紅葉を見ながら廃線跡巡り（白糠線）

今月4回目のドライブしてきました。

前回までは、雪が積もる前に、でしたが

今回は趣向を変え、秋の風景を楽しむ、と
ご理解の程、お願いします。


前回の日勝峠は、なかなかの霧でしたが、今日は綺麗な朝焼けを拝めました。




何処へ行ったかと申しますと、釧路の手前、白糠町に行き、そこから
１９８３年廃線になった白糠線を辿り、駅舎は残ってませんが、
蛇行する茶路（ちゃろ）川に架かる橋梁を見てきました。

橋ということで、今日のドライブBGMは
王子のグラフィティ ブリッジ（1990）。　　　ん～ 単純。




先ずは、廃線になった白糠線の起点駅、白糠駅におじゃましま～す。



白糠線は廃線ですが、白糠駅は現役バリバリ、週３回です。




帯広方面から来ると左折して 国道３９２号線に入ります。



白糠線とは、白糠駅 ～ 北進駅　　７駅　　営業キロ 33.1キロ

１９６４年　白糠～上茶路（5駅目）　開業

１９７０年　上茶路～北進（終点駅） 線路は完成
しかし開業したら確実に赤字になるため、国鉄が開業を拒否し、放置

１９７２年　全線（白糠～北進）開業
1970年、上茶路炭鉱閉山による周辺の過疎化を鑑み、国鉄は開業を拒否してたが
当時の運輸大臣（北海道出身）と、白糠町長が 結託 地方創生等を
理由にめでたく？開業。

おまけに終点の北進駅。
周辺は 二股 と言う地域名だが、線路をもっと北に伸ばして本別、足寄まで
繋げる予定で、駅名を 北進 と命名。

１９８３年　営業係数 約3000円という全国でトップクラスの赤字がたたり
全線廃止！　　特定地方交通線 廃止第1号！

鉄道開業でよく言われる、我田引水 ならぬ 我田引鉄 とは違いますが
ツッコミどころ満載、それが白糠線です。
　（あくまでも私感ですので、ご指摘・クレームは許してちょ）


沿線を約15kmほど走ると、第3号橋梁が見えてきました。



橋に ３ と書いてあるから、たぶん第3号橋梁でしょう。
もし違ってても、流して下さい。
ついでながら、私の説明の多くは、その場の雰囲気、wikiのまるパクリ
想像、憶測、妄想ですので、ご了承願います。


縫別駅付近、たぶん。




ん～、熊が出るか～。　まぁ周辺、山だらけだからね～




と、思ったら、出た！



な～んて、猫のタマちゃんですよ。
野良熊なんて、そうそう出ません。


はい、いつもの、北海道と言えばの、牛。




白糠線は、蛇行する茶路川と並行して走るため、２３の橋梁があります。
そのため延々と橋の写真が続きます。



SLを走らせたら、絵になるでしょうね。




国道の頭上にも架かってます。　　カネもかかってる～。






景色はいいんだよね～。
でも都市部から遠いから、集客商売は厳しいか～。




そして唯一残ってる、上茶路駅のホームを目指します。
入口はここ、道道６６５号線。　って、これが道道？



ここから20～３０ｍ行きます。　車は無理と判断し、歩きです。
僅かな距離とは言え、熊と出会わないとは限りません。

それを予測し、急場措置ですが、準備はしてあります。



ただ、これで急場を凌げるか、ちょっと不安。


周囲を伺いながら進み、ついにご対面。　わくわく。















天気が晴れてて 紅葉時期でよかった。
贅沢を言わせてもらえば、
早朝の、深い霧に包まれた景色も見てみたい。

その後、北進方向に北上して、保静橋の手前を右折して




橋梁を、上から見下ろすことができました。






猫のタマちゃん、牛、サフォーク羊？には出会えましたが、熊には出会えず




十勝のソウルフード、インデアン カレーでランチして



夕方無事帰宅。　　走行距離 600ｋｍ



遠くて、そう簡単に来れる場所ではありませんが
また必ず見に来たくなる、素敵な景色でした。