こんばんは、水の音です。
MAZPARTSさんのブログで紹介されたMPSボンネット。
マツダ系輸入パーツ大手の店舗に取り上げられたことで、
みんカラをやっていない方もこのボンネットが認知され、興味を持った方が居ると思います。
MAZPARTSさんのブログには、ボンネットにかかる実際の費用ついては明らかにされておらず、
「要望集まったら取り扱うかもね!」的な感じで紹介されているので、
「欲しいけど実際いくらなの!?」
ってのが正直な感想ではないかと。
と、言う訳で、ある程度の費用感と品質についてブログを書くことにしました。
注意点としては、あくまで
「個人輸入した場合」ということです。
MAZPARTSさんのような大手は輸入ルートをいくつか確保していると思われますし、
Facebookでコメントをしてみましたが、日本からの配送ルートもいくつかあると
コメント頂きましたので、恐らく経費を安くする術があるのかと。
なので、水の音が輸入した費用がそのままMAZPARTSさん価格に直結するものとは考えず、
あくまで
参考価格程度と思ってください。
逆に、個人輸入だからこそ業者介入のマージンを含めないので、
紹介する金額の方が安い可能性もありますが、そういう面も含めての紹介です。
※1タイバーツ=4日本円 で換算します。
※レートは日々変わっているので、必ずしも紹介した金額にはなりません。
また、下記金額は当方一人で輸入を試みた時に計算した金額です。
実際はくらしなーさんと協力して輸入しましたので、紹介する額より少し安いです。
今回の件、くらしなーさんも、同様にブログを上げてくださっているので、
こちらも参照すると大体の概要は掴めると思います。
☆価格☆
■ボンネット価格
・FRP(無塗装)
→60,000円
・ウェットカーボン(無クリア塗装)
→100,000円
■輸送費(タイ→タイ)
・梱包代+タイ国内輸送費+諸経費
→10000円
■輸送費(タイ→日本)
・航空便(通関代行有+ドアtoドア配送)
→144,400円
・船便(通関代行無+港までの配送)
→44,000円
■輸送費(日本→板金業者)
業者を使う場合
・ヤマト便
→引き取り不可
・佐川急便
→引き取り不可
・西濃運輸
→18,900円
自分でやる場合(アクセラには積めません)
・軽トラックレンタカー費用(12時間レンタル)
→約5,200円(ニコニコレンタカー)
■ボンネットに対しての課税(日本国消費税)
・FRPの場合
→4,800円(60,000円の8%)
・カーボンの場合
→8,000円(100,000円の8%)
■その他雑費(通関手数料やコンテナ廃棄料等)
・5,000円
■塗装費(ボンネット修正費込)
・70,000円
■合計金額(船便)
・FRPの場合
→199,000円
・カーボンの場合
→232,200円
これが大よそにかかる全体の金額です。
odula/LEGのものであればカーボン材質のものを購入し、
クリア塗装までしてもお釣りがくるでしょう。
下手すりゃお釣りでもう一個大物行けるレベル。
大変なのはやはり配送の部分です。
航空便は通関手続き込のドアtoドア配送で
注文してから1週間もあれば手元に届きますが、目を疑うほど高いです。
船便は値段は安いですが、注文してから日本に到着するまで20日前後かかります。
また、当たり前ですが港までしか運ばれません。
港からの通関手続きとその後の配送は自己責任です。
更に言えば税関はお役所なので、平日しか空いていません。
ボンネット自体はさすがFRPなので軽いのですが、如何せん

こんなガッチガチの木箱に厳重に格納されているので、

軽トラでもこうなります。
そんでもって、この木箱、ちょっとやそっとでは開かないように
ガッチガチに釘が打ちつけられていますので、
バールとトンカチ、そして何より木箱をバラすスペースが必要です。
ついでに、釘がでているので木箱は通常ゴミでは捨てられず、
粗大ごみ扱いで行政に持って行ってもらう必要があります。
※配送の部分を、MAZPARTSさんが安価でどうにかできる術があるのであれば、
輸入は恐らくかなり楽になりますし、全体の経費自体も減らせると思います。
☆品質☆
正直すこぶる悪いです。
信頼できる板金屋さんが居ればどうにかやってくれると思います。
ただ、価格はどうなるか正直読めません。
まずこのボンネットには、第一に「削る」行程が必須です。
というのも、ボンネットの淵をグルッと一周、溝のようなものがあります。
溝の部分を全部削り落とすことで車体に収まるようになっています。
ちなみに、車体に収まるといっても、アバウトにあうだけ。
言わばスタートラインに立つだけで、ここからが本番のチリ合わせとなります。
で、ここから全体の歪みを直します。
自分が利用している板金屋の社長さんはRX-8時代からお世話になっていて
気さくにお話しできる信頼できる方なんですが……
「正直二度とやりたくねーwww」
と超苦笑いしてました。
「どこまでできるかもはや挑戦の域」
とも言ってました。
修正跡はこんなかんじ。

肌色の所はもはや窪んでいてめっちゃ盛った とのこと

ダクト部は波打ってるなんてレベルじゃなかった と言ってました。
ちなみに、odulaさんやLEGさんで当たり前のように開いている
純正ボンネットから移設するパッキン部分や支持棒や、高さを調節するゴムブッシュの穴。
そんなもんもちろん開いてませんw
うちのボンネットも、これだけの修正を経てすら波打ちは少し残ってます。
「めちゃめちゃ完璧にできるけど、それすると見積もった費用感じゃ収まらない」
と言われたので、諦めました。
さすがにサービス価格でやってもらってる身。
これ以上社長さんに負担かけることに躊躇もありましたしw
でも…きっちりやってもらえばとてもいい感じに仕上がります。
日本各社から出ているボンネットより重量も重く、作りも甘く、値段も高い。
完全に物好き以外の何物でもない。
あるのは「希少性」というただ一点のみです。
でも、MAZPARTSさんもブログに書いていた通り、
これがあればマツダ車ライフがもっと充実する!楽しくなる!
間違いないと思います。
このパーツひとつで、とは言いませんが、確実にアクセラを楽しくさせる要素です。
このブログを見た方で購入検討されている方。
お近くであればまずは水の音号を見てくださいませ。
実際に目で見て、触れて、実感して。
そして購入すると良いと思います。
というより、そうしないと絶対後悔してトラブルになると思うのでww
このブログが、購入の助けになれば幸いです。
そんな感じでした!