【性能改善】フッ素樹脂テープでフロント周りにマイナス帯電を注入してみた!
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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これまでフロント周り等に大量のアルミテープを施工して『静電気対策』をしてきましたが…
今回はあらためて静電気対策をする目的の部分から説明しておこうと思います。
かなり長文が続き、閲覧しずらいと思いますがご了承下さい(^-^;)
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まず車が走行している限り『空気』と『ボディ』は常に触れ続けています。
そして両者の摩擦により『空気』と『ボディ』は基本的に『+に帯電』しています。
そのため『+に帯電』したもの同士がぶつかると、磁石のように反発します。
この現象が車のボディ表面で起こることで『空気が剥離』してしまい、ボディ形状に沿って流れなくなってしまいます。
『空気の剥離』により乱れた空気は、愛車の本来持っている空力的特性を乱し不安定な状態にしてしまいます。
そこで!アルミテープ等の静電気対策アイテムを施工して、ボディに帯電した『+の静電気』を除去することで、空気との反発をなくし、愛車のもつ本来の空力特性を引き出し整えるのが主目的となります!
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続いては、特にフロント周りに対して静電気対策を徹底的に施工することが多い理由について説明します。
その主な目的としては『燃費の改善』や『操縦安定性の向上』です。
フロント周りへの施工により、フロント周りのボディ形状に沿って空気が流れるようになると、進行方向前側に向かって『コアンダ効果』という力が強く働くようになります。
『コアンダ効果』とは航空機でいう翼で揚力を生むために発生している力です。
※詳しくは『コアンダ効果 航空機』などのキーワードで検索してみてください。様々な記事を確認できます。
つまりバンパーの角やボンネットの前端部分にも翼の揚力を発生させているのと同じような効果が発生しているのです!
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まずはバンパーの両端部分です。
空気は青矢印のように通過していきます。
それにより赤矢印の方向へ力が作用します。
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続いてボンネットやバンパー前端の上下方向部分です。
こちらも同様の力が働き、赤矢印の方向へ力が働きます。
ちなみに、ボンネット前端に発生するコアンダ効果による力は『アップフォース』も発生するため車が不安定になるのでは?
と考える方もおられるかもしれませんが問題はありません!
もともとこの部分には強烈な正圧によるアップフォースが作用しており、静電気対策を施工して空気がきれいに流れるようにすることで『正圧の減少&ダウンフォース向上』の効果が見込めます!
そして進行方向に向かってコアンダ効果が作用するので、燃費向上だけでなくダウンフォース向上による操縦安定性の改善も見込めるのです!
さらに!フロント周りの空気がきれいに流れていくことで、走行中に虫等が愛車にぶつかるリスクを減らす効果もあります!
ということで、愛車の本来持っている性能を引き出してあげるために、本日も静電気対策を進めていきたいと思います!
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今回は前置き部分だけでなかなかのボリュームとなってしまいましたね(^-^;)
とはいえ、これから実施する内容は強力に静電気を除去するための施工なので、ここまでの基礎知識を理解して作業をしないと効果をうまく発揮できない可能性があります。
なので説明をさせていただきました。
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まずは導電性アルミテープをボンネット前端に貼り付けます。
※あえて左右は分割しています。
表側にまずは貼り込んだあと、裏側に折り込む形で貼り付けてみました。
※貼り付け時にはスキージも併用して、仕上げにしっかりと圧着までしています。
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続いて、アルミテープの上から『フッ素樹脂テープ』を貼り付けていきます。
テープ自体が非常に薄いので、貼り付けにはかなり気を遣いますがなんとか貼り付け完了です(;゜∀゜)
少しアルミテープが透けて見えていますが、気にならない程度にはなりました。
以上で今回の施工は完了です!
まだ施工してみたい場所があったのですが、今回はここまでで一旦終了です!
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