実は昨日の話なんですが(笑)
自分のお盆休みは16日までなので残すところあと2日。
カミさんは15日までしか休みが無いのでお盆休み最終日(笑)
勿論「お墓参り」とかも既にすませてあります。
日中の暑い時間を少しでも避けられればと、「どこか涼しい処へ行ってこよう」ということになりまして、ちょっと距離はあるんだけども、以前から一度行ってみたかった、長野県の超有名な「ゼロ磁場」と云われるパワースポット「分杭峠(伊那市長谷(旧長谷村)と下伊那郡大鹿村の境に位置する標高1,424mの峠)」まで行ってきました。
朝は、いつも通り午前5時に起床。
そして、いつも通りに朝ご飯を食べたりして、身支度を整え終わると大体午前6時ちょい過ぎ。
いつもだとカミさんは午前6時半には出勤、自分も午前7時ちょい過ぎには出勤しているんで、朝、起きてからの行動パターンはいつも通り。
そんな訳で、午前6時30分過ぎには夫婦揃って出発できちゃう我が家。
ちょっと遠乗りなので早めに出られるのは好都合。
この日に備えてエバポレータの清掃をしてもらって冷房能力の回復を図っておいたマレッサに乗って出発。
途中、燃料が半分くらいしかないので給油、国道254号線で内山峠を越えて佐久市から国道142号線へ。
望月町へ出て県道152号線に入って雨境峠手前までショートカットすればすぐに白樺湖。
白樺湖からは大門街道こと国道152号線で茅野市をスルー、すっかり道が良くなった杖突峠を越えて伊那市高遠(旧高遠町)を経て伊那市長谷(旧長谷村)の分杭峠手前の粟沢地区にある「分杭峠シャトルバス」乗り場駐車場へ到着。
この間の所要時間、凡そ3時間半ちょい。
この高遠あたりからが火伏の神「秋葉神社(静岡県浜松市)」への古(いにしえ)からの信仰の道「秋葉街道」の本領で、高遠市街から旧長谷村を抜けて南に向かい、分杭峠を超えて更に南へと至る国道152号線は、日本最大、最長の巨大断層地帯である中央構造線に沿って作られているため、地質的に非常に脆く、崖崩れなどで度々通行止めになる事があるそうだ。
分杭峠付近はこの中央構造線の末端区間にあたり、また、日本海と太平洋の分水界でもあるそうな。
さてさて。
駐車場に車を停めて、シャトルバス乗り場脇の売店でバス乗車券と分杭峠周辺環境整備のための協力金、併せて1,000円ナリのチケットを購入。
バス乗り場で待つ事暫し。
可愛らしい28人乗りのマイクロバスがやってきました。
お盆休みだからか自分達の他にも結構な観光客が来ていて、一度には乗り切れない程。
満員の乗客を乗せたバスに揺られて約15分、分杭峠駐車場に到着。
肝心のパワースポットの「気場」までは徒歩で数分。
「気場」と呼ばれる場所は緑の木々に囲まれた急峻な谷の中腹に木製のベンチなどが造られている他、囲い等もあって何とも言えない雰囲気。
皆さん思い思いに「大地の気」を感じようと両手を広げて深呼吸をしたり、何やら物思いに耽ったりしていました。

十分に「大地の気」を感じられたかは別として、暫し緑の中で寛いだ後、もう一つの目的地「分杭峠」そのものへと移動。
シャトルバスが止まる駐車場のすぐ脇の坂を登るとそこが峠。

国道152号線の峠脇には(江戸時代の)高遠藩が他領(南方は天領)との境界に杭を建て目印としたことに由来するといわれる「従是北高遠領」の石碑と、現代の分杭峠の標式があった。

(写真は峠付近の国道152号線の「おにぎり」、高遠方向を遠望する感じで撮影)
この日、シャトルバスは続々とやってくる観光客を乗せて2台が交互に峠駐車場と麓の駐車場を随時往復していました。
途中の道路は激狭の区間も多く、「これ本当に国道?!」と呆れてしまう程の体で林道と見紛うばかりの狭隘道路。
そこを通り抜けする車も意外とあるので途中でのスレ違いがこれまた大変!
いやはや、粟沢地区までの途中にあった「中・大型車両通行止め」の標識に納得(苦笑
群馬・長野県境の国道299号線十石峠も似た様なもので思わず笑ってしまった程。
暫しの休息の後、再びシャトルバスに乗って麓の駐車場まで戻ると、峠行きのシャトルバス乗り場は大混雑。
どう見てもバス2台分以上の人が待っている状態で、結構な待ち時間となっている模様。
早めに着いて混まないうちに峠に行くことが出来て良かった。
今度は自分の車で峠を越えて下伊那郡大鹿村へと国道152号線を辿ってみることに。
峠から少し下ったところに中央構造線北川露頭という標識を見つけて立ち寄ってみた。

上の写真が北川露頭の現物。
崩れた斜面の右側と左側で全く色・地質が異なっている。
まさに中央構造線(断層)の境界上に自分が居るのが解る。
恐るべし中央構造線!
大鹿村に向かってさらに川に沿って次第に高度を下げていく国道152号線は相変わらず舗装された林道程度の狭隘道路。
途中に民家は勿論、すれ違う車も殆ど無く、結構走って人家がまばらに出てきたと思ったら大鹿村の中心部付近だった。
分杭峠案内所で貰った地図で確認したら、道の駅「歌舞伎の里・大鹿」があったので立ち寄り、午後1時近くになって漸くお昼ごはんにありつくことが出来た。
道の駅のレストランで遅めの昼食を取り、後は帰るだけ。
本当は国道152号線を更に南下して遠山郷(旧上村)へと抜ける地蔵峠まで行きたかったのだが、無情にも「(国道152号線)地蔵峠は通行止め」の標識が出ていたので潔く諦め。
帰りは県道で松川町へ出て国道153号線で伊那市へ。
今度は国道361号線を通って再び高遠へ抜け、高遠からは再び国道152号線で茅野市を通り抜けて、朝来た道をひたすら戻って帰宅。
家に着いたのは午後7時少し前。
走行距離約400キロ、所要総時間は約12時間(苦笑
途中で満タンにした燃料も、ほぼスッカラカンにまで減ってました。
久しぶりに長時間走ったので疲れが出て、夕食を食べて風呂に入ったら「バタンキュー」。
いやいや、でも行ってみて良かった。
道の駅「歌舞伎の里・大鹿」のレストランで食べたお昼ご飯も美味しかったし!
また機会があったら行ってみたい。
ちょっと遠いし時間もかかるから、今度はどこかで一泊してね(笑