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M3は文句なしのスポーツ指向。
ノーマルでもサーキットを存分に楽しめて、
街中でも不快なく人を乗せて走行できる。
カーボンルーフを始めシートやブレーキなど
スポーツパーツを存分に投入した完成品。


B3はM3と全く別方向のベクトル。
エレガント。
スペックと価格はM3と変わらない。
しかし乗り味はM3ともコンフォートともまた別物。
機械を最良の環境で走らせる調律。

M3と似たスペックの直6ツインターボでも全く違う。
エンジンの出力からステア足回り内装すべてが別物。
ステア足エンジンすべての動きに不自然さが全くない。
ラインで作られる量産品ではでない。
少量生産だからこその精密機械。

直6のスムーズさを味わえるのが130iだと思っていたが
B3では次元が違う。
クルマとドライバーが一番生きる方向に絶妙な調律。
エンジンルームの写真を撮り忘れるくらいの
カルチャーショック。
全く別のベクトルを持ちながら素性は極めて近い。
130iと34GTRの方向性をさらに3倍拡大したと言えば
理解してもらえるか。
チューニングの極意はここにあり。

i8は残念ながら試座のみ。
スピーカーから鳴るエンジン音も
体感したかったが・・・。
しかし、Aピラーが軸のドア開きや
エリーゼ以上に大変な乗り降りで
演出されたスーパーカー感を体感。


i3は完全に新世代の乗り味。
儲け度外視と思える作り。ある意味お買い得。
BMW感はそのままに、新しい動きが満載。

動きはモーターショーで見たカットモデルそのまま。
フルカーボンモノコックと腰下に敷き詰めた重量物。
重さが腰下に集中した動きはM3に近い。
しかし背が高い見た目に反した新しい動き。
1260kgの数字以上に軽く感じた。

ジェット機のような途切れない強い加速も新次元。
アクセルだけで加減速できる操作感も新しさを演出。

同時に試乗した現行車M3の完成度とは異なる
次世代BMWiシリーズを体感。
まだまだの伸びしろもありそうなこの先に期待。