cm2プロジェクト、やってます。

岡山ミニジャックの同日に開催された、筑波サーキットのアイドラーズゲームに行ってきました。

そこで、GO MINI! トロフィーに参加していた宮城県のミニ屋さん「OVERS」の今野さんにお会いしました。
サーキットという場ではありますが、予選と本選のあいだに時間が出来たので、現地のお話しを聞かせていただきました。
震災直後の混乱した状況や、ミニ仲間からの物資の支援のお話しなどなど。水没したミニも回収したそうです。
先日、私自身がわずかな時間ですが被災地に行ってきたこともあり、自分の体験と合わせて現地のことをいろいろ考えました。
被災地は浸水エリアの居住可否の問題などもあり、なかなか難しい面もあるようです。

3か月目の節目に、新聞テレビなどで被災地の報道を行っていますが、実際問題の温度差として、関東近郊で気にされているのは意味も根拠もよくわからない放射能数値だけになってはいないでしょうか。

私自身、「ゴールデンウィークにボランティアの人が被災地にいっぱい来てテント村が満員」なんていうニュースを見て、現地はすっかり落ち着いたのかなと思っていました。しかし、そんなことはありませんでした。

浸水エリアに建っている住宅は、建物の形があり、外から見ると窓ガラスが割れているだけのように見えて、その中は水が引いた後に残されたガレキ混じりのドロが大量に積み重なり、住める状態ではありません。
ボランティアが10人居れば、2日もあれば後片付け出来るかも知れません。
しかし1人でそれを片付けるとしたら、途方に暮れてしまうでしょう。
暑いさなか、電気もなく薄暗い壊れかけた家屋でヘルメットをかぶり、動きづらいゴム長靴がくるぶしまで埋まるドロの中、強烈な臭気でマスクは絶対に外せません。
暑いさなかです。冷たい物でも飲みたくなっても、自動販売機は破壊され、一番近いコンビニは跡形もありません。
臭いだけではなく、ウイルスや石綿などの化学物質への警戒も怠れません。ドロにはノロウイルスや破傷風の危険があります。
ドロの中には割れたガラス、破壊された建具のクギ、なにとも判らないガレキ、生活用品、割れた食器、腐った食料など、様々な物がグチャグチャに混ざり合っているのです。その中には思い出の品もあるでしょう。

報道で「自衛隊員がガレキの中から写真だけはより分けて」なんていうニュースを見た人もいるでしょう。
私も、後片付けを手伝わせていただいた被災者の方のお宅で、写真アルバムなどを回収しました。
はっきり言ってしまえば、自分がドロの中からアルバムを回収するまで「残っているのは写真ぐらい」と言うことが判っていませんでした。
なにもかもが、波にさらわれたか、ドロにまみれているかなのです。

「こういった問題を、無事な我々が軽々に触れて良いのだろうか」という意見も頂きました。

しかし後になって
「地震の時、何かしようと思ったけど何もしなかったなぁ」
と思い出すよりは、「行動の結果」を記憶していた方が良いと思い、こんな日記を書きました。

出来る範囲で出来ることからです。家庭と仕事が許す範囲で良いんです。

以下、ご協力お願いいたします。


東日本大震災 復興支援プロジェクト
『cm2 project for MINI』　for クラシック・ミニマガジン　

MINI専門誌「クラシック・ミニマガジン」と全国ミニオーナー、ミニショップが力を合わせ復興を支援する募金活動です。

「クラシック・ミニマガジン」の誌面1ページを
1cm2（平方センチ）あたり 1,000円から の参加募金として
みんなの想いでページを埋めつくす! というチャリティー企画を実施中!

集まった募金は、全額を日本赤十字社に寄付いたします。

どなたでも自由に参加OK! あなたの想いが誌面に掲載できます。

「英国生まれの日本育ち」と言われ、50 年以上に渡って愛され続けられるMINI だけに、そのオーナー達の絆や連帯はとても強いものだと確信しています。

今、MINIオーナーが一つになって力を合わせ、
その力を東北へ、多くの仲間へ、そして明日のニッポンへ。

1cm2 ほどのとても小さく、ごくわずかな力が皆様の
大きな原動力となることを願っております。

【cm2 project 事務局】
http://www.on-japan.jp/cm2mini/