自分の周りで2件起きてるので、その辺も確認をしておきます。
特に問題無さそうだね。
無事、大容量ラジエター取り付け完了!!
それにしてもベルトとファンシュラウドが近いな・・
少し削ってやればよかった・・・
M氏のGCはもっとクリアランスが有ったけど・・
個体差なのかなあ?
さて、そして今回のメインイベントとも言える作業へ
トランク内の錆び
少し前から気が付いてはいたんだけど、中々時間が取れないままに放置状態になっていた。
既に穴が開いてるね・・・
先ずは叩いて削って大まかなサビを落として・・
ちなみに、テンパータイヤ固定用の台座は手で揺すったら捥げましたw
キレイにサビを落としたら、サビ置換剤を塗って処理
結構根深い進行したサビだったので、内部までしっかり落としきれているか判らない。
なので、このまま暫く様子見
錆びてりゃまた浮いてくるだろうからね。
一通り作業が終わって試走してみると、クーラント漏れが・・・
激安のラジエターなんで、まさかの不良品かと肝を冷やしたが・・
良く見ればロアホースの差し込みから滲んでる様子。
強めに増し締めしてやる事で治まってくれて一安心。
これで予定していた作業は無事完了。
I氏の購入時に12万キロだった走行距離も、今では18万キロ
ただ、ちょくちょく手直ししてる事もあって、不具合は全く無い。
ブレーキ、タイベルなど手間の掛かる部分のメンテは一通り終わってきて、距離的にもそろそろ一巡してきた感じだね。
外装だって一昨年に塗り直しした事もあって、まだまだキレイだ。
この状態を維持して行けるように頑張るのだ