
覗きと言っても、何にも違反しないハナシなのでご心配なく…。
サスペンションをもっと知りたい!
という お声を戴くようになりまして、、
何かお手伝いしたいなー と考えてたんです。
教習所では教わらないですからね。。
エンジンルームなら、確認したことがあるんでしょうが…?
営業の星 プロボックス☆
では、足回りはドコを見たらいいんでしょう?
ワタクシが 今よりさらに知識が乏しかった あの頃、何を考えていたのか…(遠い目)
サスペンションというと、
「クッションはどれだけイイの?」 と聞かれるくらい、凸凹の吸収性が話題に上りますが
そもそも
サスペンションの和訳は「懸架装置」。
言い換えれば、タイヤの位置を決めて・きちんと路面に押さえつける のがお仕事と言えます。
ですので、
とりあえず、、
そんな視点で下から覗いてみます! 安直だな~
実車をリフトに上げて、↓のように覗いていきます。
おぉ懐かしきTEINアルテッツァ

覗くクルマは
プリウス(ZVW30)!
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↓「ストラット式」のフロント↓
前後方向・左右方向から加わる力に対抗するため、まるで”A”の形をしたロアアームになっています。
このクルマでは、
タイヤから横に伸びるアーム(左右方向に耐える)
斜めに入ったアーム(前後方向に耐える)
の2本を一体にした A形アームとなっていますが、一体にせず2本のアームを配置した車種もあります。
そして、ショックアブソーバがタイヤを支えているのが 「ストラット式」 の特徴!
今日のおみ足は TYPE FLEXですネ
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↓「トーションビーム式」のリア↓
前後方向の力に対抗する縦方向の部品の間に、横方向の長い部品が繋がっています。
このような、左右のタイヤが繋がっているタイプは総じて、
「車軸懸架」 と呼ばれます。
それに対し、フロントのように繋がっていないのは、
「独立懸架」。
一般には
走行性能 : 独立懸架 > 車軸懸架
省スペース・省コスト: 独立懸架 < 車軸懸架
とされていて必要なスペックに応じて使い分けられています。
このように
プリウス(ZVW30)に採用されている ストラット式/トーションビーム式サスペンション。
これはプリウスに限らず、軽カーからミニバンまで広く普及している方式でもあります。
走行性能を確保しつつ、車内を広く取りたい…
ハイブリッド車のバッテリーなどのスペースが…
と考えると、これは必然なのかもしれません。
サスペンションの方式は車種ごとのカタログやHPでも、主に
諸元表 というところでチェックできます。
トーションビーム式は、車軸式 と書かれている場合もありますネ☆
皆さんのサスペンション形式はどうでした?
ところで、、
”アーム”は腕だからイイとして…
”ストラット” やら
”ビーム” とは??
この2つは建築関係の用語。それがわかるとイメージしやすいかも?!
車検のとき・オイル交換のとき・スタッドレスへの入れ替えなどなど…
ちらっ と覗いてみてはいかがでしょう♪
※宙に浮かせた車両の下に入ることは危険を伴います。
安全であることを十分に確認した上で作業を行ってください。
【byひとし】
Posted at 2010/11/12 16:01:28 | |
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