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2012年05月05日 イイね!

両面テープ 比較テスト・残った両面テープ落としの感触

両面テープ 比較テスト・残った両面テープ落としの感触オモリをはがした後に残った両面テープの残骸を落とした際の感想です。
試みたのは,簡易保持力テストの後ですので,貼り合わせから96時間を経過しており,ほぼ本来の接着力に達した後になります。経年変化を別とすれば実使用時と同じ条件だと考えます。

テストしたすべての両面テープは,オモリ側に残りました。グローブボックス側には残ったものはありません。グローブボックスの素材はポリプロピレン(PP),オモリはスチールなので,ポリエチレンへの接着性が弱かったため,こうなったものと思われます。(オモリ側に両面テープは残っており,フォーム破断した両面テープはありませんでした)

オモリに残った両面テープをはがした時の感触は次のとおりです。
1.3M プレミアムゴールド [多用途]
 手間取らずに,指で,きれいにはがれた。基材はけっこう伸びても破断しない。
2.100円均 超強力テープ
 1.に同等
3.エーモン VHB赤
 べとつき感があり,指ではがすのは,やや面倒。但し,一回のはがし作業で,ほぼ綺麗に,はがれた
4.ベータテープ
 指先では基材はおおむねはがれたが,わずかにフォーム破断となる。養生テープの貼り合わせを何度か試み,残りを落とした。
5.ニトムズ クルマ用強力テープ
 指先では基材が綺麗にはがれずフォーム破断となる。養生テープ等の貼り合わせは効果なし。アルコールとピンセットで,はがした。
6.100円均 強力テープ(PP・PE・PVC対応)
 基材を指先で,はがすことが出来ず。樹脂のヘラを使い,はがした。

おおむね先のはがした時の粘り感と(当たり前ですが)おおむね反対の結果となっています。

[多用途]と100円均 超強力テープは,どちらもアクリルフォーム+アクリル系接着剤なので,似たような感じになりました。
ニトムズのクルマ用強力テープは,ポリエチレンフォームのためフォーム破断となってしまい,そうなるとフォームの残骸と接着剤が残ってしまうので,手間がかかります(最初に残ったのは6割程度)。
100円均 強力テープ(PP・PE・PVC対応)は基材は薄いことに起因すると思われる問題が(クルマ用としては)何かとあるように感じられました。PP・PE・PVC対応と言うだけでは不向きな印象です。

▼関連リンク
・両面テープ比較テスト 参加テープ一覧(フォトギャラ)
https://minkara.carview.co.jp/userid/766725/car/1350255/3838543/photo.aspx
・両面テープ関連記事一覧
https://minkara.carview.co.jp/userid/766725/blog/26002973/
Posted at 2012/05/05 18:50:33 | コメント(0) | 両面テープ | 日記
2012年05月04日 イイね!

両面テープ比較テスト・はがした時の感触

両面テープ比較テスト・はがした時の感触先の簡易保持力テストでは,はがした時の感触も確認しました。
計測器の類は使っていませんので,当方に指先による感覚的なものです。しいて言うなら密着感の感触になるかと思われます。

テスト終了後,オモリをはがすわけですが,この際,オモリは手前に引きはがすのではなくて,時計回りに回して(ねじれるようにして)はがしました。タイトル画像に貼ったのは,ベータテープの様子。90度の手前ぐらいになっていますが,この時点でも,まだはがれていません。これより,もう少し回したところで,はがれました。
当方が感じたのは,次の順となりました。

1.ベータテープ
 一番粘る感じ
2.エーモン VHB赤
 ベータテープよりは劣るが,それでも他より粘りはある
3.3M プレミアムゴールド [多用途]
 粘る感じはあまりなくて,割りとストレーナな感じで,はがれた
4.ニトムズ クルマ用強力テープ
 はがれる時の感触は[多用途]に似ているが,粘り感は[多用途]に及ばす
5.100円均 強力テープ(PP・PE・PVC対応)
 比較的簡単にはがれた
6.100円均 超強力テープ
 すぐにパキンとはがれた

ベータテープやVHB赤に粘り感があったのは,基材が違っているためでしょう。さらに基材が比較的厚手(テープ厚は1mm程度)のせいもあると思われます。

100円均 超強力テープは割りと簡単に,はがれてしまったのですが,これはこの両面テープが元々ポリプロピレン(PP)に不適となっているため,他の両面テープと比べればポリプロピレン(PP)に対する接着力は劣るものと思われます。不適であることを承知の上でテストしていますので,こんなものかと思います。(それでも簡易保持力テストでは400g以上の性能があった)

