エーゼット CER-001 RACING 5W-40 20L
【結論】リピ決定。車が軽く感じる。超コスパ。「たかがエンジンオイルでここまで変わるのか!」
みんな大好き、定番燃料添加剤FCR-062でお馴染みエーゼットのエンジンオイルです。愚直に真面目に、良い製品を良心的価格で提供する企業として自分が絶大な信頼を寄せるエーゼット、エンジンオイルは如何に?
思い切って一番良いやつを試してみました。エステル系、もちろん100%化学合成。約500キロ走行した感想をレポートします。長文ですすみません。
参考に、これまでのオイル歴は
NUTEC ZZ02・Mobil1・AZ CEB-003サーキット(直近)等で粘度は同等品です。
これらのオイルも悪くないと思います。
さて同社の商品、エンジンオイルはネット販売が中心のようで量販店等では見かけた事がありません。販売コストを削る努力なのでしょうか?
(サーキット)→(サーキットプラス)→(レーシング)(他に低粘度としてハイブリットとハイブリットプラスあり)の最上位で、推奨はサーキット・レース使用とあります。ベーシックな(サーキット)の倍の値段で、普段使いにはオーバースペックかと思いきや、結果として全くの杞憂でした…。街乗りでも確かな違いを感じます。
まず値段。4L缶だと6,700円くらい、リッター1,650円強で自分には中々お高めのオイルですが、ペール缶20L買いだと24,000円強(今少し上がってますね)、リッター1,200円チョイです。
コペンは交換時2.5Lで約3,000円、エレメント交換時でも2.7L+エレメント代で約4,300円程度です。
ショップでNUTECのZZ02を交換してた時期は最低5,500円、エレメント時は約8,000円だった事を考えると格安ですね。少し前のmobile1よりも単価は安い計算です。ホムセン辺りの激安オイルに少し足せば十分手が届きます。
また過去には期間限定、オンライン直販で18,000円程度で販売した事もある模様。この性能で、もはや常軌を逸したバーゲンです!見つけたら即買いですね。
因みにワコーズの最高級は4L缶で20,000円以上もします!自分にはそんな予算も根性もありませんw
※ペール缶買いの残りオイル保存法は別途アップします
粘度は5w-40を選択。13万キロ超・擦り減ってクリアランスが広がったエンジンで、油膜の保持・特にタービン保護からコペン規定より少し固めにしました。
ベースオイルがグループⅣ(PAO)+Ⅴ(エステル)と高級で、基本性能かつ最重要である「潤滑性」が最も優れています。
HPのグラフでは、何と比較したのかは分かりませんが他オイルに比べ摩擦抵抗が半分以下!
またエステルは加水分解を起こし易く、性能低下が早い弱点がありますが、エーゼット独自の製法・専用添加剤により5,000キロ走行後でもほとんど潤滑性が落ちない!との触れ込みです(とは言えオイルが汚れを取り込める量には限界がありますので、これくらいでの交換が吉です)。他の使用レビューでも「性能長持ち」との声があり、耐久性にも期待出来そうです。
さて肝心の使用感です。
まず冷間時はカム・タペット作動の「ジャラジャラ」とも「シャラシャラ」ともつかない音が僅かに大きくなった気がします。そこそこ走ったエンジンなので折り込み済ですが、他の余計な雑音が無くなって逆にカム音が目立ったものと推測。「カチカチ」とか決して嫌な音ではありません。
10分くらい走ってエンジンが温まるとここらのメカノイズはスッと消え(ほとんど聞こえない)、この時点で以前のオイルよりエンジン音自体が静かに。鋭いタービン音が目立つようになります。
オープンにしても後方からの排気音が大人しくジェントルになった印象。アクセルパーシャル・巡航時が静かになりました。実に滑らか・快適です。
特筆は全域でアクセルオン時のパワー向上。特に40キロ辺りからの踏み増しでブーストの立ち上がりが若干早く、掛かった際の加速が明らかに力強くて一歩前に出る感じ。摩擦低減・抵抗減少で回転(吹け)が軽くなったのでしょう。劇的とは言いませんが、確実に・誰もが違いに気づくレベルです。車がなんだか軽くなったと錯覚します。
高速道路では更に違いが明白となり、高回転域でスムーズにヒュンヒュン回るように。もともとレース向きを謳っているだけあって、ブン回しても安心感が違います。
またT-REVの影響でエンジンブレーキは元々弱めでしたが、更に弱めになりました。長い下りでのシフトダウン頻度が増えそうですが、アクセルオフの空走が長くなり燃費向上にも期待です。
同じくATマニュアルモードでのシフトダウン時ショックも確実に小さくなりました。
これらは全て潤滑性向上→エンジンがより軽く回るようになった恩恵でしょう。
こんなオイルがリッター1,200円とは!やはりエーゼットは裏切りませんでした。
あと意外なところで変わったのが水温。街乗りでのメーター読みでこれまで90℃チョイだったものが、90℃を超える事が無くなりました。確実に3〜4℃下がってます。オイル役目の一つ、冷却性も向上したのでしょう。さすがレース用。
後はどれだけ持つのか(耐久性)、どれだけ汚れを取り込めるか(清浄性)ですね。この辺は長期レポしたいと思います。
因みに安いオイルを否定はしません。粘度と交換時期を守れば、安いものでもフツーに走るし壊れはしないと思います。しかし、この程度の価格差でこれだけの高性能・快適性と安心感が得られるなら、自分はもうコレ一択ですね。
新車と年季の入ったエンジンとでは異なるかも知れませんが、興味ある方、一回試してみて下さい。少し衝撃を受けるかもw
「あなたのコペン、もしかするとまだ本領を発揮してないかも知れませんよ…」
購入価格 | 24,663 円 |
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入手ルート | ネットショッピング(Amazon) |
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