スマホホルダー取付け
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ビートソニックのスマホホルダー粘着スタンドセット(重力式)(BSA151)を取付けました。
2
商品は、単品売りのスタンド部分(商品名 粘着スタンド BSA150)とホールド部分(商品名 ホルダー BSA29)をセットにしたもので、上の写真は、パッケージングされていたものです。
写真、真ん中のおしぼりみたいなのは(脱脂用の)アルコールクリーナーで同梱されてました。
このスマホホルダーは、メーカーの説明で(粘着固定の場合)「表面が本革や合成皮革/ファブリックなどプラスチックや金属以外の場所には取付けないでください。表面が剥がれたり跡が残るおそれがあります」となっており、ツーリングのインパネは、合成皮革(PU(ポリウレタン))の化粧仕上げになっておりますので、最初からネジ止め固定をするつもりで買いました。
助手席の目の前にあるインパネにネジ止めで穴を開けることになりますので、ネットで売りに出ていた中古インパネに交換してスマホホルダーを付けることにしました。(元々、車両に付いていたインパネは取り外して保管)
タッピングビスでの取付けになるので、突き出したビスの先端がインパネの裏側の部品に当たらないか?確認のために、念の為、インパネを一度外してから作業を行いました。
このインパネは、以前に別の作業で取り外したことがあります。インパネ(品名 インストルメントクラスタ フィニッシュパネル ガーニッシュASSY)の外し方は、こちら↓の整備手帳にしてあります。
・グローブボックス照明取付け(2022.10.29)
https://minkara.carview.co.jp/userid/766725/car/3198151/7100348/note.aspx
(インパネ脱着は以前書いておりますので)この整備手帳では、当方なりに感じた留意事項等を中心に書きたいと思います。
今回は、同じDA周りの作業となるTOON Xの取付けと同時に行っています。
3
使ったインパネの品番の刻印の写真。
パーツカタログ上の品番は、55470-12101-C5。
部品の刻印とパーツカタログの品番は、読んだままでは、完全一致しません。
トヨタでは、ふつーなのでしょうが、マツダや日産は部品の刻印等は(原則として)一つしかなく、その部番はパーツカタログと完全一致でした。
4
粘着固定用の両面テープは、3M VHB。基材は白色で、厚さは1mm程度。工場出荷時でスタンドに貼り付けられています。ビートソニックの案内、実物の見た目と用途から 3Mの超強力両面テープ プラスチック 塩ビ用と思われます。(超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途の可能性もある)
この両面テープは、自動車用 内装アクセサリーに付属していることが多い3M VHB 5952(基材 灰色/ライナー 赤色)より強力な両面テープです。超強力 プラスチック 塩ビ用は、基材が白色のため、濃いグレーや黒っぽい色が多い自動車内装では避けられる傾向があるのですが、これは貼り代を抑えて、白色が目立ちにくい設計にしているように感じます。
事前にフィッティングを試みましたが、工場出荷時の姿では、運転席側への首振りが足りない印象でした。
スタンド下部はネジ止めとなっており、これを外して脚の部分を90度毎に調整できるようになっており、当方は90度変えて、運転席側に向くようにしています。
見ての通り、ネジはスタンド下部の裏側にありますので、貼り付けてしまうと調整は出来ません。事前に(好みの)アングルを決めて調整の要否を確定しておく必要があるかと思います。
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ネジ止め固定のネジ穴です(2箇所)。
見ての通り工場出荷時では非貫通になっています。ネジ止めは少数派でしょうから仕方ないところです。メーカーの案内では、内径3.1mm。
ねじは付属していませんので、別途、黒タッピングビス 3×10mmのトラスねじ(ドライバーはPH1)を調達しています。
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インパネを開けたところ。
スタンドを貼りたいと思ってところの左側にコネクタがあることが判明。
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(この時点ではインパネの板厚がわかっていないため)ビス自体のL寸は10mmですので、突き出して当たる可能性は低いと感じましたが、念のため、コネクタをかわすように付けることしました。
(写真は、コネクタ位置の目印をインパネに合わせてみたところ)
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インパネを脱脂してスタンドをVHBで貼り付け。下穴を入れてからビス止め(2本)。
(ビス止めなのでVHBで貼らなくてもいいのですが、将来、剥がす時の具合いをみたい、という個人的興味で貼ってます)
写真は、インパネ裏側に飛び出してきたビスの先端部。
ピンボケでわかりにくいですが、飛び出したのは、2mm程度でした。
結果論ですが、リブより短くて済んでいますので、この程度でしたら、ビスの先っぽの飛び出しは心配無用でした。
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運転席側からの見え具合を調整した後のスタンド+ホルダー。
この場所なので、けっこうな角度になります。
VHBを使っていますので、貼付け後は安定化のために24~72時間経過後、スマホを載せた方がいいのですが、今回はビス止めしていますので、安定化は無視。
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運転席側からの見え具合です。
手元に近いとは、いい難いですが、無理をしなくても届く範囲です。
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L寸 10mmのタッピングビスを使えば、裏面への飛び出しは、無視できるレベルですので、わざわざインパネを取り外す必要はなく、いきなり、インパネにネジ止めでもいいかと思います。
当方は最初からネジ止め固定しましたが、粘着固定も、一応検討はしました。(調べたことをメモとして載せておきます)
以下、3Mのマニュアルより引用。
代表的な素材の表面エネルギー(10-3 N/m)(抜粋。数値が小さいほど接着力が弱くなる)
・ステンレス 700~1100
・アルミニウム 840
・ガラス 255~500
・ポリウレタン(PU) 43
・ABS 42
・ポリカーボネート(PC) 42
・塩化ビニール 39
・アクリル 38
・ポリエチレン(PE) 31
・ポリプロピレン(PP) 29
引用終了
自動車内装の樹脂部品で打ちっぱなしになっているのは、ほとんどがポリプロピレンで、両面テープが一番苦手とする素材です。
合成樹脂は成分調整により特性が変化しますので、短絡的な結論付けはよくありませんが、ツーリングのインパネに使われているポリウレタンは樹脂類の中では接着性が良い方ですので、3Mの「超強力 プラスチック 塩ビ用」や「超強力 プレミアゴールド スーパー多用途」ならビス止めはしなくても大丈夫かな?とも。
ただ、両面テープの接着性は確保できても、ツーリングのインパネは、布状のポリウレタン素材を化粧仕上げで張ってあるだけなので、長期では(合成皮革ですので)延びてしまうかもしれません。
(そんな事情からメーカーは、プラスチック・金属以外は貼付け禁止にしているのでしょう)
▼関連リンク
・3M VHB両面テープの貼り方(2012.3.29)
https://minkara.carview.co.jp/userid/766725/blog/25927057/
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