100円均 強力テープ(PP・PE・PVC対応)は,ポリプロピレン(PP)対応の両面テープですが,テープ厚が0.14mmとテストしている両面テープの中では最も薄いものになります。基材が薄いので粘ることが出来ないと推察できます。

VHB赤は,用品メーカーがカーアクセサリーなど車内用品に付属していることが多いです。これは,粘りがあるためではないでしょうか?
車内で使う場合,場所によっては足や手が当たってしまうこともあり,それでも粘りがあれば,外れるリスクを下げることが出来るからなのだと思われます。単に保持力(≒接着力)だけなら,もっと強い両面テープもありますが,クルマの室内のような比較的狭い空間で人が動き回るような場合は,VHB赤の方がトータルでは好ましいと判断しているのだと推察します。

それなら一番粘りがあったベータテープがいいのでは?と思われるかもしれませんが,このベータテープは両面テープの表と裏で接着力が異なります。今回のテストでは,接着力の違いを勘案して貼っているので,このような結果になりましたが,どういう貼られ方をされるかわからないカーアクセサリーでは,このようなテープは敬遠されると思われます。

▼関連リンク
・両面テープ比較テスト 参加テープ一覧(フォトギャラ)
https://minkara.carview.co.jp/userid/766725/car/1350255/3838543/photo.aspx
・両面テープ関連記事一覧
https://minkara.carview.co.jp/userid/766725/blog/26002973/

Posted at 2012/05/04 20:20:37 | コメント(0) | 両面テープ | 日記
2012年05月02日 イイね!

両面テープ 簡易保持力テスト

両面テープ 簡易保持力テスト先に書いた両面テープ比較テストの第一弾です。

これは静的なテープの保持力をみるのが目的と考えました。
JISには超強力両面粘着テープなどの試験方法が何種類かあり,それに準じるとステンレス同士を使うことになってしまい,クルマ用として現実性があまりなくなってしまいます(クルマでステンを使っている箇所はほぼない)。また,室温・湿度の維持など家庭では難しい面もありますので,JISの試験方法は参考程度にとどめて,自己流でやることにしました。

場所は,すべて自宅の室内で行なっています(車内ではありません)。
方法は,JISの保持力試験と同じような考え方です。
貼る物に見立てたのはスチール製のオモリ(1個 約80g)。貼られるのは中古部品のグローブボックス(材質:ポリプロピレン(PP)シボ加工あり)。テープ幅12mm,テープ長は20mm。汚れ落としは,無水エタノールを使いました。これを両面テープで貼り合わせて,3秒以上親指で強く押し付けます。押し付けるのは1cm2で一回が目安になっているので,それに準じて,2cmなので2回やっています。

貼り合わせ後は,負荷をかけないために接着面を上にして(=水平にして),72時間放置。その後,貼り合わせ面をほぼ垂直に立てて,24時間様子をみます。この24時間で外れなければ,オモリの荷重はクリアしていると判断しました。
72時間放置なのは,JISの超強力両面テープの試験に準じたため。3M VHBテープは72時間で,テープ本来の接着力の約95%に至るとなっていることもあります。温度・湿度は自宅なので成り行きです。但し,貼り合わせの際の温度は,室温20度以上,湿度60%以下で行っています。(JISは室温23度,相対湿度50%)
このオモリをクリアした場合は,オモリの数を増やしてリトライという手順です。(メーカーが荷重の目安を計る際の作業の流れに同じ)

オモリは1個 80gなので,この手順では,80g単位の確認しか行うことが出来ません。
オモリのバリエーションを増やせば(例 10gとか)細かくみることが出来ますが,作業手間になりますし,安価なオモリを入手することが出来なかったので,このような形となりました。1個 80gなのは,クルマでの一般的な両面テープの使い方では,80g程度を支えることが出来ればおおむね大丈夫と考えたからです。(参考:当方のETC車載器は約100g,携帯電話は公称 約143g(オモリの秤では約145g))
80gのオモリで実用性の確認は出来ますので,80g以上は不要なのですが,どこまで耐えられるのか?自分の興味から試しただけです。
なお,テスト原則として1回限りです。バラツキがあるので,精度を求めるなら3~5回テストを行なって平均値を求めるのが望ましいと思いますが作業手間の関係上,行なっていません。
結果は次のとおり

