順風？それとも逆風？

ブログにてヤンマートラクターの修理（プチ改善）予定を4点挙げたが、今回はそのうちの右肩側送風ファンを診ていきます。

送風ファンはドアとリアウィンドウの間のBピラーパネルに仕込まれてますので、パネルを剥がします。上に爪があるので、下側を引っ張るだけです。

4つの課題の内、送風ファンの点検とリアワイパーミストスイッチを右側パネルに追加するのは作業的にほぼ同じなので、一気に作業します。

先行例を参考に細目のドリルビッド（3φくらい）でパイロットホールを明けて、以降ステッピングドリルとリーマーでプッシュスイッチの径まで拡げますが、詳細はまた後日。

さてと両方の送風ファンを確認します。

写真左側が送風の弱いキャビン右側のファン。机上で12V導通させてファンを回すと、おぉ、けっこう風は強いよ？故障や配線とか痛んでる感じはないけど？
ただファンの中央にシールがあったりなかったりだし、なんか羽根の向きが違う？？

写真がボケていてスマン。

型番は”MMS－DBC12DU（？）”で、メーカーは”オプテック　ダイイチデンコウ”、信頼のMADE　IN　JAPAN。仕様は12DVCで0.25A。
多分、第一電工舎さんだと思います。ヤ△オクでも商品が出てました。

写真ではキャビンから後ろを見てます。

左肩後ろ付近に送風ファンがあるので矢印のイメージで風が出てくるのですが、

写真左側が送風が弱いと感じたファン。もしかしたら表裏逆なのでは？

ネジを外して筐体をひっくり返してネジを留め直し、これで左右ファンの羽根の向きが同じになった。
実は画像3のテストで、背面から出てくる風は強かったのだが、パネルからキャビンに出てくる風は間違いなく弱かった。
つまり取付そのものが表裏反転で、ファンの機能は送風ではなく吸入だったのでは？

ファンの表裏を交換してテストしたら、パネルに向いている側から強い風が出てくる。写真の方向にオレンジ色の風が吹くわけだ。

これで左右両パネルから風がリアウィンドウに当てられるので結露が減るはず。ここで両方の風同士が激突してることになる。

ここまでDIYをやって風呂に行き湯船に入りながら整備手帳の文言を考えてた。そこでちょっと閃いた。

「実はメーカーとしては風が循環するように右から送風、左で吸入にしてたのかも？」

吸入するにしても車外へ排出するダクト類はないが、これに関しては、あるかも？なので実際の除雪時の結露具合を見て再調整したい。作業は一応完了です。