7M-GTEU エンジン オーバーホール ㊴ タイミングベルト 取付
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
タイトルと 若干 差異がありますが
後々 掲載致します。
エンジン オーバーホールも 既に
39連載目を迎えました。
当初の予定では 20くらい いくかなぁ?
等と考えておりましたが 多分 50は
余裕ですね。(^▽^;)
さてx2 画像はオイルフィルターの
ブラケット。
あまり日の目を浴びる事もないでしょうから
軽く説明させて頂きまして・・・
オイルポンプから組み上げられ まず
初めに こちらを通り エレメントを介して
オイルギャラリーから 各部へオイルを
圧送するのですが
一緒にリリーフ弁が設けられており
ある一定圧力以上が掛かるとリリーフ弁からオイルパンにオイルを戻す仕組み。
リリーフ弁がなければ エンジン回転数の上昇と共に
どこまでも油圧が上がってしまいますので
当然ですね。
オイルポンプにもリリーフ弁が設けられており
ダブルで過剰圧力が掛からないカラクリに
なっているという訳ですね。
2
先回までに オイルフィルターASSYを
取り付けなかった理由は
オーバーホールキットの中に オイルフィルター
ブラケットのOリングが付属されていなかったから!!
純正品番から発注し 到着したのですが
サイズ的に 嫁さんの車(エスクァイア)の
オイルフィルターカップのOリングと
サイズが似ているなぁ?と、思い
倉庫からストック品を持ち出してみると
径は同じでした。
まぁ 考えてみれば だいたい こんなもん
共通だよね。
ただ Oリングの線径はソアラの方が細かったです。
どっちでも使えると思いますけどね。
余談でした。
3
オイルフィルターはアストロ安売り品。
セールの時だと 250円/個くらいで
売ってなかったかなぁ?
オイルフィルターの取付はゴムが接触してから
3/4回転と 聞いた事があったので
いつも そうしています。
ブラケット本体の締め付けトルクは
500kg・cm
4
ちょっと脱線致しますが 息子の同級生が
遊びに来ました。
先日 息子と一緒に学校から帰ってきて
たまたま 僕がエンジン触ってるところを
目撃し ちょっと相手してあげてたら
ちょこx2遊びに来る様になってしまいました。
色々 話していたら オイルフィルターの
中身が どうなっているのか知りたい!
と、言ってきたので ウチにあった使用済みの
オイルフィルターをドナーにして 分解させてみました。
正直 僕も 中身の構造は知りませんでしたが
今時のカップ・カートリッジ式が
封入されているだけなんですね。
なかなか 面白い発見でした。
5
『そろx2 帰らないかなぁ?』と、淡い期待をしていたのですが
昼飯まで食べて まだ帰らないので
『もう 手伝わせよう!』と、思い
マフラーを塗ってもらいました。
フランジ面にマスキングさせ
焼き付けではなく普通の缶スプレー塗装。
この子は 凄く車が好きで 色々な事を
よく知っており とても詳しいのですが
『缶スプレーで塗装するの初めてです』
と、結局 今のネット世代の子に
よくありがちな膨大な情報量は
持ち合わせているけど
実体験がない バーチャル人間なんですよね。
オフ会でも よく いますけど・・・
知ってても やらないなら 知らないのと
同じ。
まぁ でも この子は キチンと自分の手を
汚す素直で いい子でしたけどね。
もう ちょっと手伝わせようと思ったら
お母さんから電話があり
『歯医者さんの予約があるから帰ります』
と、唐突に帰っていきました。(;゚Д゚)
6
なんだったんだ!? 今の時間は?
と、思いつつ ようやく 一人になれたので作業再開。
パワステ類 取付け。
いつぞや 焼き付け塗装し 黒く引き締まった
パワステブラケット。
取付けボルトもキチンと浚って 磨いたので
黒に金が映えて カッコいい!!