1.3M プレミアムゴールド[多用途]400gまでOK
1.エーモン VHB赤         400gまでOK
1.100円均 超強力テープ      400gまでOK
1.ニトムズ クルマ用強力テープ  400gまでOK
2.100円均 強力テープ(PP・PE・PVC対応)80gまでOK
  160gで落ちた(わずかなフォーム破断あり)
3.ベータテープ          80gもNG
  80gは落下しなかったが1mmのズレ発生
  160gは落下しなかったが3mmのズレ発生
  240gは落下しなかったが4mmのズレ発生

今回のテストは80g単位です。「80gまでOK」としたものは,80gはOKだったが,160gを試みたらNGものです。限界点は81~159gの間にある筈ですが,それがどこなのか?そこまではわかりません。この場合,荷重の目安は「80~159g程度」になると考えます。ずいぶん幅がありますが,個人で出来るのは,この辺りになると思います。(1回のテストに丸々4日かかります。この調子で何十回も延々とやっていると何ヶ月もかかり,そのうち室温が上がってしまい条件が大きく変わってきてしまいます)

400gを超えてのテストは(作業手間の関係もあって)やりませんでした。クルマの内装用として,400gを超えるテストに意味があるとは思えなかったからです。なお,オモリが落ちなかった場合は,最後にグローブボックスを前後左右などに,多少振ってみましたが,それで落ちてしまったものはありませんでした。

「3M プレミアムゴールド[多用途]」は,荷重の目安がポリプロピレン(PP)どうし660gとなっていますので,400g以上の保持力はわかります。
「100円均 超強力テープ」(ダイソー)は,ポリプロピレン(PP)不適となっていますが,予想とおりPPでもちゃんと使えました。
「ニトムズ クルマ用強力テープ」も同様にポリプロピレン(PP)不適・シボ面不向きとなっていますが,PPで使えることがわかりました。
「ベータテープ」は基材が異なるので,その違いが差になって現れました。これは予想していたことで,そういう点では順当な結果でした。
「100円均 強力テープ(PP・PE・PVC対応)」(セリア)は,ポリプロピレン(PP)対応でしたが,80gまででした。他の両面テープに比べて基材が薄いのが影響しているのでしょうか?PPでもシボ加工になっているのが影響しているのでしょうか?

ポリプロピレン(PP)不適となっていた両面テープでも,キチンと貼ってやれば,400g以上の保持力を有することが,わかったのが収穫でした。
基材の違いが保持力(≒接着力)に影響している傾向があるように感じられます。力を吸収出来ない基材を使っている両面テープは,早々に脱落してしまったように感じるからです。両面テープというと接着剤の強さばかりに目が行ってしまいますが,基材も重要と思われます。

▼参考リンク
・3M テープ・接着剤製品 よくあるご質問(JIS規格になっている試験のイラストがある)
http://www.mmm.co.jp/tape-adh/faq/
▼関連リンク
・両面テープ比較テスト 参加テープ一覧(フォトギャラ)
https://minkara.carview.co.jp/userid/766725/car/1350255/3838543/photo.aspx
・両面テープ関連記事一覧
https://minkara.carview.co.jp/userid/766725/blog/26002973/
(一部追試実施。その結果を反映した。)
Posted at 2012/05/02 20:50:11 | コメント(0) | 両面テープ | 日記
2012年04月30日 イイね!

両面テープ 比較テスト(序)

両面テープ 比較テスト(序)クルマ用超強力・強力両面テープの比較テストすることにしました。
アイデアは2年前に思い付いて,昨年(2011年)やろうと思ったのですが,震災の関係もあって,1年越しの企画となりました。
一般家庭の個人が行うものですから比較実験というほど詳細な状況やデータ採取は出来ないと思います。JISに基づいた試験というのは条件を固定化することにより違いを比較するため,結果として一般の利用シーンとかけ離れてしまうことがあるので,実践的なアプローチですることにします。今回の比較はクルマ内装用に使う両面テープを念頭において進めることにします。
今のところ予定している作業は次の4つです。
1.簡易保持力テスト
 JISの保持力試験に似た感じのもの
2.簡易初期接着力テスト
 上記1.に同じだが意図的に条件を悪くして経過をみるもの
3.はがし作業の比較
 上記1.2.で使った両面テープをはがしした際の感触
4.フィールドトライアル
 実際の車内に放置して様子をみる(夏場 2シーズン経過を予定)

