2010年11月18日
F1アブダビGP:勝者は一人
①アブダビにおけるウェバーの敗因
Q3に差し掛かる時間帯はすでに日没後であり、路面温度が既に下がり傾向にあった事を考慮したのか、
レッドブルはオプションを1セットのみ使用し、連続周回でタイヤに高い熱を入れた状態でのアタックをドライバーに指示
(他チームは殆どタイヤ2セットの2アタック)
前戦のブラジルでヒュルケンベルグがポールを獲得した経緯を鑑みると、この判断は実に興味深いですね
これでベッテルはベストラップを叩き出すのに成功したものの、ウェバーは失敗した上タイヤを余計に痛めたか
決勝序盤でいち早くグリップ不足に悩む羽目に陥ったと思われます
また、タイヤ交換後にアロンソがすぐ前方に位置したのも、ウェバーに迷いを生じさせたかもしれません
アロンソを抜かなければ自身のタイトル獲得はない…しかし、現状でアロンソをパス出来たとしても
それではベッテルのサポートになってしまい、結局タイトルを逃す事に変わりはない
予選から流れに乗りきれなかったウェバーが決勝レース中更に積極性を欠いたのは、
上の状況になった時点で、タイトル獲得をほぼ諦めてしまったのが一番大きかったのではないかと
②アブダビにおけるフェラーリの奇行
言わずもがな…ですが、予選でパフォーマンスに安定感が見られなかったウェバーに何故拘ったのか
あれから数日経った今でもワタクシの理解の範囲を越えております…
上位ポジションから早い時点のピットインが下位の遅いクルマのペースに巻き込まれるリスクを伴うという事も
いち視聴者に過ぎない素人の我々ですら予想出来ていたのですが、
ウェバーのピットイン直後に即フェラーリピットが動いた時は流石に目を疑い、思わず座椅子から腰が浮きましたね
しかし数分後、
「あ、ウェバーにはマッサを合わせたかったのか、それならまぁ納得納得。
あくまでアロンソがチェックすべきは先行するベッテルだしな」
と改めて座椅子に腰を落ち着かせました
…が、さらに数分後
すかさずアロンソがピットインした瞬間、ワタクシ座椅子から滑り落ちましたよ
マッサの合わせ込みが失敗こいたからって、何故そこでアロンソまで巻き込むかなァ…
先行ピットインしたロズベルクとペトロフが居るのを全然考慮に入れてないよなァこれ…
オープニングラップのセーフティーカー導入が勝負を分けた、という意見もレース後に散見されましたが
ウェバーのピットタイミングが早まったのはSCと関連性が薄いのを否定できない限りは
仮にシューマッハの事故がなかったとしても結局ウェバーに釣られただろう、というのも否定しようがなく
結果としてアロンソのV逸は変わらなかったのではないか…とワタクシはほぼ確信しております
もっとも、もしウェバーが巧くタイヤマネジメントしていたら、或いはもしベッテルがタイヤを痛めていたら、
このどちらかが現実化していればアロンソ戴冠の可能性は高かったでしょうけど…
正直、あんなアホなタイミングでピットインを指示するほど舞い上がっていたフェラーリのレースエンジニア陣の精神状態では
上に仮定した条件下でも、正常な判断が下せたかどうかは極めて怪しいと言わざるを得ないかと
③アブダビにおけるハミルトンの戦い
ほぼ可能性が潰えてたとて、最後まで自身とマシンのパフォーマンスを最大限まで引き出していたと言えます…が
予選タイムにしろピットワークにしろ、ほんの少しだけ足りなかった、それに尽きますね…
しかしなんちゅうか燃え尽きましたね今シーズンは…
ワタクシは贔屓のベッテルがチャンピオン獲ってくれてほっとした訳ですが
今年のチャンピオンを争った5人のドライバー、ほぼ等しく(2~3回)ヒューマンエラーを犯したのはともかく、
実際の処はマシントラブルで失ったポイントが最も多かったのもベッテルでしたからねぇ…
見てるだけなのにここまで神経磨り減らされるなんてシーズン序盤は思いもしませんでしたよ
つか、ホーナーが思わず貧乏ゆすりしてしまうのも今なら解るような気がwww
まぁとりあえず、シーズンオフはCSのF1レジェンズ89-90や大晦日の総集編等をまったり鑑賞しながら
来シーズンへ思いを馳せるとしますか
おわる
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Posted at
2010/11/18 23:18:12
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