水の音のブログ一覧

お久しぶりです。
水の音です。

久しぶりに日記を書いています。
というのも、この気持ちを何処かに残しておかないといけないと思ったからです。


皆さんにとって車はどんな存在でしょうか。
友達、恋人、道具、家族。
十人十色で、車に接していると思います。

自分にとってエイトは『家族』でした。
それを痛感することがあり、日記という形で残します。


ことの発端は、この車です。

新型アクセラ20sツーリング。
エイトを点検に出している間、関東マツダの1日キャンペーンで借りました。

『感触が良ければ乗り換えよう』
そう嫁と話した上での試乗でした。

試乗の結果はほぼ満点。
FFなのにリニアに反応するハンドリング
エイトと比べても遜色なく効くブレーキ
多すぎず少なすぎずの丁度良いパワー感
居住空間の快適さ
どれをとっても魅力的でした。

嫁もノリノリ。
ディーラーにアクセラを返却に戻ってからは商談が進みました。
最初は自分もノリノリでした。

でも、話が進むに連れて、どんどんモヤモヤが大きくなっていきます。

浮かぶのは、エイトのこと。
そればっかりが大きくなって、どんどん弱気になっていきます。
結果、その日に決めて良いとの嫁の言葉を濁し、話を持ち帰りました。


家に帰って、悩みました。
エイトが良いと即答できなかったということは、アクセラに魅力を感じているから。
でも、こんな後ろ髪に引かれる思いをしているのは、エイトとまだ一緒に居たいから。

頭の中がぐるぐるしてまったく考えがまとまらず、気付けば友人に相談していました。

友人は言います。
『エイトに他の誰かが乗っている姿を考えて嫌だと思うならやめておいた方が良い』
想像したら、堪らなく悲しくなりました。


悶々とした気持ちの中、仕事を終えて帰宅し、夕食を食べていると、
『どうするか決まった？』
と嫁から聞かれました。

その瞬間、涙が溢れてしまいました。

エイトと一緒に居たい
最後のオーナーは自分でありたい
それが叶わなくても、せめて、少し大きくなった息子に
『パパの車カッコ良いね』と一言ってもらいたい。
胸の内を全部嫁にぶつけていました。

それを聞いた嫁は怒るでも呆れるでもなく、
『いいよ』
と言ってくれました。


ディーラーには明日返事をすることになっていますが、
今回はエイトの車検を通すと返事をします。

新車のドキドキより何より、
この5年間、連れ添った家族と別れることは自分にはできませんでした。

いつまで所持できるのか。
それは分かりません。

ただ、この気持ちを忘れずに今までよりももっと大切にエイトと接していきます。


長文失礼しました。