2014年01月21日
近頃の車のCMと言えば、燃費がクラス最高だとか、自動ブレーキがどうとか、
走行性能と言えば走行性能の一部かもしれないけど、その手のCMばかりが目立つ中、
珍しい走行性能の良さを全面に押し出した三菱のクリーンディーゼルのCM。
これに衝撃を受けて、試乗申し込みをしました。
自宅近くの店舗でもD5の試乗はできたのですが、
どうせならCMで紹介されているデリカD5とパジェロの両方に試乗してみたいと思い、
はるばる隣県のディーラーまで行ってきました。
もしかすると、三菱ディーラーに入るのって初だったかも!?
これまで三菱ディーラーを遠目に見ていた印象では、一見さんは入りにくい印象でした。
僕が知っている地域のディーラーに限られるのかもしれませんけど…
でも、昨日伺ったディーラーは県内でも旗艦店舗らしく、
広々としていましたし、試乗車もいち早く入荷するらしいとの事でした。
そこそこお客さんも入っていて、賑わっていました。
自宅最寄りの三菱ディーラーとは全く印象が異なります。
こういう三菱ディーラーなら入りやすいかもしれないですね。
到着後、店内で免許証のコピーを取られたり、試乗時の免責書類等を記入すると思っていたら、
すぐに試乗へ行く事になりました。
免許証は、車に乗り込む前に目視で確認したのみで出発する事に。
まずは、デリカD5。
全長:4,730mm
全幅:1,795mm
全高:1,870mm
車重:1,880~1,910kg
最少回転半径:5.6m
排気量:2.267L
最高出力:109kw(148ps)/3,500rpm
最大トルク:360Nm(36.7kgf・m)/1,500~2,750rpm
タンク容量:64L
変速機:INVECS-Ⅱ6速スポーツモードA/T
現在の三菱のラインナップで何か選べ!と言われたら、
これとギャランフォルティス5ドアで悩むだろうな、きっと。
少し前ならコルト・エボリューション。
もっと前ならカリスマとか乗ってみたいな。
今から20年くらい前かな、叔父さんがデリカ・スターワゴンに乗っている頃から
デリカは他の1BOXとは違った独自の世界観を持った存在でした。
スターワゴンからスペースギア、現在のD5とスタイルも大幅に変わっていますが、
いまだに魅力的な存在です。
内装は、日々フランス車に乗っているので、ショボい感じはさほど感じませんが、
価格比で考えると、もう一頑張り欲しいところでもあります。
ただ、帰り間際にカタログを頂いたロイヤルエクシードはちょっと演出過剰かなとも…
で、簡単な試乗記。
運転席に座って、カングーよりもアイポイントが高く、運転しやすそうな印象を受けました。
また、パドルシフトがあるのにもちょっとビックリしました。
あると便利なのかもしれないけど、パドルシフトの車を所有した事がないので、
それほど利便性を感じていないだけでしょうね。
ちょっと残念だったのがサイドブレーキが足踏み式だった事です。
考えが古いのかもしれませんが、サイドブレーキは手で引きたい派です。
足踏み式であれば、収納を増やしたり、ウォークスルーが可能となったり、便利そうですけど、
走行中にウォークスルーなんて危ないし、停車しているなら外から回り込めば良いし、
広くなった場所で胡座かいたり、不自然な体勢で運転するる為ならば、全く不要だと思います。
今回は、担当者のご厚意で比較的長めの試乗をさせていただいたのですが、
途中、山道に続くアップダウンのあるちょっと狭い道、多少スピードを出せそうな広めの道と
いろいろな道を走行させていただきました。
比較的高めのアイポイントでしたので、カーブでは揺さぶられる感じがあるかと思っていましたが、
あまりふらつきもなく、しっかりした挙動だと感じました。
一番気になっていたクリーンディーゼルの動力性能ですが、
試乗の間、そこそこ重たいであろうD5を走らせるのに不満を感じる事はありませんでした。
ただ、20~30分の試乗で、若干腰周辺に違和感を感じたような…
こういう事を書くと、輸入車カブレがとか言われるかもしれませんね。
D5、遠出をする場合にはこまめな休憩が必要かもしれません。
