
新型プリウスに減衰力調整式ダンパーを装着した場合、
すっごく減衰力調整が大変
なんです・・・
新型プリウス用に減衰力調整式ダンパーを作ること自体は
特に苦労せずできちゃいます。
難しいのは、如何にして
調整しやすい(というか、調整できる)
ように設計するか。
では、まずフロントから。


ダンパーの頭の部分(アッパーマウント)は、矢印の箇所の下に位置します。
ここにね、


新型では、こんな風にフタがされてしまっているんですよ。
左右に跨る鉄のパネルで完全に覆われていて、手が入る隙間もありません。

鉄のパネルを外せばこのように減衰力調整ダイヤルが見えるわけですが
ここまで来るのに凄い苦労です。
もしくは、鉄板に穴をあける等の加工が必要になってきますよね。
単筒倒立式であれば調整部分がダンパー下部にありますので
パネルは外さなくても大丈夫ですが、服が汚れる覚悟は必要です(笑)
ちなみにテインでは

オプションの
EDFCシリーズを同時購入すれば
このようにステッピングモーターで減衰力を自在に、室内からコントロールできますので
大変な作業をする必要も、服を汚す心配も、一切ございません!
※画像のモーターは確認用ダミーなので配線が切れています
続いて、リア!


サスペンション形式もろとも一新されたリアは、特殊な形状の純正マウントを採用しています。
上部のボディパネルが開口されていないので、従来型のように室内から調整ができません。
ちょっと待てよ!

インナーフェンダーめくれば、マウント上部の隙間からアクセスできるじゃん!?
いやいや、これが落とし穴なのです・・・


純正アッパーマウントには元々、樹脂製の防水カバーが付いていますが、
ダンパーを外さすに減衰力調整するには、このカバーを外しておく必要があります。

しかし、この純正マウント、水が入ったら抜けない構造になっておりますので
樹脂カバー無しで走って、ここに水がたまったら、最終的に錆びてしまい大変なことに・・・
したがってテインでは

このような構成にはしません!
専用のアッパーマウントを製作し、EDFCのステッピングモーターを装着できる構造にします。
もちろん、水が入っても大丈夫なように対策も行います。
とまあ、いろいろと苦労の連続な新型プリウスの車高調開発なのですが、
いよいよ発売時期をご案内できる段階に来ました!!
2WD用は
FLEX A / FLEX Z ともに
2月発売予定で準備を進めております!
もうしばらくお待ちください。
もちろん、
EDFCシリーズも同時購入を強くオススメします。
でないと、実質
「減衰力の調整ができません」からね・・・(^^;



左から
EDFC ACTIVE PRO 希望小売価格(税抜)67,500円~/1台分セット
EDFC ACTIVE 希望小売価格(税抜)47,500円~/1台分セット
EDFC II 希望小売価格(税抜)29,500円~/1台分セット
そしてこちらも忘れていませんよ~♪


4WDもデモカー導入し、鋭意開発中です!
Posted at 2016/01/08 20:55:05 | |
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