車内用として比較しますので解体屋にてシボ加工のポリプロピレン(PP)素材のグローブボックスを調達し,これに両面テープでスチールのオモリ(1個当り約80g)を貼り付けることにしました。
試す両面テープは次のとおりです。
1.ベータテープ
 当方が使うことが多い両面テープ。住友3M製ベータテープをエーモン工業が販売しているもの。
2.エーモン VHB赤
 カー用品の固定用に付属していることが多い住友3M製 VHBテープをエーモン工業が販売しているもの。
3.100円均 超強力テープ
 このテープはPPへの適用が不向きになっているものです。比較のために使ってみることにします。
4.100円均 強力テープ(PP・PE・PVC対応)
 セリアで見つけたポリプロピレン(PP)・ポリエチレン(PE)・塩化ビニール(PVC)対応の強力テープ。但し,薄手(0.14mm)なので,クルマ向きとは言いがたい。
5.3M プレミアムゴールド スーパーじゃない方の[多用途]
 住友3Mの(素材別専用品でない)多用途両面テープの代表として
6.ニトムズ クルマ用強力テープ
 ニトムズの用途別(クルマ内装用)強力両面テープの代表として
 (エーモン 強力両面テープ NO.1713と外観は似ているが,スペックが異なるので別物と推察)

試してみたいテープはいろいろありますが,全部は試せないので,この辺にしました。
テープ長は20mmでテストしています。20mmとしたのは商品パッケージにある荷重の目安が20mmとしていることが多いためです。テープ幅は12mmとしています。12mm幅のテープが売られている商品は12mm幅を購入し,12mm幅が売られていない商品は12mm幅超えを購入して,使用時に12mmにカットすることにしました。

▼関連リンク
・カーレポ(自動車解体業者)
http://www.carepo.jp/
▼参考リンク
・両面テープ比較テスト 参加テープ一覧(フォトギャラ)
https://minkara.carview.co.jp/userid/766725/car/1350255/3838543/photo.aspx
・両面テープ関連記事一覧
https://minkara.carview.co.jp/userid/766725/blog/26002973/

H12.ワゴンR 73411-76F00
Posted at 2012/04/30 21:46:59 | コメント(0) | 両面テープ | 日記
2012年04月14日 イイね!

両面テープの雑多なメモ

●ニトムズ
 「コロコロ」で有名な会社。日東電工の民生用品の販社です。事業再編などで今は変わってしましましたが,日東電工は長らく日立製作所のグループ会社でした。丈夫で長持ちの日立を部品・部材から支えた会社ですから品質は間違いないです。コロコロだけの会社じゃないです。
 超強力両面テープでは3M VHBが抜群の知名度があるので,存在感がイマイチかもしれませんが,性能・品質が大きく劣っているとは思えません。自動車向けとして一般売りしている両面テープもあります。
・ニトムズ 強力両面テープ(マイカー用)
http://www.nitoms.com/products/tape/stick/04.html#sku
 一部の製品パッケージによると基材はポリエチレンベース,接着剤はアクリル系(家庭用品に見られる両面テープはポリウレタン。ポリエチレンはポリウレタンとは別物)。使用温度範囲・荷重の目安は明記されていない。Webサイトでは使用温度範囲が表示されている。3M VHBと比較すると2ランクぐらい落ちるレベル(ブチルテープの水準)。ただ,3M自身が自動車用として一般売りをしている製品もVHBより下のクラスが多いのも確か。
 エーモンがVHB超強力テープをクルマ専用と称して売っているが,過剰性能の気配濃厚にみえる。過剰性能でも高くないなら良いが,元々高い物に更にのせているからなぁ。

●フジックス
 (一般向けでは)エーモンと同じ分野の会社。一般ユーザー向けカー用品のブランド名はREV'S。エーモンに比べれば全般的には品揃えはやや劣るが,両面テープに限れば,ほぼ同じ。フジックスの方が用途別の区分けがエーモンよりわかりやすいように感じる。扱っている店はエーモンより全然少ない。テープは日東電工製のウエイトが高いように感じる。
・フジックス 両面テープの使い方
http://www.fujix-net.co.jp/car/guide/tape/

●テープのパッケージは捨てないでとっておく
 テープによって適・不適があるので,それらが書かれているパッケージは捨てない。

●樹脂系素材
 内装に多用されているポリプロピレン(PP),ポリエチレン(PE)は,PP・PE対応テープでも表面処理等によっては接着力が極端に弱くなることもある。
 また,近年はリサイクル材料も混合しているので,以前のように単純にはいかないケースもある。

