先日は差し替えで紫陽花の記事をアップしましたが、本当はこちらの記事をアップする予定でした。
とんでもない事件だったのです。
この頃はコロナの3密で他人と接触しないように、且つストレスも溜めないように
田舎に出かけましたが逃げる事になるとは。
兵庫県は神子畑選鉱場跡が有名ですが忘れてならないのは明延鉱山跡です。
神子畑選鉱場跡と明延鉱山跡は繋がっていたのでセットで訪れてください。
写真は昔に紹介した一円電車です。
物凄く小さい車両で、元々は鉱石の運搬を行うと同時に、鉱山で働く人とその家族を料金1円で運んだことから「一円電車」と呼ばれるようになりました。
この写真を撮っていたら後ろから気配を感じました。
振り向くとキツネが30cm手前にいましたが
音も無く近づいてきたのでびっくりしました。
いい被写体発見!
僕はこのキツネを撮りまくりました。
キツネは逃げる逃げる!距離を保とうとしているのです。
そのキツネがこの写真!
僕とキツネの距離は10m位、もう少し接近して撮りたい!
こらがよくなかったのです。
口をモグモグさせ左手にペッて吐く振りをしました。
本当は食べ物など持っていません。
すると10m離れていたキツネがトットットッとこちらに向ってきました。
目を見るとギョロっとしてました。
野生の目でした。
直ぐ手前まで来て黒いカメラをジッと見つめジャンプして襲い掛かってきたのです。
威嚇しましたが怯む事はなく左右に周りながら狙っています。
横から奪い捕ろうとしているのです。
これは食べ物ではないよ!と言っても人間の言葉が分かるはずもありません。
その時の写真がこの画です。
上の写真と違う雰囲気に見えますが同じキツネです。
僕の恐怖心は限界に達し逃げました。
本当は動物に背を向けてはいけないのは分かっていましたが
諦めないのです。
タッタッタッタと走るとキツネもタッタッタと追いかけてきます。
その後、道路脇に60cm程の高さの芝生の丘がありそこへ登りましたが
キツネも軽くひょいと登ってきました。
また、道路を走り、さっきの芝生の丘に登りキツネを登らさないように
手を大きく広げるとキツネは諦めて去りました。
その光景を見ていた近所のおばあちゃんはひゃひゃひゃっ笑っていました。
本当はおばあちゃんの家に逃げたかったけど3密の事を考えると出来ませんでした。
この近所は限界集落で家は数件あるが殆どが空家で近所の人が餌付けしているみたいとの事。
先週は食パンを咥えていたそうです。
上の写真をよく観ると乳房がありお腹が空いていたのか?
または子キツネに何か食べさせようとしたのか?
こうなったのも全て自分が悪いのです。
反省!~orz
さて、一円電車ですが
昔、「一円電車」の愛称で親しまれた鉄道があったのは、兵庫県養父市大屋町明延。
兵庫県の山間部にあるこの地では、古く平安初期には鉱脈が発見され、スズ、銅、亜鉛などが産出された。
1912(大正元)年には、明延で産出された鉱石を、山ひとつ離れた神子畑(みこばた)に設けられた選鉱所に運ぶことを目的とした「明神電車」が開業。
一時期には4000人を超える鉱山関係者がいたという明延鉱山だが、1987(昭和62)年3月には閉山となり、「明神電車」も廃止となった。
写真のくろがね号はコロナの影響ではっきりした事は分かりませんが8月から
乗れるかも知れません。
体験乗車会は訪問する前に一度確認をしておいた方がよさそうです。
レトロ調
蔓日々草(つる日々草)かな~
あわ~い紫色が綺麗でした。
最後は北星住宅です。
昔はこんな長屋が沢山ありました。
鉱山職員とその家族が暮らしていましたが
風呂は無く撮影者の後ろに銭湯があり、家族みんなで桶を持って
銭湯に入っていたのです。
その銭湯も更地になっていました。
昔はこの看板は無かったように思えますが、はっきりした事は覚えていません。
廃墟が観光地になっていたのですね~w
写真では更地ですがここにも数年前には長屋がありました。
長屋のトイレは隣りの部屋のトイレと薄いベニヤ板一枚だけだったので
自分がトイレに入っていると隣りの部屋の人がトイレに入ってくるのが
丸分かりだった思います。
今の時代ありえない事ですが、昔はそれが普通でした。
左端にチラッとプレコンが写っていますが今となっては珍しい建物です。
写真に煙突が見えますが多分、水洗トイレではなくボットンだったので
煙突のこちらの窓がこちらの部屋のトイレで煙突の向こうが隣りの部屋のトイレです。
いかに簡単な造りだったか伺えます。
後に入居者がへり5家族だった部屋も、一気に2倍の広さになり
さらにお風呂が増設されました。
ここには昔、プロパンガスがあったと思われます。
小部屋になっているのはガスボンベが倒れないように鎖で張っていたのです。
小学生はこのボンベの後ろに隠れて鬼ごっこをしたりして遊んでいたのかも。w
最後にさびれたGSです。
こちらもレトロ調で。
下側のメーターを見てください。
それだけ稼でいたのです!
しかし、時は流れ鉱山は閉鎖され住人達はいなくなりました。
今はポツンとGSの計量機があるのみ。
2014年頃のブログタイトルでさびれたGSをアップしていますが
場所の問い合わせにつきましてはプロフィールがグレーでブログやパーツレビュー・整備手帳がない方は返信できませんのでご了承ください。
多分外からの人だと思いますがみんカラのメールは会員しか出来ないので
登録日も数日前の人なのですが、リスクがあるので理解してもらいたいです。
参考資料
一円電車
住所 兵庫県養父市大屋町明延1082-1
プレコン
プレキャストコンクリート (precast concrete) は、現場で組み立て・設置を行うために、工場などであらかじめ製造されたコンクリート製品、あるいはこれを用いた工法。
プレコン、あるいは単にプレキャストと略して呼ぶこともある