修理書に締め付けトルクは記載されておらず
M10だったので 8キロくらいで締めました。
そして これまた いつぞやOHしたパワステASSY。
ちょっと 不安要素が残る部分もありますが
まぁ ダメだったら 重ステになるだけだし
また直せば良い。
で、各ステー取付け。
エンジン触り出して思いましたが
ホント 切った貼ったではないですが
補器類って ステーで補強させて
無理矢理 付けてるって感じ。
まぁ 先回の整備手帳でも記載致しましたが
要は設計の古いエンジンなので
後付けばっかりなんでしょうね。
とりあえず パワステ系 取付完了。
7
オイルポンプのドライブプーリー取付け。
雄ネジ、雌ネジをキチンと浚って
ボルトは仮付け。
今回 自分で拘っている点は ボルト、ナット類を
全て 清掃なり 浚う事。
全てのネジのネジ山を綺麗にしてから
組み付けます。
8
クランクシャフト タイミング プーリー
取付け。
シールが接触する部位にペーパーを当て
シリコングリスを塗布して 適当に転がっていた
キャリパーピストンをカイ(宛がう)物にして
プラハンで小突いて 挿入します。
持論になりますが ブレーキキャリパーの
オーバーホールを一人で出来る方であれば
エンジンオーバーホールを出来るスキル
(知識、環境、技術等)を
持ち合わせていると思います。
ブレーキを自分で触れるか 否かが
一つの判断基準ではないかと 僕は思います。
出来ますよ。
9
ここら辺から タイトルと内容が追従してくるのではないでしょうか?
エンジンオーバーホールまで いかなくとも
タイベル交換くらいなら ホント 自分で
出来ると思いますよ。
車にエンジンが載ってる状態だと ちょっと
やり辛いですが 要領が分かれば 恐れるに足りんですよ。
修理書では カムキャップを外さずに
カムシャフトのオイルシールを交換しておりますが
別にそれでも構いません。
でも 一番 先端のカムキャップくらい外しても
然程 影響ないでしょうし 外した方が
早いし 楽だと思いますよ。
長くなりますが カムキャップを外した場合は
カムキャップの淵にシール剤塗布指示。
物理的にメカ当たりだけではオイルを
密封する事が出来ないからですね。
適当に塗って いざ 取付けようと思ったのですが
キャップの裏面を見ると溝が・・・
キャップの溝からオイルシールにオイルを
循環して 多少の冷却、潤滑効果を狙っているのかな?
慌てて 溝の部分のシールを撤去し
キャップ取付け。
ボルト締め付けトルクは200kg・cm
10
タイミング ベルトカバー No.2取付け。
上画像左に写っている面がエンジン側に
取り付けられます。
はじめ 画像の状態を正面にして 取り付け
あれ?x2と、軽く混乱しました。
ノートにボルトの首下長さ等は記載していましたが
こういう事を記載していなかった事を
反省しました。
ポンチ絵で良いので 絵を たくさん描いた方が
いいと思います。
写真、動画よりも 紙に絵やメモ(字)を たくさん描(書)く事を 勧めます。
11
本日のメインイベント タイミング ベルト。
外した状態を単品で見た時は
あまり感じませんでしたが
新品と見比べてみると
元の物は 結構 劣化していたんだな?
と、感じました。
タイベル アイドラー プーリーは
安い物なので 新品に交換致します。
12
カムシャフトのプーリーと 先に取り付けました
タイミング ベルト カバー No.2に
合いマークがありますので そこに線を
合わせます。
旧タイミングベルトを使用し ベルトを
噛み込ませ カムシャフト プーリー締め付け。
トルク:500kg・cm
このベルトに噛み込ませる方法は
いつぞやのクランクシャフトプーリーを
緩める際の応用です。
結構 前の整備手帳に載せておりますので
もし ご興味がある方は ご覧下さいませ。
13
アイドラーとスプリング取り付け。
スプリングがサビx2だった為 新品調達。
まぁ こんなもん 数百円ですからね。
アイドラーとスプリングを取付け
(僕は)バールで こじり スプリングの
張力と反対側でボルトを仮締め。
14
画像を撮り忘れていましたが
クランクシャフトのキーが一番上にある状態が
1、6番に上死点になりまして
その状態でタイミングベルトを掛けて
両カムシャフトの切り欠き
(画像上段 白インク)が左右4mm以内にあればOKで
その状態で 先程 仮締めしていたアイドラープーリを緩め
スプリングの張力でベルトを張ります。
そこから タイミングベルトカバーNo.1
(下画像 シルバーのカバー)を取付け
クランクシャフト プーリー及びボルトを仮付けし
クランクシャフトプーリーの切り欠きが
タイベルカバーNo.1の『0』の位置にあれば
クランクシャフトとカムシャフトが同期するという事。
簡単でしょ?