●車外用と車内用
・車外用 (水・泥などを含む)耐候性や紫外線にも配慮
・車内用 プラスチック(PP,PEなど)への接着性に配慮
 (エーモンなど)クルマ向けとしている場合,車内用・車外用を明記している場合があるが,これらの特徴を踏まえていれば車外用を車内に使っても問題ないと考える。 一般用も同様に屋外用を車内で使うのはいいとしても,屋内用を車外に使うのは耐候性で問題が生じる可能性が高いと推察。

●はがした跡
 経年にもよるが,はがした跡が比較的きれいなのは,ただのアクリル系。接着剤が異なるベータテープやVHB 5952(ライナー赤),ゴム系接着剤は,あとが残る。基材が薄いもの(0.3mm程度以下)は,基材と接着剤が一緒に残る。
 クルマ用として使って車両側をきれいに,はがしたい場合は,アクリルフォーム基材+(ただの)アクリル系接着剤がベターなのだろう。

●はがし剤
 両面テープおとしや超強力ラベルはがしという商品が売られている。この手合いの強いタイプの主成分はキシレンが多い。これより弱いタイプもあって,こちらの主成分はアルコールが多い。
 強いタイプの商品名:両面テープおとし(3M 4000),超強力ラベルはがし(エーゼット 雷神)
 エアゾール(スプレー缶)とジェル状のタイプがある。クルマで立っている面(垂直面)で使う場合は,ジェル状の方が使いやすい。
 3Mのストライプはがし(8907)はクルマ用の塩ビフィルムはくり剤で,テープ類用とは似て非なるもの。外装に貼られているストライプやステッカー類ををはがすためのものなので,両面テープにはあまり向いていない。
 3Mのシトラスフォームクリーナー(はがし剤・落書き消し)は,主成分が界面活性剤なので,両面テープでは役に立たないと思われる。

●ハサミ
 フッ素加工(=テフロン加工)されているものは,のりが付きにくい。(フッ素加工に付いてしまう接着剤はまずない。両面テープに限らず片面テープ用としてもフッ素加工ハサミは有用)
 テープを切る程度なら普通のハサミでも辛抱の範疇だが,長いテープを割くような場合(例:12mm幅テープを半分にするなど)は,フッ素加工のハサミの方がよいかもしれない。300円程度からある。

●強度
 一般論では,超強力テープ>強力テープ>ブチルテープの順。
 特定用途への適用性や値段もあるで,ひとことで,どれが一番いいとは言えない。ブチルテープにしても,シール性や値段のことがあるので用途次第では十分実用になる。

●JIS・試験方法など
・(積水化学)粘着テープ特性評価方法
http://www.sekisui-i-tape.com/technology/property/

 JIS Z 0237 粘着テープ・粘着シート試験方法
 JIS Z 1528 両面粘着テープ
 JIS Z 1541 超強力両面粘着テープ
 JIS B 7721 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
(JISにおける試験時の環境条件・手順等 常温 摂氏23度,相対湿度50%,素材はステンレス,汚れ落としはエタノール,貼付け後1分以内に測定。但し超強力両面テープは72時間放置後測定)

●3Mケミカル品
・NO.300
 接着剤用汚れ落とし(≠プライマー),主成分:イソプロピルアルコール
・K-500
 PP,PE等用プライマー(下地処理液),主成分:トルエン

●リンク
・住友3M テープ・接着剤製品 よくあるご質問
http://www.mmm.co.jp/tape-adh/faq/
・住友3M 問合せ先
http://solutions.3m.com/wps/portal/3M/ja_JP/WW2/Country/Corp/Contact3M#ippan
・ニトムズ テープQ&A
http://www.nitoms.com/q_a/qa01.html
・ニトムズ 問合せ先
http://www.nitoms.com/whats/info.html
・民間試験所
http://www.kaji-tr.com/qualitytest/index.htm#a_nentyaku

▼関連リンク
・両面テープ関連記事一覧 (2012.4.4)
https://minkara.carview.co.jp/userid/766725/blog/26002973/

一連の両面テープの記事は次の関係各社等の情報・協力等によりまとめたものです。
日本粘着テープ工業会・住友スリーエムDIY製品問合せ窓口・ニトムズお客様相談室・積水化学工業お客様相談室・エーモン工業お客様相談センター・テープメーカー各社Webサイト・ジョイフル本田ひたちなか店・スーパービバホーム水戸県庁前店・グランステージ水戸・ケンズガレージ水戸店・ジェームス千波店・ストレート水戸店・茨城県立図書館・JAPAN DIY HOMECENTER SHOWの出展ブース・CEATEC JAPANの出展ブース・東京オートサロンの出展ブース
Posted at 2012/04/14 17:31:02 | コメント(0) | 両面テープ | 日記

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