| メーカー/モデル名 | 日産 / フーガ 250GT(AT_2.5) (2019年) |
|---|---|
| 乗車人数 | ２人 |
| 使用目的 | レジャー |
| 乗車形式 | レンタカー |
| おすすめ度 |
4
|
|---|---|
| 満足している点 |
・ハンドルはV型スカイラインシリーズより軽い ・全体的な質感が高い ・静粛性はかなり高い(スポーツタイヤ寄りのSP SPORT MAXX 050を装着していましたが、コレをコンフォートタイヤのレグノなどに置き換えればさらにロードノイズは低減することができるでしょう) ・舗装が粗い路面でも乗り心地が良い(タイプSになるとタイヤが薄くなり、足回りも硬くなるので乗り心地は全く別物になります。要注意) ・ナビも反応が早く、比較的直感的。 ・フォレストエアコンによってなされる自然風のような演出。（香りは人によっては牧草の匂いがすると言ってダメな場合あるようです） ・シフト制御は滑らかさ優先で変速ショックが少ない。 ・低速のギア比が最適化されていて60キロまでの加速はV36スカイラインの2.5Lより滑らか、かつうるさくない。 ・レーダー式オートクルーズは135kmまで設定可能 ・追従時の加減速はプロパイロット2.0よりも滑らか（反面、グッと設定速度まで加速して欲しい時にはおっとり加速していくのでじれったいかも？） 急な加減速を行わない制御なのでv37比で快適性が高い。 ・たっぷりとした座面の素材で座り心地が良い。 ・座面の長さが国内専売車よりもしっかりと長さを確保されており疲れず快適。これは世界戦略車であることの恩恵。（マークX、クラウンなどは座面が短い事がある） ・シートのサイドサポートはしっかりと張り出しているため横Gがかかっても体への負担が少ない。 ・ウインカーレバーの音が上質（倒すと静かに「コッ」と言い高級車然としている） ・グローブボックスがFRセダンとしては広い。（車検証と説明書を一式入れた上て箱ティッシュ入ります！最高） ・助手席オットマンは大好評。すぐ眠気に襲われていました。  ・トランクがFF、FRのセダンの中でなかり広い。ゴルフバック4本は余裕で入り、さらに他にもまだ積めそうです。  ・トランクのイージークロージャーが最高(中期型以降からの装備？)。かるくトランクフードかぶせるだけで静かに閉まります。 ・フロントの総アルミスカッフプレートがおしゃれ（リアシートは無塗装プラで台無し） ・物理ボタンたくさんで操作しやすい（アナログ人間） ・車速感知式ドアロックが標準装備  ・助手席を前に出し気味にすれば後部座席では足を組める  ・アンバーの車内灯は上質で優しい室内空間を演出します。白いLEDよりも車の雰囲気にマッチしている。 ・純正オーディオでもサラウンド機能があり、かなり良い音を届けてくれる。BOSEサラウンドシステム搭載車にもぜひ乗りたくなる。下手に社外品に交換すると音質低下を招くのでもし交換するなら多少お金を出しても音質の良いものを。 ・燃費が思ったよりも良い。首都圏にて高速を含みますが渋滞に巻き込まれながらも2名乗車で8.5kmでした。 ・見えにくい部分のボルト、ナット類もしっかり防錆処理されたものを使用している。(エンジンルーム内、下回りも然り)  【その他】 ・ワイパーはそのまま立てようとするとボンネットに当たります！！ エンジンオフ後、1分以内にワイパーを2回オンの方向に動かすと立て位置にアームが移動しますのでその後に立てましょう。 ・アイポイントは座面位置が高いためV37スカイラインよりもわずかに高い。 |
| 不満な点 |
・リアスカッフプレートがプラ製(スカイラインもそうだけど、どうしてこうなった。詰めが甘すぎる)  ・ハザードランプスイッチの場所または形状が悪い。（非常時にとっさに扱いたい時や、運転手にトラブルが発生した時に助手席から素早くハザードを動作させることができない。）北米、欧州で売るつもりならなぜここに拘らなかったのか。 ・後部座席の運転席側は足がシート下にあまり入らないので、クラウン、カムリ、レクサスGSなどに比べると上下（床からシート下面までの距離）方向は少し窮屈。（それでもv36、v37スカイラインに比べると相当広く作っているので良い！） ・すべてのドアにドアサイドにドリンクホルダーがない。特に後席は灰皿などと言うふざけたものをつける暇があるなら、センターコーソールにオプションでも良いから付けられるようにしておくべきだった。 ・ドアポケットの内張りがむき出しのプラでカタカタと中が鳴りやすい。中がフェルト貼のV37、V36スカイラインにここは負けている。  ・2.5L十分に加速が速い車ではあるとさせていただいた上で、一言…高級車としての絶対的な余裕のある加速力という意味では2.5Lでは足りない(全メーカーに言えますが)。『瞬発的な加速力を重視』する私の場合Y51フーガならば3.7Lか3.5Lハイブリッドが個人的には良い。(一般的な運転の仕方でそのようなシーンは無いと思うので2.5Lでも大いにアリと思います) ・トランクマットの下の防音処理はもうひと頑張り。と思いますが十分静かです。  ・前席アームレストボックスのロックがプラのタッパーのような質感。開け閉めするとガッカリするので使わない方がいい。 ・エンジンオフ後に自動でミラーが格納されない（北米メインだからデメリットというほどでは無い） ・自動防眩ミラーがオプションですら選べない。この車格としてはあってはならない。本家INFINITYでは設定できるのになぜ？ ・リアアームレストの使い勝手が極めて悪く、ドリンクホルダーを使うと肘を置けなくなる。ショーファーカーとして使うなら全くの不向き。（VIPグレードではこの指摘事項は解消されるが、高い）   ・リアのエアコンㇷ吹き出し口はとてもプラスチッキー。メッキの縁取りもない点はスカイラインハイブリッドよりも高級感を喪失している。  ・降雨、降雪でリアの視界がゼロになる。リアガラスに撥水加工をしっかり施さないとならない。リアワイパーをどう頑張っても付けられないため降雪地ならもはや致命的。 ・2009年に発売開始され、2021年3月時点で発売から12年目のモデルため他社の高級車と比べてしまうと装備と内装の古さがある。2015年のビッグマイナーチェンジでも内装はほぼ変わっていないので2009年で時が止まったかのよう。 |
| 総評 |
       ・高級ドライバーズカー、かつ快適に人を目的地に届けることができる車。 ・オットマン付きの助手席が1番快適。 ・落ち着いたエクステリアとインテリアは曲線を基調としていて騒がしくない。 ・シートの良さは乗ってみて体感をして欲しい。 ・燃費は2.5Lとしてのパワー感と車重を考えればかなり良い。 ・縦置きV6エンジンならではのサウンドは心地よくもある。スカイラインシリーズと違ってエンジンサウンドは静かめにチューニングされており煩くない。（タイプSは逆に聴かせる設計になっています。） |
| デザイン |
5
|
|---|---|
| 走行性能 |
5
・ゆったりと落ち着いて乗る車ですが、走行性能は高い。
・超高速走行の性能は先代フーガかV型スカイラインシリーズの方が得意。 |
| 乗り心地 |
5
トヨタ、レクサスの高級セダンに比べると負ける面もあるが、かなり良い方に入る。
レンタカーが履いていたタイヤがダンロップのスポーティータイヤなので、コレをレグノやビューロ、デシベルなどに履き替えれば間違いなく快適性と静粛性は変わる。 ※タイプS系は乗り心地かなり硬いので評価が異なります※ |
| 積載性 |
5
座席周りの収納はそれほど多くはないですが、その代わりトランクが広大。シートが倒せないため長尺物は得意ではないですが、サーフボードを積みたいなどで無ければおおよその物は積めます。
|
| 燃費 |
5
2.5Lで1.7トンの車体+人を運んで8km以上走るのだから上出来でしょう。
どうしても気になるなら積載性が犠牲になりますが3.5Lハイブリッドは多少マシになります。 （燃費を求めるならトヨタ系セダンのハイブリッド一択） |
| 価格 |
3
(★3は新車価格の評価。中古車価格は★5)やはり2009年発売開始の12年目のモデル、かつ日産がマイナーチェンジを頑張れなかった事が大きい。500万円以上クラスの他社の高級車と比べてしまうと内装の設計や運転支援の古さが嫌でも目につく。新車販売でトヨタ系やドイツ御三家と戦うには価格面で圧倒的に不利。
その反面、中古車価格はかなり控えめのため国産高級車をお買い得に手に入れたいならオススメ！ |
| 故障経験 | レンタカーのため無し。基本的に2.5Lガソリンモデルは熟成されており、故障も少なく維持費もそこまで高くないはず。 |
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