タイミングベルト 自分で替えられると思いません?
これで クランクを回して 確認するのですが
10~20回くらいクランクシャフト回さないと
カムシャフトの合いマークがピッタリの位置に来ないので ちょっと大変。
別にやらなくてもいいですが・・・
15
修理書より 200kg・cmのトルクで
両カムシャフトをセンターに寄せる儀式を
行う様 指示がある為 服従。
ベルトのたわみ量点検との事で、これで
ベルトにスケールを当てて たわみ量を
点検するとの事。
新品時 4~6mm。
16
最近 暗くなるの早くなったわ・・・
とりあえず エンジンは これで組めたんですよ。
あとは補器類だけ。
クランクとカムが同期するので コンプレッション測定。
1~6まで 全て 写真 撮ったのですが
編集が面倒くさいから 割愛します。
1気筒あたり 5~6周 クランクシャフトを回すので
6発 全部 終わった時には汗ばんでますよ。
で、測定結果は まぁ トントンってトコかな?
これも手で回してるから 自分で結構 調整出来ちゃうし
まぁ 明らかに圧縮不良にはならなかったから
ヨシとします。
正直 メカ当たりのバルブで 完璧に機密が
保てると思いません。
ガソリンが入って 燃えて カーボンカスが
ガスケットなり シール剤の役割を果たしてきて
初めて 調子が良くなるんじゃないかと思う。
所謂 当たりが付くというヤツですよね。
あくまで個人の見解ですが・・・
17
コンプレッション測定はプーリー付いてると重たいだろうから
プーリーを外して 回していたのですが
測定が終了したので ボルトを外そうと・・・
外れない!!!!(;゚Д゚)
ベルトを噛ます裏技も プーリー付いてないから
使えない!!
禁断のカムシャフトの2面幅にモンキーを掛けて
クランクシャフトを逆回転させると
『バキンっ!!』と 凄い音が・・・
なんだx2?と色々 確認するとクランクシャフトとカムシャフトの位置がズレてる・・・
タイミングベルトの歯飛びですね。
かなりパニくりましたよ。
何か策はないか?と、考えた末 エンジン背面の
クランクシャフト おしりのフライホイールを
取り付けるボルト穴に手持ちのM10 ピッチ1.25mmのボルトを2点 取り付け
そこにバールを入れて エンジンスタンドの
アームに噛まして 正面のクランクシャフトボルトを回したところ
ようやく外れました。(-_-;)
ベルトを外して確認しましたが 運良く
ベルトの山に損傷、破損はなく 事無きを得て
再度 組み直したところ 特に不具合は
発生しなかった為 大丈夫だろう・・・
と、いう事にしました。
18
クランクシャフトのボルトは新品を用意しておりました。
新品のボルトでコンプレッション測定を
したくないな。
と、思ったのと プーリー付いてると重いから・・・と 端折った結果 こんな始末となりました。
ただ ちょっと思ったのが 上記の方法って
クランクシャフト プーリーボルトを
緩める際の 有力手段ではないかと思いました。
話しを戻し プーリーを取付け 締め付け。
トルク 2700kg・cm
手持ちのトルクレンチは17キロまでしか
締められないので とりあえず そこまで
MAXで締め 得意の600mmスピンナーで
増し締めしました。
エンジンが傾くまで ガンガンに締めてやりました。
19
長くて すみません。
ウォーターポンプ新品取付け。
こちらは某オクより・・・
安かったからだったかな?
8千円くらいだったかと。
前期モデルでも 3種類くらいあり よく分からないので
キチンと年式相応の物にしました。
よっぽど 大差ないと思いますけどねぇ。
20
タイベルカバーNo.3を 取り付け
この日は終了。
夜中の0時くらいで 流石に眠くて止めました。
ちょっと 失敗談も載せて 長くなってしまいましたが
タイベル 自分で替えられると思いませんか?
お店に出したら 部品代込みで10万くらい
取られると思いますけど 自分でやれば
部品代のみでウォーポン、サーモスタッド込みでも
2万円くらいで出来るのではないでしょうか?
僕のは7Mですが 1Gでも大差ないですよ。
もし 宜しければ参考にされて下さい。
おしまい。
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