
イベントでお客様と接したり、
取材していただいたときだったり、
もちろん
みんカラ を通してでも。
時々いただく
レバー比ってナニ?! というご質問。
タイヤとスプリングとの位置関係が~
てこの原理で~
と、少ないボキャブラリーを必死に駆使してお伝えすると、ご理解いただけるのですが。。
実際に その様子を見られれば、もっと簡単に伝わるのにな~
…
……
というわけで、撮ってみました v( ̄∇ ̄)
クルマは製品も充実してきた
新型エルグランド(TE52) です。
まずはフロント 緑がキラッと
ショックアブソーバ&スプリングが、タイヤも付く ”ハブ” と呼ばれる部品に装着されています。
ですので、タイヤの動く量と ショックアブソーバ&スプリングの動く量とは、およそ
1:1 。
ショック側を基準にして、これを
レバー比 ”1” と呼ぶわけですが、このときは
車高調整で
スプリングシートを1cm動かすと、車高も1cm変わることになります。
お次はリア これまたキラッと
ショックアブソーバは隠れてしまってますが、、、スプリングはタイヤとだいぶ離れて付いています。
当社の採寸では、タイヤの動く量と スプリングの動く量とは、およそ
1.3:1。
レバー比 ”1.3” では、
スプリングシートを1cm動かすと、車高は1.3cm変わる計算ですから、
前もって目安になりますね。
また、レバー比が大きいと、「てこの原理」でスプリングに大きな力が加わります。
簡単に言ってしまえば、リアスプリングもタイヤのすぐ近くに装着するときより、1.3倍カタくする必要があるんです。
フロントにエンジンあって重いのに、
リアスプリングの方がカタい??
の理由がこれ! サスペンション形式によって変わります。
今回の
TE52エルグランドの場合…
前々軸重
1030kg /後々軸重
890kg
レバー比フロント
1 /リア
1.3
純正スプリングフロント
3.2kgf/mm /リア
8.4kgf/mm (当社測定)
ガソリン入れて、人が乗って… となったときの重量バランスをどのくらいに考えているか判りませんが、
やはり リアのスプリングがカタくなってしまうんですね。
レバー比? うーん…な方がいらしたら、ゼヒこのブログ・もしくは画像をご活用下さい♪
また、当社に設定ある車種であれば、取扱説明書にレバー比も掲載しています!
そちらも併せてゼヒ☆
あっ、最後に…
サスペンション部品は、ゴムブッシュを介して取り付けられているので、車高変化は計算どおりにならないことがあります。
調整と計測はその都度、行って下さい m(__)m
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Posted at
2010/10/20 17:01:23