2015年04月29日
残価設定についての備忘録
少し前に急に盛り上がった乗り換え計画。
一旦、閉店ガラガラですが、
支払方法でもメジャーになりつつある残価設定について備忘録として残しておきます。
ちなみに、残価設定と一纏めにしておりますが、
これも安全装備のように各社いろいろな名称がありますので、便宜上残価設定とします。
現行アウトバックが出たばかりの頃、スバルに行った際に残価設定を薦められました。
その時は、いろいろな理由があるとは言え、2~3年で乗り換えしているのを棚に上げて
「自分は愛着を持って長く乗ろうと思っているんだ」
「だから、残価設定のような3~5年で売る事を前提にする買い方なんてしないよ!」
こんな事を思いながら、残価設定に否定的でした。
今回、話を聞いた中で感じたメリットしては、以下のような点が挙げられると思います。
分かりやすく言えば、例えば、本来はカングーまでしか手が届かないけど、
残価設定を活用すれば、グランカングーに手が届くみたいなイメージです。
(グランカングーが正規で入っていないから余計分かりにくいかな…)
最後の支払分を多め(車種や年数によって20~60%程度)にする事で、
毎月の支払を抑え、ワンランク上の車種を選択できる事が最大のメリットかと思います。
メーカーによってばらつきはあるようですが、ある程度の買い取り保証がありますので、
グレードや車体色によるリセールを気にせず自分の好きな仕様を選択できます。
ディーラー各社も推している支払方法ですので、通常ローンより金利設定が低めである。
故障が増えてくるであろう5年を目処に新しい車に乗り換える選択肢がある。
ただ、そんな消費者にだけメリットがある訳ではありません。
当然、デメリットがあるはずです。
人気車種の場合は、残価率は高めになるので、メリットのように思えますが…
例えば、300万円の車の5年後の残価率が25%だと仮定します。
すると、5年後の残価額は75万円となり、残りの225万円を5年間で支払っていきます。
1年間で45万円を返済していく事となります。
ボーナス支払をゼロとすると、1ヶ月で3.75万円を返済していきます。
一方、同じ300万円の車で5年後の残価率が35%の車種があったと仮定します。
すると、5年後の残価額は105万円となり、残りの195万円を5年間で支払っていきます。
1年間で39万円を返済していく事となります。
ボーナス支払をゼロとすると、1ヶ月で3.25万円を返済していきます。
これだけを見ると、月々0.5万円支払いが少なくて、5年後の残価額が大きい後者の方が
お得な感じに見えますが、残価額にも利息が掛かっているので、総支払額は増えます。
また、5年後に買い取るとした場合は、残価額が少ない方が懐的に楽なのは当然です。
こう考えると、何が良いのかが余計に訳分からなくなってきます。
一番イイのは、笑顔で現金払いですけどね。
気に入ったブランドであれば良いけど、違うブランドに行きたいと思った時、
買取保証があるとしても、何となく不安…。
気持ちの問題ではあるけど、何となく自分の車っていう印象が薄いような気もする。
認定中古車も扱うようなディーラーからすれば、定期的な新車の販売にも繋がり、
新車販売も含めて考えると、他の中古車買取業者よりも有利な条件を提示できるので、
メンテの行き届いた走行距離も少なめな程度の良い中古車がコンスタントに入庫されます。
当初は、否定的だった残価設定ですし、確実にデメリットもありますが、
新車購入時に定期点検やオイル交換等まで網羅したパック等をプラスしてしまえば、
初回車検の金額以外はほぼほぼ持ち出しなしで5年間乗れるっていうのも悪くないのかな。
愛着のある車を修理しつつ、乗っていく方が家計的にも優しいのかもしれませんが、
住宅情報誌の定番テーマである「持家と賃貸のどちらがお得?」みたいに
そもそもが机上の計算通りに行くかどうか不確定な要素も多々ありますし、
人それぞれの考え方もあるし、優劣をつけられる性質のモノではないのかもしれません。
車検証の所有者欄は自分の名前が入らないけど、それは通常のローンも同様だそうです。
そう考えると、残価設定を活用するのもひとつの支払方法として有効かもしれません。
※私が聞いた話の中でまとめたものですので、間違った理解があるかもしれません。
また、ブランドによっては買取保証の定義が微妙に異なっていたりするそうです。
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Posted at
2015/04/30 00:46:41
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