第1戦
第2戦
第3戦 とお伝えしてきた
2012中国ラリー選手権(CRC)も、
この第4戦がシーズンの最終戦となりました。
これまでの3大会を振り返って お判りの通り…。
CRCは何だかとっても過酷。
ラリーはもちろん、モータースポーツは得てして過酷なものですが。
CRCのそれは独特なものだとワタクシはいつも感じておりました。
そんなCRC、今年最後の舞台は。。。
気温マイナス35度にもなる中国最北の地、黒龍江省 漠河県。
過去にマイナス52度を記録したこともある
極寒の地 です。
寒がりなワタクシは、聞いただけでも背中が丸まりますが、
優秀・勇敢なTEINスタッフは、1週間かけてサービスカーで自走(!)して、
チームのサポートに駆け付けたのでした。
着いたところは、ひたすらに白銀の世界。。
現地の人の牧歌的な風景を見ながら、さっそく
Gr.Nダンパー のセットアップにかかります。
スノーラリーというのは、テクニックもいざ知らず、経験がものをいうラリー。
こんな過酷かつ特殊な条件でも、世界中のラリーを走らせてきた我らが
エンジニアたちは確実にクルマを仕上げていきます。
いざ、本番に向けてチームも万全の準備が整いました!
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さぁ、晴れてラリーのはじまり!
最北の街は、この一大イベントに沸き立ちます。
ドーン
ババーン
うひゃ~~
ゼロカーもTEIN装着!
颯爽とスタートを切っていった競技車両を待っていたのは、地元の学校の校庭(!)
これがなんと、走行重ねるごとに路面コンディションが目まぐるしく変わる魔のコースで
トップドライバーも20位以下に沈む状態に。
果たして、翌日からの本格的なステージは大丈夫なんだろうか…!?
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翌日。
いざコースに出てみるとそこは。
時速200キロ超のハイスピード林間ステージ
フルスロットルですっ飛ばし…
迫りくるシケインを華麗に抜ける…
度胸とブレーキがものをいう場所!!!
だったのです。。。
参加者の中には、タイヤが外れる者・ダンパーが壊れる者などがトラブル続出。
我らがサポートチームも思うようにペースが掴めず、順位をなかなか上げられません。
それでもシリーズタイトルに望みを繋いだまま、最終日に挑みます。
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迎えた最終日。
ライバルチームでは、
寒すぎてエンジンが掛からなかったり
(!!)、コース上で炎上したり
(!!!)と、
次々にアクシデントが襲う、最後まで気の許せない展開。
我らがランサーも無傷では済まず…
シケインでフロントをヒットし、水温150℃の完全オーバーヒート。
幸運にもリタイアは免れたものの、エンジンを労らねばならずシリーズは3位という結果に
なったのでした。
このように 悲喜こもごも あったラリーでしたが、それでも終わればクルーは元気いっぱい。
このモータースポーツを満喫したようです♪
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こうして幕を閉じたCRC 2012シーズン。
来年はいかなるシーズンになるのやら!?
進化するGr.Nダンパーと我らがサポートチームに
また、ご声援よろしくお願いします☆
【byひとし】
Posted at 2012/11/26 22:00:41 | |
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