でも、今の高速のSAやPAや道の駅は楽しめる存在ですから、
休憩する事も旅の楽しみのひとつと考えれば、進んで休憩だって取りたくなります。
次は、パジェロ。
全長:4,900mm
全幅:1,875mm
全高:1,870mm
車重:2,230~2,290kg
最少回転半径:5.7m
排気量:3.200L
最高出力:140kw(190ps)/3,500rpm
最大トルク:441Nm(45.0kgf・m)/2,000rpm
タンク容量:88L
変速機:INVECS-Ⅱ5速スポーツモードA/T
室内に目を向けると、シフトレバーがD5比で結構ごついです。
そして、売れに売れた2代目当時に憧れた高度計等の3連メーターはデジタル式に…
性能は良いのでしょうけど、3連メータ復活希望です、個人的には。
他に室内で気になった事は、
軽自動車でさえ、スマートキーが多い中、鍵は昔ながらのシンプルな形状。
当然、昔ながらの鍵を差し込んでエンジンをスタートさせます。
サイドブレーキは手で引く方式。
変速機もD5の6速に対して、パジェロは5速です。
パドルシフトもなし。
その辺りの理由を伺うと、パジェロの本質が見えてきます。
ヘビーデューティな使われ方をする車ですから、
既に確立された信頼された方式を採用しているので、最新機能は載せていませんとの事でした。
極端に言えば、砂漠を走っていて動かなくなるリスクを減らすって事なんでしょうね。
簡単な試乗記。
アイドリング音は、パワーが勝るパジェロの方が賑やかでした。
パジェロのカーブでの挙動ですが、D5と比較するとちょっと揺さぶられる感覚がありました。
ただ、それは岩場等の悪路でもサスがきちんと動くような設定にしているからとの事らしいです。
一番気になっていたクリーンディーゼルの動力性能ですが、
試乗の間、D5より400kg前後思いパジェロに対しても走りで不満を感じる事はありませんでした。
ちなみにリコールでタンク容量の小さくなったカングーですが、
両車のタンク容量はD5の64Lに対して、パジェロは88Lとなります。
両車共に事前知識はほとんどなく、試乗に向かったので、
基本的な部分ではD5とパジェロって部品を共有していると思っていたのですが、
結構いろいろと同じようで異なる車作りがされているのだと感じました。
日常生活では使うには、乗り心地、使い勝手含めて、D5に分があります。
当然、奥さんもD5の方が良いと言っていました。
でも、乗り心地、使い勝手が劣るであろうパジェロですが、
本格的なクロカン車(死語!?)なんですから、多少の我慢だって必要だと思います。
それらを含めて、もしどちらかを選べ!と言われたら、パジェロを選びたいと思います。
ただ、カングーよりも大型のキノコミラーが装着されてしまうんですね…
もし、パジェロを購入する事があったら使い勝手が劣るであろうとショートボディを選択します。
ちなみに、スタッフが言うには、ロングとショートの売上の割合は9:1との事。
最後に見積もりをしてもらいました。
D5は大型ナビやリアモニター等で50万円を超えるのOPが付くとは言え、400万円超。
パジェロも諸々の30万円弱のOPで450万円超。
クリーンディーゼルモデルは、ほぼ同程度の装備のガソリン車の40~50万円高との事。
万一、購入するとしてもそこまでOPを奢る事はないですが、
乗り出し400万円からは覚悟しないといけないんだなぁ…
結構ハードル高いですね。
パジェロのロング最上級グレードの価格になると、レンジローバーイヴォークも視界に入ってきます。
クロカン系の試乗は初めてでしたが、これはこれで魅力があるなぁと思いました。
車に乗れる時期は限られていますから、
いろいろな車に乗ってみたいと言う気持ちが沸々と湧いてきちゃいました。
でも、今の車に長く乗ると決めたんです、キリッ)
試乗記っていうか、単なる感想文ですな…
Posted at 2014/01/21 00:59:19 | |
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