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これは先日あった、本当の話です。


とあるカーショップさんで、
初めてお目にかかった方とクルマ談義をしていたんです。





その方は、スポーツカーがお好きで。

クルマ自体はもちろん、業界にもお詳しい方で。

そして聞けば、いわゆる　旧車　に乗られているそうなんです。



およそ部品が豊富だとは思えない車種だったもので、
実はワタクシはテインの社員で、足回りの相談なら乗れますよ、とお伝えしたんですね。

スペシャライズドダンパー と言って、ワンオフモデルをつくれるんですよ、と。


仕事の時間でもありませんでしたし、ビジネスというよりは
お好きなクルマをこれからも乗っていけるために、お役に立てるかなーと　そんな軽い気持ちだったんです。
純正部品も入手しにくい状況なら、もしかしたら必要になるかもしれません。

ご興味おありだったので、
こんな車種で・こんな要望があって・こんな加工で製作して…　とこれまでの製作バナシを数例ほど
交えつつ説明すること、数十分（たぶん）。




ワタクシの説明が終わって、この方の発した言葉が…






「じゃあ、長さ110mmで7キロのスプリング、巻ける？」





ワタクシ 「えっ！？」






正直ワタクシは、打ちのめされた気分でした。。。




　セッティングはどういう方向か。
　車高はかなり下げて使われるのか。
　剛性の高い倒立は必要か。


などなど、
必要なダンパーキットの仕様や構造を、アタマの中で色々と膨らましていたワタクシだったんですが、
その方が本当に必要としていたのは、そんな細かいことではなく、それを活かせる選択肢。
ずばり　スプリング　だったんです。

何でも、装着できる寸法で探すと、20キロ近いスプリングレートしか選べないのだとか…。

ワタクシはいつの間にか、決め付けてしまっていたんですね。。。




ワタクシは、スプリングだけでも 製作できる旨をお伝えしました。



必要な寸法とスプリングレートのご希望があれば（そして設計が成り立てば）、製作は可能です。
そしてその方のクルマを、より理想に近づけられます！





その場では、具体的な話になりませんでしたが、
もう暖かくなってきましたし、もしかしたら そろそろ お役に立てるかなー、と
楽しみにしている最近のワタクシなのでした。



同じような悩みを抱えてらっしゃる方は、ぜひ一度ご相談下さい。
お役に立てるかもしれません☆


【byひとし】