等々力渓谷・多摩川散策　～都会にある大自然を堪能～ 　その２

承前。
等々力不動の高舞台を降り、桜の花が咲いている辺りに行く。弁天を祀る祠を覆う池は桜の花のじゅうたんになっていた。

渓谷をあとにした私は近くの多摩川を目指して歩くことにした。
閑静な住宅街の中にも自然あり。
これが世田谷の特徴かもしれない。
そんなときに発見したのが、横倒しにされている菜の花と猫。
横倒しにされている菜の花の根の辺りにあるメロンパンみたいなものは一体なんだろうと思っていたら、猫が突然に走りよってきて被写体にちゃっかりと収まったのである。

いよいよ多摩川。
川向こうは神奈川県川崎市となる。
まだまだ桜の花がきれいだった（四月中旬）。
前方かすかにみえる高層建築物は二子玉川のできたマンションであろう。
この後、多摩川土手を歩いて二子玉川まで歩いてみた。

多摩川に架かる橋がおそらく第三京浜で、川を越えるとあっという間に川崎市に入る。
第三京浜は直線路なので、特に多摩川を越えるときは一気に通過してしまうが、このように土手から橋を見上げると、「トンネルを越えるとそこは雪国だった」的な叙情感がいささかながら漂う。