今日も天気が良くない福岡です。
台風が沖縄辺りで発生し、然も一気に梅雨入り。ちょっと早すぎでは…(ーー゛)
話は変わって最近はF1中継を全く見なくなりましたね、ホンダやトヨタが出走していた時は録画してでも見ていたのですが…。WRCも然りです、日本車メーカーが撤退し面白みが無くなったように思います。まぁ、それは各メーカーの台所事情なので仕方ないのですが…。
さて本日のネタですが、ラリーの話が出たのでラリー繋がりでいきます。
WRCには嘗て数々の日本車が出走していました、有名なトコではランエボやインプレッサなんですがそれでは面白みがないので少しマニアックな輩でいきます。
出所はいつものトコです♪
日産240RS。
この車をご存じの方はかなりのラリーマニアか日産オタクか極度の車オタクの何れかかな?
画像を見て「ん? シルビアではないの? 然も左ハンドル、逆輸入車?」と思う方もいると思います、細かい事は後で述べるとして早速いきます。
表紙です。ダートを走る画像がイケてますね(^-^)
中身へ。エンジンヘッドの画像です、名機FJの深紅のヘッドはいつ見てもカッコいいですね♪
コックピットの画像です、シンプルなコックピットですね。
水たまりを激走する240RSです。カッコいい♪♪
諸元表です。
全長4330 全幅1800 全高1310 単位はミリです。
重量970kg
エンジン FJ24 2340cc 240hp
さてここから、この車のお話を少々。
そもそもこの車の画像を見て「昔のシルビアだな。」と思われた方も多いと思います、私もその1人です。この車が生まれた背景には今から約30年ほど前のWRCのカテゴリーに理由があります。
当時日産はWRCに出走しておりその時はバイオレットで出場していました、ちょうどその時期にグループBというカテゴリーが出来、そのカテゴリーに出走するためにこの車が開発されたようです。(少しうろ覚えです、間違ってたら<(_ _)>)
このグループB出走の条件ですが1年間に200台以上を生産することになっており、各国のメーカーは挙って名乗りをあげてきます、そこで日産はこの車で名乗りを上げてきます<(`^´)>
ベースモデルがこの当時のシルビアで確か左ハンドルを150台、右ハンドルを50台作成したようです。
国外のラリーに出走することが前提だったので日本で走る事は考えていない、つまり車検を取得することは考えずに作成されました(但し最近日本で何台か車検を取得した240RSがあるようです。)。
車体外見はシルビアに似てますが外装はほとんどFRP、ガラス類はフロント以外はアクリルという軽量化を施し重量はこのサイズで1トンを切っています!
そしてヘッドの画像を見て「FJなら2000ccだから2400ccにボアアップしてるの?」と思った方もいるのではないでしょうか???(実は私はそう思っていました(笑))
ヘッドだけを見るとそう考えてしまいそうですが、中身は全く別物らしいです。
そしてパワーステアリングやエアコンといった快適装備などは当然ありません(ある訳がない?)、まぁ当然と言えば当然ですが…(*^_^*)。
これがノーマルモデル(と言っていいのかな?)でラリーに出走するワークス車になると更に馬力や造りも異なるようです。
そして当時の販売金額ですが約550万円ほどしたようです、現在で言うと700~800万円くらいですかね。差し詰め今のGT-Rあたりに該当するのかな…。いくらラリーのベース車とはいえ、これだけの金額を払える方はそうそう居なかったでしょうね。
ところでこの車のラリーでの成績についてですが、当時としてはかなりの心臓を得ていた240RSなんですがグループBが4駆主体で馬力も400hp級の輩がゴロゴロいて過熱していた時代だったので思ったほどの成績は残せ無かったようです(T_T)。
ざっと話すとこんな感じですが、たぶん間違えてるトコも多いと思います<(_ _)>
そして実物についてですが残念ながら1度も拝見した事がありません、まぁ造られた台数も少ないし殆どがラリーに出走したので或る意味、幻の車と言ってもいいでしょうね。
然しプレステのグランツーリスモではお気に入りカーとして、あちこちのサーキットやステージで乗りまくっています♪
因みにこのカタログですが表記は全て英語です、よって見るときは辞書片手に見ました。それでも和訳できないトコが沢山ありましたが(^◇^)。
日産に限らずですが、この頃の日本車メーカーはWRCに積極的に挑戦していたようですね。それだけ各メーカーに体力があったという事ですかね♪
日産240RS、少し(かなり?)マニアな輩かな??
Posted at 2011/05/27 17:48:50 | |
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