
長かった寒空から、急激に暖かくなった昨今。
いざメンテナンス! というお声もボチボチ聞こえて参ります。
車高調整式ショックアブソーバキットであれば、
パッ と思いつくのがネジ部のメンテ。
そんな折に、初歩たる
ネジの緩め・締つけ のハナシをば…。
ブログタイトルは、若かりし頃のワタクシが先輩に教わった文句です。
なんかガンズ・アンド・ローゼスみたいだ。。
これは使う工具を指しているのではなく、
ネジを緩める・締めるときに意識すべきことを一言に纏めたもの。
すなわち、
ネジは
相応の衝撃(インパクト)を加えつつ緩め、
適切な力(トルク)で締めなくてはならない
ということを言っているんです。
ネジを緩めるとき、特にキツく締まっていればいるほど恐る恐る力を入れがちですが
もし雄ネジと雌ネジとの間に異物が挟まっていたら…?
もし雄ネジと雌ネジとが半ば固着するような状況だったら…?
雄ネジと雌ネジとをいち早く切り離さないと、ネジ部がジワジワ攻撃されるようにして、余計な負担を被ることになってしまいます。
逆に
ネジを締めるとき、緩むことを恐れてつい闇雲に締めてしまいがち。。
ネジ部の寸法・材料は、使用環境に応じて設計されていて、締付けトルクも決まっていますから
適切なトルクをかけないと、ネジの性能を発揮するどころか、緩む・壊れるといった恐れも出てしまうんです。
それでは実際の作業例で。
つい確認してしまうこの安定感♪
緩めるとき キツければ、ネジ部品にしっかりかけたレンチをプラスチックハンマー等で。
(周辺部品を損傷させないよう、ご注意下さい)
ハンマー
(大道具さんでいう 殴り ) の先で打つと滑ってしまいそうなら、
Lの字で打つのも一つの手です。
締めるとき は是非
トルクレンチで!
蹴ったり叩きいれるのはご法度!
締付け方法は取扱説明書にも載ってマス。
ちなみに↓のお兄サンが、インパクトを加えずジワジワと力を掛けていったら…??
ケガをしないためにも、こういった考えを持つと良さそうですネ!
原則、一般的なネジ部品なら考え方は同じ。
無理なく怪我なく、作業を楽しみたいものです。
【byひとし】
Posted at 2011/05/11 17:56:55 | |
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